シーバス スレ対策まとめページ テクニック、ルアー、タックル
スレ対策 ルアー、タックル、テクニックの個別ページ
基本的にスレ対策は弱めのタックルで小さいルアーを使いじっくり慎重にというのがポイントです。速い動きや大きいルアーはスレ対策ができないので注意が必要です。
次にワームとシンペンはスレ対策で絶対必要なので基礎的な使い方やハマるシチュエーションなどは頭に入れておきましょう。
- ルアーごとのスレ対策できるか目安表
シンキングペンシル→◎ | ミノー→△ |
ワーム→◎ | トップ系→× |
ビッグベイト→〇(パワーフィネス) | バイブ、スピンテール→× |
基本的にスレ対策で使えるルアーは決まっています。特殊なのがミノーで細めのリップレスミノーなら十分使えますが、大型のリップ付きミノーだと厳しいです。
次はビッグベイトでドリフトや完全に巻かないドリフトなどを使えばスレ対策(スレ対策というかごまかす感じ)で使うことができます。
トップ系やバイブレーションは元のアピール力が高すぎるのでサイズを小さくするゆっくりアクションさせるぐらいしかできません。
田中おススメのスレ対策用ルアー
マニックはトップ系に近いシンペンですが、ほとんどアクションせずに表層を探れます。ベイエリアや河口のトロ場でも使えるのでおススメ。
ハニートラップは河口でのドリフトなどで使えます。やや振りが広いスラロームなので動かし過ぎるとしんどいですがデッドスローで流すのがポイント。
ワンダーはベイエリアや流れの弱い河口でおススメ。河口系のシンペンよりもワンサイズ小さいのでここぞという時は使用しましょう。
サスケ95はリップレスミノーでもかなり細くアクションもおとなしいのでスレに強いです。シンペンやワームが苦手な方はどうぞ。
アルカリはワームでのスレ対策で強いです。ジグヘッドは5gがおススメです。
その他いろいろはシーバスルアーインプレかデータベースからどうぞ。使うルアーは全体的に遠投して広く探るルアーよりもスレ対策に強いルアーを好んで使うので参考になると思われます。
スレ対策Q&A
- スレてないシーバスポイントはありますか?
河川、河口、ベイエリアは安心してください、年がら年中スレてます!(笑)
一応地磯やサーフならスレてないポイントは多いですが、そもそも釣り方自体にスレ対策が必要ないケースがほとんどです。一般的な河川、河口、ベイエリアは全てスレていますのでスレ対策から逃れることは不可能です。従ってないですね。
- スレ対策できているかどうかよく分からないです
これは以下に当てはまっているとスレ対策できないので参考にしてください。
- 釣果がまばら
- 釣れるシーバスのサイズに統一感がない
- 銀ピカのシーバスばかり釣れる
これらに複数個当てはまっているとスレ対策できてない可能性があります。上のシーバスを見てもらうと分かりますが居着きでどす黒いものがほとんどです。
このように銀白色で臭みがないタイプは99%回遊系です。河口や河川でも回ってくるのでこういったのを釣っているとスレ対策はほとんどできてないです。
スレ対策ができると釣果がかなり安定する、釣りが上手くなる(上手くなるというか上手くやらないと反応なし)、割といつでも釣れる(その場にいる奴をねらうので)こういったメリットがあります。
あと釣るまでの過程が面白いですね、なので私の釣果のほとんどは居着き狙いです。逆にサーフや湾頭での回遊待ちなどはあまり好みません。
- パワーフィネスとは何ですか?
これは要はでかいルアーでアクション面でスレ対策にアプローチするという感じです。
一般的にビッグベイトやビッグプラグはボートでのコノシロパターンや晩秋の落ちアユパターンなど大型シーバスの活性が高い時に大型のルアーで狙うスタイルがほとんどですが・・・
こういった狙い方でなくて活性が低い居着きの大型をゆっくりねっちょりビッグルアーで狙うというスタイルがパワーフィネスです。これは現在も研究中で実績もぽつぽつあります。かなり難しいですが今後こればかりやっていこうかなと思っています。
- ルアーのパッケージやYouTubeなどでスレに強いとありますが本当ですか?
これは噓の場合が多いです。(意図的に嘘かどうかは分からないですが、とりあえずスレに強いとかスレ対策とかかいときゃいいだろ的な感じは伝わります) まあメーカーも商売なんであとは察してください(笑)
あと雨後とか秋などでは居着きも浮いてくるのでそれをパーッと釣ってスレに強いと勘違いするケースも多いですね。
正直言うとデータをとって浮いているタイミングや活性が高い群れが入ってくる情報を知っているとスレ対策自体が必要ないですからね。
シーバスは全体的にパイロットルアー向けのスペックのルアーがかなり多く明らかにスレ対策できなさそうなルアーでも書いてあることがあります。
- スレ対策用のルアーが多いメーカーはどれですか?
ダイワのモアザンの大野ゆうき監修モデルはスレに強いですね、あとオヌマンのピックアップのルアーも強そうなのが多いです。
逆にシマノやメガバスのルアーはハイアピールのものが多い印象が強いです。(細かく見ていくとスレ対策に使えそうなルアーはけっこうある)
2010ごろから徐々に小型化やスリム化が進んでいるので各社スレに強いルアーやスレ対策で使えるルアーはあるのでお好みでOKです。
最近はルアーを選ぶのがめんどくさいのでシマノのエクスセンスシリーズで統一することが多いです。なのでルアー面というよりはキャスト精度やドリフトなどでごまかして何とか食わせています。
ベイトでパワーフィネスをする時に使うルアーはブラックバスの動画をよく見たりして精査して選んでいます。(値段が高いので失敗したくない)
- スレ対策のカラーは何がいいですか?
細かく考えるよりはルアーの原則に従って使い分けましょう。
あまりに派手なドチャートや銀ギラのホロは見切られやすくなり警戒度も上がるので慎重にいきたい場合はブラックなんかも織り交ぜて行きましょう。
上を参考にしてください。
- スレ対策って要はワームばかり使えばよいってことですか?
正解です。多少飛距離やアピールも必要な場合がある時は重めのジグヘッド+大きめのワームというように調整も容易ですし、VJのように広く探る用途のワームもあります。
サイズ不問で過度に飛距離が必要でない場合は年がら年中ワームでOK。ワームだとローテーションも楽ですし値段も手ごろなのでもっと使った方がいいと思います。※居着きのランカー狙いのスレ対策だとワームだと釣るのは難しいです。
ルアーインプレの作成のためにミノーやその他等使いますが、そういった制約がない場合はスレ対策はほぼワームで対応できます。(ウェーディングだとシンペン)
- 遠投してスレ対策ってできますか?
これは微妙ですね、一応スレ対策で釣る=居着きで接近戦になることがほとんどです。
例えばオープンエリアなどはつく場所がなく水深も深いのでベイトに着いたシーバス狙いになります。こうなるとマッチザベイトさせて見切られないようにするみたいな感じになるのでスレ対策とはかなり意味合いが違ってきますね。
あと遠投性を重視するとどうしてもルアーが重くなる、重心移動でガチャガチャ音がする、タックル自体が強靭化するなどスレ対策からどんどん離れていってしまいます。
釣り方自体も遠投してある程度速く広く探るとなってくるとスレ対策とはかけ離れた釣りになってくるのでちぐはぐになってきますね。
こちらはトライデントでの釣果ですが、どうしても手前の反応が悪かったので遠投して流れのよれ+ストラクチャー狙いに切り替えましたが、これをただ遠投して河川内を打ちまくるだとスレ対策といえるのかってなってきますからね。
シーバスはどちらかというとただ釣るよりは狙って何やっているか分かったうえで釣らないと意味がない気もしますから、遠投してというよりはしっかり手前のスレ対策をやった方が絶対いいと思います。