質問コーナー スレたフィールドでの壁打ちなど
質問内容
こんにちは。はじめまして。
○○市在住のmengyと申します。
前のブログの時からいつも記事を読ませて貰っていて、本当に勉強になります。
早速ですがご意見いただきたくて、問い合わせさせていただきました。
わたしは普段、○○市中心部を流れる○○川と河口部、港湾部で釣りをしています。
周辺は街灯や釣り人が多く、潮の満ち引きによる流れの変化が非常に大きいポイントです。ベイトはコノシロ、イナッコ、アジゴが多いようです。水深は満潮時で6mくらいでしょうか。ボトムは泥です。シーバスの数はかなりいるようで、街灯の下ではうようよ群れているのが見えます。
岸壁の際に多く着いているようなので、夜にテクトロで明暗の境目を通して狙っているのですが、1回の釣行で1アタリあればいい方です。しかもその当たりもコツンとつつかれるだけでなかなか乗りません。ワームを通しても基本的に追ってくるだけで反転して帰っていきます。そんなわけで、バラしも含めると数釣行に1匹釣れるくらいです。
またルアーを流すような釣りも流れが変化して30分のうちに逆向きになったりするせいか、うまく行った試しがありません。
使用タックルは、
スカイロード(メジャクラ)のベイトモデル
フエゴCTにフロロ3号
もしくは
アピアの中古シーバスロッド
アルテグラにPE0.8号 リーダー2.5号
今まで釣果が出てるルアーは、マリブ68,78、モアザンソラリア70f、ラパラCD7,9、アジング用ワームです。チャート系の色をよく使っています。バイブレーションや岸壁ジギングでシーバスが釣れたことはありません(根魚は釣れます)。
長くなってしまいましたが、どうやったら釣果が安定するようになるでしょうか?ご意見いただければ幸いです。
以下回答
こんちには! 早速いきますね~。
- 足元や街灯周りのスレたシーバスを狙うならルアーを変更しよう
釣り人も多くなかなかスレてますね。結構ひどくスレている感じですね。まーでもどこもそんな感じなので仕方ないですね。まずバイブレーションで反応しない釣れていないということはかなりウォブリング系に耐性があるのでルアーチョイスが重要になってきます。
マリブはまあいいとして、CD7,9やソラリアはウォブリングするので風+濁りなどがない限りは使わなくてもいでしょう。あとチャートも良くないですね。確かに夜なので使いたくもなると思いますが、基本街灯周りスレていて壁打ちする時はチャート系は全て封印しても大丈夫です。街灯がある時点でデイゲームと同じなのでシーバスからするとルアーが見えすぎてしまいほぼ見切られてしまいます。なのでホロ系やクリアー系のみでローテーションするのがおススメです。
もし仮に今のままのルアーで勝負したいのなら釣行を風が4m以上ある日の大潮、後中潮周りに限定するとやや安定すると思います。
もし私だったら、ワンダー60(塗装をはいでクリアーカラーにする)、マニック75、小型スピンテール、トライデント60、各種メバル用シンペンなどでやると思いますね。せこいようですがこれぐらいしないと安定して釣るのは最近のフィールドでは難しいと思います。特に状況を選ばずに適当に行って釣りたいのならなおさらですね。ちなみにワームも先行者に使われるとすぐに反応しなくなるので注意してください。
恐らく質問のような状況に非常に近い街灯周りでの釣果ですね。メバル用のユラメキなどでないと高確率で見切られます。
- 壁打ちする際はキャストして行おう
テクトロは確かに釣れるんですが影が一ミリでもうつると釣れないと思ってもらって結構です。特に水中から見ると屈折して見えるので仮に影が映っていなくもシーバスからは丸見えなので荒れていないとなかなか難しくなってしまいます。なのでシーバスが着く明暗の境から10m以上離れてキャストで丁寧に打っていった方が釣りやすくなります。各種シンペンなどを細かくルアーテーションしながら明暗のちょうど真上を通すようにロッドを立ててゆっくり巻くと見切られていない限りは高確率で食うのでおススメです。
- 逆にリアクション系で数多く回るのもアリ
ベイトタックルがあるのでジョイクロやx-80マグナムを用意して壁打ちしまくるのもアリですね。例えばジョイクロなどのビッグベイトは多少スレていても集魚力があり数等すれば釣れるシーバスは必ずバイトしてくるので街灯周りと目立ったストラクチャーだけを打って行って海側の河口から上に向かってどんどん打っていくのもありだと思います。
地図上は堰がないのでかなり上流にもいるはず・・・実際私もベイエリアで壁打ちする時は10~15ぐらいの常夜灯は回りますからね。私の地域よりかは圧倒的に街灯周りは多いはずなので数で攻めるのも有効です。ビッグベイトを使う際は普通に巻いて明暗の境を狙えばOKです。この場合は普通にチャート系でも食ってくるはずなのでカラーも気にする必要はありません。
地図的に見ると市内部の方にまで居る可能性が高いですね。というか堰がない限り何キロも上がるんで注意。
- どうしても安定が難しい場合は通常の河口の釣りにシフトすべし!
その川を地図で見たんですが結構でかいですね。さらにベイトがコノシロやサバ、イナッコと豊富なので通常のミノーやバイブレーションを使った河口の釣りにシフトしてもいいかもしれません。
これだけの川だとシーバスも相当な量がいるので入ってくる時間帯や回遊しているルートを探った方が逆に効率がいいかもしれませんね。実際河口や河川の釣りはテクニックというよりはいつシーバスが食うかの把握、いつ回ってくるのかを知っていた方が釣れますからね。恐らくそのポイントでよく釣っている人らはそういった時合の把握を知っているだけなので時間帯や立ち位置などを真似れば釣れそうですね。
特に○○川の海に一番近い側の橋脚の上流側で満潮から干潮付近まで80mぐらい飛ばしてバイブレーションや飛距離の出るシンペンでひたすら探ってを繰り返していつ上流からシーバスが落ちてくるのかを何回もやって調べるようにしてください。潮位差が高いので下ってくるタイミングは絶対にあります。同様に下げから満潮までで上に上がってくるのを待つのも調べてください。
時間的に厳しい場合は朝まずめに絞って港の方の流れが効いている場所でナブラ打ちするとかもいいですね、もしかすると下手にスレた壁打ちをするよりかは上のように朝まずめに絞るとか、ドリフトで回遊待ちする方がでかいシーバスを狙えるかもしれません。
規模が大きいのでそれにあった釣りをやった方がいい場合もあります。このサイズの川だとスレたシーバスよりも上がってくる、下がってくるベイトについたシーバスを狙った方が絶対安定すると思います。そうなるとタックルはワンランク強くする必要があるので注意してください。
- 足元のスレたシーバスはほっておいた方がいいかも
- 沖にいるベイトに着いたシーバスや海から上がってきたシーバスを狙う
- 干満差がたかいので時合は一瞬、なのでいつ釣れるかをしっかり把握する(河口では超重要)
- どうしてもきつい場合は朝まずめに絞る
うーむ、現地にいければ簡単に教えることができるんですがね~。難しいですね。遠い! もしかしたらセミナーとかするかもしれないんで期待して待っておいてください。