質問コーナー シーバスが7月から急に釣れなくなった原因とアドバイス
質問内容
今年の3月からシーバスをはじめた初心者です。
いつも勉強させていただいてます。
シーバスラボさんのお陰で2か月のショートバイトすらなしの丸坊主苦行期間を脱することができ、5月は坊主率もだいぶ低くなって24匹ほど釣ることができました!
ところが、6月に入ってからあまり釣れなくなってしまい、30回、150時間程度の釣行で7匹しか釣れていません。平日は18時からのナイトゲームメイン、休日は丸1日釣りしています。7月に入ってからは7回釣行して完全にノーバイトで丸坊主です。
シーバスの気配が感じられず、5月に見られたようなボイルやベイトが追われている様子などがほとんど見られません。
ホームは〇川の河口から18km地点にある河口堰より下流側です。
護岸工事されていない箇所ではアシが群生しています。
川幅はおよそ1km弱、水深は岸から30m以内は50cm~2m程度、それ以降の深い位置でも4、5mと思われます。底は泥か砂地がほとんどです。
目視できるストラクチャーは護岸の足元から2、3m程度先まで入っているテトラくらいだと思います。橋脚は河口域で2か所しかなく超人気ポイントで全くエントリーできません。
流速は潮汐に依存しているようで、普段はキャストの射程範囲内ではスローリトリーブでもほぼ直線で返ってくるほど流れがありません。
メインベイトはハクだと思われます。
関係ないかもしれませんが、橋を境に上流側では50cm↑の鯉が何匹も表層にいるようになり、頻繁に水面から顔を出しています。
橋近辺と河口堰を中心に8か所ほど釣った事のあるポイントを作り、ローテーションで通っているのですがどこも似たような状況です。他のアングラーが釣っているところを目撃することも月で2、3回程度しかありませんでした。
河口堰と〇港は人気ポイントで平日昼でも複数のアングラーに叩かれていますが、その他の箇所は仕事帰りのアングラー2.3人が2時間ほど釣りする程度です。
タックルはディアルーナ9ftML、ヴァンフォード4000(1回転巻取87cm)、PE1号リーダーナイロン4号。
所持ルアーは
ミニエント57s
ローリングベイト66
サイレントアサシン80s
セットアッパー97s-DR
コモモ110sカウンター
ドリフトペンシル90シャロー
トライデント90
パンチライン80
スタッガリングスイマー125
ガルバ73s
シーバスジグヘッドss 7g+ミドルアッパー
ニンジャリ
デイはミニエント中心でナイトはほとんどシンペンをスローリトリーブしています。
サイズ問わずにまずは釣れるようになりたいです!
長文となってしまいましたが、気が向きましたら是非アドバイス等頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。
回答
どうも、では早速。
- 3~5月はチャンスタイム、6~8月あたりは釣れるけど特に・・・って感じになりやすい
ざっくり言うと5月ぐらいまではマイクロベイトも多く、気温水温ともにちょうどいいので全体的に活性が高く秋に次いで釣りやすい時期です。
しかしながら、6~8月ともなると特に雨後の濁りなどがなければ水温気温ともにガンガン上がっていきますからまあざっくり言うと特に別段釣りやすいわけでもない状況ですね。
あと6月中などは梅雨で雨が降らないとけっこう水質も悪くなってきて、季節の変わり目とも被るので釣りにくい場合もあります。詳しくは上リンクを参考にしてください。
- もしかすると夜光虫が湧いてきて、全体的に水の調子が悪くシーバスのストック切れになっているかも
ごく普通の大河川ですが・・・
- 50cm↑の鯉が何匹も表層にいるようになり、頻繁に水面から顔を出して
- 流速は潮汐に依存しているようで、普段はキャストの射程範囲内ではスローリトリーブでもほぼ直線で返ってくるほど流れがありません
この2点から分かるのですが、コイやボラが水面でパクパクしているとプランクトンなどを食っている可能性もありますが、水温が上がりすぎていて水中の酸素濃度が薄くなってきて赤潮気味になっている可能性が高いですね。
こうなるとシーバス自体が群れで潮通しのいい場所に移動するケースもあります。そうなってしまうと5月に釣れていたようなシーバスがいないので結果的に釣れないという仕組みですね。
- デイゲームと朝マズメの比率をふやしてみよう
深夜で夜光虫が沸いていて釣りにくい場合はデイゲームと朝マズメの比率を増やすのが有効です。
理屈は簡単でデイゲームなら夜光虫は問題なくベイトなども視認しやすい、朝マズメなら40~60ぐらいなら高確率でボイルするのでそれらを狙えば打ちやすい。
タックルはそのままでシンペンとミノーは削って、代わりにVJ16やIP13やPB13などの小型のバイブレーションやスピンテールを増やせばデイゲームと朝マズメにも対応できます。
上のチーバスも深夜は夜光虫が沸いて釣りにくい河川での釣果ですね、普通に朝マズメや涼しい午前中ならボイルしまくっている時があるのでそれに向かって打つだけです。(深夜はだんまり・・・(笑))
- タックルとルアーは完ぺきに近い! なので釣り方がブレないようにしておこう
タックルとルアーの選定は完ぺきに近いです。ザ都会の河川のスレ対策って感じで素晴らしいと思うので、ここでちょっと釣れないからといって釣り方やポイント自体を大きくブレさせないようにしましょう。
特に浮いたシーバスの動向に左右されてしまうとタックル面やルアーなどは関係なく移動や情報収集が重要になってきてそれに気づかず迷走してしまうことがあるので注意が必要です。
水温が下がってきて9月ぐらいからまた調子が上がってランカーも混ざってくることはほぼ間違いので上の対策をしつつしっかりその河川に通いましょう。
- 護岸際や各種細かいポイント開発を今のうちにしていこう
文体を見る感じだと流心付近からスローリトリーブで広く探りつつのスタイルなのですが、もう少し細かいテクを持っておくといいかもしれません。
例えばアシ際なんかも狙えるようであれば平行にキャストして探ったりもできますし、護岸のちょっとした排水口についてたりもするのでこういった細かい見落としそうな場所を持っておくとのちのち釣れない時期に便利です。
何もないような場所でも浚渫工事でえぐれている場所とかもあるのでフックなしの100均メタルジグなんかでボトムもしっかり調べておくと良いでしょう。
あと砂地であれば根がかりもそこまで多くないと思うのでデイゲームではボトム近辺のスローリトリーブなどもできるようにしておくといいでしょう。