シーバス ウェーディングで釣れない原因とは?【やりがちな3つのミス】
シーバスのウェーディングゲームは、河川のシャローエリアを狙える魅力的なスタイル。しかし、「全然釣れん…」と悩んでいませんか?この記事では、シーバスのウェーディングで釣れない主な原因を3つ紹介し、改善ポイントも解説します。
Contents
1. ポイント選びが間違っている 回遊ルートを探し出そう
ウェーディングでは「どこに立つか」が釣果を大きく左右します。ただ立ち込んでキャストしているだけでは、シーバスのいるコースにルアーが届かず、アタリすら得られないこともしばしばです。見た目がいかにも釣れそうでも、シーバスの通り道(回遊ルート)やフィーディングポイントからズレていれば意味がありません。
特に変化の少ないシャローでは、「わずかな流れの変化」「地形のちょっとした落ち込み」「ベイトがたまりやすい場所」といった“わかりにくい変化”が鍵になることが多いです。潮の満ち引きによってもベストポジションは変わってくるため、常に「なぜそこに立つのか?」を意識する必要があります。
- 橋脚の前後
- 沖のブレイク近辺
- 流心→シーバスが通るのでおすすめ
- ベイト近辺
これらが複合するポイントでまずは粘るのが重要です。
■改善ポイント
Googleマップや航空写真でブレイクライン・カーブ・河川の合流点などを事前に確認
昼間の下見で、潮が引いたときに**水深の変化や底質(砂、泥、ゴロタなど)をチェック
ナイトゲームで水面の波紋・流れのヨレ・ベイトの動きを観察
などは事前に行っておきましょう。
■ポイント選び チェックリスト ✅
項目 | チェック済み? |
---|---|
流れのヨレや潮目があるか? | ✅ / ❌ |
ブレイクラインが近くにあるか? | ✅ / ❌ |
ベイトの波紋や跳ねが見えるか? | ✅ / ❌ |
沈み根やゴロタなどの障害物があるか? | ✅ / ❌ |
潮位に応じて水深が良い具合に変化する場所か? | ✅ / ❌ |
周囲に水門、流れ込み、合流点があるか? | ✅ / ❌ |
昼と夜でポイントの状況に差があるか把握済み? | ✅ / ❌ |
大概釣れる条件が2つ3つ複合するポイントでないと回遊してこないことが多いので注意。
ディーパーがあれば、ブレイクやその他の見えないベイトシーバスの位置も分かるので導入するのがおすすめ。
2.タイミング(地合い)が釣行時間と合っていない(潮と時間)
シーバス釣りにおいて「タイミング」は超重要です。とくにウェーディングでは、シーバスが入ってくる“タイミング”に自分が立ち込んでいなければ、いくらルアーを投げても釣れません。
潮が動かないタイミング(潮止まりや干潮前後など)では、ベイトも流れも停滞してしまい、シーバスの活性が極端に下がります。反対に、「潮が動き出す瞬間」や「流れが強くなる時間帯」は、ベイトも動き、シーバスの捕食スイッチが入りやすくなります。
特にシャローでは潮位の変化が大きく影響するため、潮が高くて流れがある時間帯でないと、そもそもシーバスが入ってこない、ということも珍しくありません。
■改善ポイント
潮位表(タイドグラフ)を事前にチェックして、上げ・下げどちらのタイミングで釣りをするか決める※潮どまりは避ける
特に釣果が出やすいのは「上げ始め」や「下げ始め」など、潮がよく動くタイミングに浸かっていることが肝要
干満差の大きい日(大潮・中潮)の方が、流れが出やすくシーバスの活性も高くなりやすい ※若潮長潮、小潮は避ける
地合いに関しては基本通りの時間に来ることが多いです。いわゆる上げ下げの最初のタイミングにウェーディングしているのが絶対条件といってもいいです。
地合いがずれるとシチュエーションにもよりますが、シーバスがいても捕食活動しなくなりベイトののんびり泳いでいるなんてこともしばしばあります。
3. ルアーの選択・通し方が合っていない
シーバスがいる場所・時間をきっちり押さえても、ルアーの選択と通し方がズレていると釣れません。
特にシャローエリアのウェーディングでは、水深が浅く、流れの変化も細かいため、「何を・どう通すか」とても重要になります。
が求められます。
❗まず意識すべきはこの2つ!
✔ ドリフト(自然な流れの中でルアーを通す)
✔ マッチ・ザ・ベイト(その時・その場所のベイトにルアーを合わせる)
この2つを徹底するだけで、釣果は大きく変わります。
- ルアーは“ベイト(エサ)”に合わせよう!
ウェーディングでもおかっぱりでもマッチザベイトができていないと食いが悪くなります。
ウェーディングでも無理に飛距離重視にせずにまずはマッチザベイトさせましょう。
ベイト | 合わせるルアーのポイント |
---|---|
小さなハクやイナッコ(3〜5cm) | 小さめシンペン・ミノー |
イナッコ | 8から10㎝前後のミノー&シンペン |
ボラ | ビッグベイト |
これらは基本な河川のベイトサイズです。サイズを合わせるのは当然として河川ウェーディングでは流れがあるのでその日に合ったアクションもマッチザベイトさせる必要があります。
例・・・
- 流れが弱い日で活性が低い→動きが強すぎないリップレスミノーやシンペンがおすすめ
- 流れが強いエリア→破綻しない動きがしっかりしたもの
- 濁りで活性が高い→ウェイク系やピッチが速いウォブリング系のミノー
こういう感じでベイトサイズを合わせてアクションを合わせないと意外とウェーディングでも食ってこないことが多いので注意。
よくあるのが河川ウェーディング向けのリップレスミノーばかり持って行ってしまうのに注意。
ウェーディングは連投するのでスレやすくコンスタントにルアーチェンジしないとすぐにすれて反応しなくなるので、リップレスミノーだけでなくウェイク系、シンペン、バチ抜け時であればI字形なども擁しておくといいです。
- ■ルアー&通し方 チェックリスト ✅
項目 | チェック済み? |
---|---|
ベイトの種類・サイズを確認してルアーを選んでいるか? | ✅ / ❌ |
表層〜中層〜ボトム、すべてのレンジを試しているか? | ✅ / ❌ |
同じルアーでもスピードや通す角度を変えて試しているか? | ✅ / ❌ |
明暗や流れのヨレに対して、自然なドリフトを意識しているか? | ✅ / ❌ |
同じコースばかり通してないか? | ✅ / ❌ |
カラーはナチュラル系とアピール系をローテーションしているか? | ✅ / ❌ |
- 補足 思考停止状態にならないようにしよう
ウェーディングで釣れない人がよくやるのが思考停止遠投状態です。最近のルアーは飛ぶので思考停止状態になってしまい同じようなルアーをひたすら時に連投してしまって全く意味のない釣りになっている場合があります。
ドリフトでも角度をつけたり、少しずつ移動して立ち位置を変えるだけでも食ってくることが多いので思考停止せずに微調整を繰り返しましょう。
まとめ:釣れない理由には必ず「原因」がある!
シーバスのウェーディングゲームは、立つ場所・時間・ルアーの選び方・流し方…ひとつでもズレてしまうと、なかなか釣果に結びつきません。
でも逆に言えば、「なぜ釣れないのか」をひとつずつ見直していけば、釣れるチャンスはしっかり増えていきます。