3Dプリンターで作ったルアーの強度について

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3dプリンターで作成したシーバスルアー

3dプリンターで作成したシーバスルアーの強度ってどうなん?

  • ぶっちゃけ市販よりもかなり強い!

3dプリンターでのルアーの強度はかなり強いです。イメージはハンドメイドルアーのすぐに壊れる感じですが、設計次第では市販品よりもはるかに強度が高いです。

例えば、市販の8㎝前後のフローティングミノーは橋脚にぶつけると半分に割れたりしますが、3dプリンタールアーでは割れることはほとんどなく傷がつくだけでのケースがほとんど。

こちらは3dプリンターで作成したシーバスルアーの沈下式イナ棒160での釣果ですが、まあとりあえず頑丈でシーバスなら何匹釣っても壊れる気配もありません。塗装面に関してもやり方次第ではかなり強度は確保できます。

ウッド系やバルサ系よりもはるかに強度が高いので、ハンドメイドがよく壊れる人には3dプリンターを非常におすすめします。

※さすがにアイ部分を激突させるとアイが曲がったりします。こちらは市販でも同じなので単純なボディ強度という意味です。

強度を上げるために以下の項目に気を付けて設計しよう

  • 中空の部分を増やしすぎない

ウェイトを抑えるためとフローティングのために中空部分を確保するとその分強度が落ちます。これは市販品も同じで某メーカーの〇エントなどは中空部分が多くよく壊れます。

症状的にはぶつけるとぱっくり半分に綺麗に割れる感じです。フィラメントのプラスチックはもともと浮くので中空部分を大きく確保する必要はありません。

オリジナルルアーのイナ棒もできるだけ中空部分は少なくしています。中空部分がある程度少なくなると驚異的な強度になります。シーバスだけでなく青物でも絶対に壊れないと思いますね。

  • ルアーアイ部分の接着についてはしっかりしよう

アイ部分は個性が出る部分で、人によって設計方法が違います。私の場合はエイトアイを使用しています。シンプルにエイトアイで耐衝撃の接着剤で厳密に接着しています。なかなか強度が高くこちらも接着をきれいに行えば市販品よりも強いです。

単純な強度であればアイ部分をペンチでつまんで思いっきり引っ張っても成人男性の力では抜けないレベルになります。なのでシーバスやブリ程度ならエイトアイで十分です。さらに埋め込む側に鉄心を入れればさらに強度が増します。

  • ルアーサイズを下げすぎないようにしよう

シーバスルアーは5㎝~20㎝前後の幅広いサイズが使われますが、3dプリンタールアーの場合はあまり小さいのは作らない方が良いでしょう。理由としてはやはり強度で単純に大きいとソリッド部分を増やせるので非常に強くなります。8㎝前後の中空のミノーやバイブレーションを作るとあり得ないほど強度が確保できない場合があるので注意したいです。

しかしながら、やはり3dプリンターで作った20㎝前後のビッグベイトは恐ろしく強いです。ソリッドが多いとまじで強靭です。

  • スリムタイプのミノーやシンペンも弱いので注意!

あと細めのタイプも強度が弱くなります。中空にすると多分素手でも折れる程度だと思うのでこちらも注意したいです。何作も作ったので分かるのですが、3dプリンター向きのルアーがあります。

小さいルアーを作るのであれば、3dプリンターでテストモデルを作っておいて、そこからテスト釣行などをして、シリコンで型取りして、レジンキャストで作るのもよいと思います。それか光造形の3dプリンターでソリッド部分を多くしたミニルアーを作るというのもアリです。

他にもフルソリッドにしておいて、重りとアイだけ設計して普通に作るのもアリかと思います。

 

こちらはテスト中のジョイント180ですが、こちらも中空部分はできるだけ少なくしています。プラスチックの塊に近く強度は非常に高いです。ボディ自体を壊そうと思ったらマジでハンマーでたたかないと壊れないほどです。

あとプラスチックの塊というと重く感じますが180でもフローティングタイプは50g前後なので特に重すぎて使にくいというわけではありません。

3dプリンタールアー強度 Q&A

  • どういう感じで強度テストしていますか?

今は何匹も釣ったのでしてませんが、まずとりあえず岸壁にあえてルアーを当ててみて折れなかったので、その後テストタイプを作り、とりあえずボラを20匹前後連続でスレ掛させてアイ系の強度を見ました。これでも一切すっぽ抜けなかったので、その後下のように実釣で釣るという感じです。

一応3㎏ぐらいの30㎝程度から石を落としてみましたが、ソリッド部分が多いとヒビさえも入らないです。一応拾った市販のボロルアーで試すとボキッと割れましたね。まあ当たり前っちゃ当たり前ですが(笑) しかし、中空部分が多いとアイ部分は普通に抜けなどには強いですが、衝撃に弱くぶつけるとぱっくり割れてしまいます。

  • 貫通ワイヤーにした方がいいですか?

個人的にしない方がいいと思います。接着と鉄心でブリクラスなら余裕があるので無理に作る必要はありません。

以前情報収集している時に貫通ワイヤーで鰆の噛みつきに耐えれず割れたというブログを見ましたが、よく見ると貫通ワイヤーの部分を中空にしており、今考えるとかなり強度が弱くなってたのではないかなと思います。

貫通ワイヤーにするのであればワイヤー部分に沿うように設計(ワイヤーをはめ込む溝をイメージ)してさらに重りの部分をまげて設計する必要があります。個人で作ると逆に弱くなりそうな気がします。あと設計ミスで動かないとオモリ位置とワイヤーを逐一変更する必要があり、手間がかかると思います。

  • 自分で作った3dプリンタールアーがよく壊れます。理由はなんでしょうか?

中空とボディサイズが小さいというのがあると思います。壊れた3dプリンタールアーを見てみると大概ボディが小さくフローティングの中空が多いです。

単純にボディが大きいとソリッド部分の強度が増すので、強度は確保できます。あとすっぽぬけもボディが小さくなるとアイのサイズも小さくなるので余計に抜けやすくなります。あと見た感じ鉄心を入れてない感じが多かったのでこれもすっぽ抜けの原因となります。

  • リップなどの強度はどうでしょうか?

こちらも作り方によりますね。例えば、ハチマルのような薄いタイプであれば当然壊れやすいと思います。逆にボディ一体化させて太く作れば高強度になります。イメージとしてはメガバスのサザンカのような感じですね。

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