質問コーナー 遠浅でフラットな河川でのシーバスの釣り方について
質問内容
はじめまして。ブログをいつも参考にさせていただいています。質問コーナーの記事をみて連絡させて頂きました。
シーバがなかなか釣れない初心者です。
河川は〇県の〇川河口周辺です。
水質は基本的に濁っていて,河口、サーフともに砂地の遠浅で,ブレイクラインが少ないのでポイントを絞るのが難しいです。
運河に通っています。
川の水深は1~2m程度です。運河ではハゼが多く,ワームで30ちょっとのセイゴのみ釣れました。
ミノーで広く探ってから,シンペン,ワームの順で使っています。
こういった釣り方がしたい: とりあえずシーバスを釣りたい
使用タックル:シマノ ルアーマチックS90ML,サハラ 3000hg,PE1号22lb,フロロ16lb
使用ルアー:
・シャローアサシン 99F フラッシュブースト(キャンディ)
・HONEY TRAP 95S(チャートバックパール)
・ローリングベイト 77mm (コノシロ)
・カウントダウン 9cm (レッドヘッド)
・komomo SF-110(チャートバックパール)
・静ヘッド7g
・VJ-16(シルバーヘッド,ゴールドヘッド)
・アルカリシャッド(シャローイワシ,イナッコ)
・r-32(レッドヘッドパールホロ)
今やっている釣り方:平日夜に行くことが多いため,基本スローリトリーブしています。ドリフトについては練習中です。
斎藤悠さんより
回答
どうも、では早速!
ちなみにこういったタイプの河川です。
川幅が広く自然が多い田舎にある感じの大河川
水深が浅く砂地で根も緩い
こういった感じですね。ゴリゴリの都市型河川ではないです。
- 運河はやめておこう
航空写真と地図からバーッと運河をチェックしてみたのですが・・・
これといったストラクチャーもなく
水深も浅い
常夜灯もない(もしかしたらあるのか?)
こういった特徴があり流れも緩そうなのでこれといってシーバスが着きそうな場所もなくやや厳しいですね。
東京や横浜の運河と比較すると水深も浅く、構造物もないのでストラクチャー打ちや岸際狙いなどもしにくいです。かといって潮通しも良い感じではないのでベイトも入ってきにくい感じがしますね。
しかし、足場等はよくアクセスはすごい良いので、過去シーバスを釣ったピンポイントや過去シーバスのバイトがあった、ボイルを見たというピンスポットはサーッとチェックする感じでランガンすると良いでしょう。
- 着く場所が分かりにくいのならまずはデータを!
この河川は全体的にフラットで着く場所がないので・・・
海から入ってくるベイトに着いた回遊シーバス狙いが有効
になってきますね、このパターンだといつベイトが入ってくるかや時期ごとのデータが欲しいですね。
ここまで大きい河川だとコノシロやアユ、稚鮎、イナッコなども回遊してくるのでこういった活性の高めのシーバスを狙い撃つスタイルで多分地元のエキスパートアングラーはやっていると思います。(大野ゆうきとかコアマン泉的なテクニカルな釣りをじっくりやっている人は少ないんじゃないかなと思いますね)
たぶん釣れてくるシーバスもでかいと思います。
なので運河側の本流の砂浜エリアから遠投して広く探ってベイトの引っかかりやシーバスのアタリがないか広く探るのがよいでしょう。というかこういった感じで遠投して広く探らないとピンスポット打ちだと効率が悪すぎる感じがしますね。
おすすめなねらい目
本流運河側の広い砂浜エリアから遠投
中流部で河川が二股に分かれる部分で中洲付近を探る
本流の堰下で狙う
この三つに絞ってじっくりやれば結果は出そうです。特に今の秋~晩秋付近だと結構な量が入ってくると思われるので当たれば釣れるといったサッパリした感じの釣果になると思われます。
基本はアップクロスに遠投して川の流れに乗せつつのドリフトでOKです。小手先のテクニックよりも広く探ったりこまめにポイント移動や情報収集に充てる方がトータル的な釣果は上がるはずです。
- 本流を狙う場合は遠投向けのルアーとタックルを用意しておくといいかも
運河や過去釣れたピンスポットを回る場合は上記のルアーやタックルでも十分ですが・・・
本流で探るとなるとややアピール力と飛距離にかけますね。なので・・・
ロッド10フィート台ミディアムでリールとラインはそのまま、ルアーを・・・
120~145mm台フローティングミノー
20~28g台バイブレーション
をちょっと好みのを揃えておくとだいぶやりやすいでしょう。深夜でも活性の高いベイトに着いたシーバスならバイブレーションをロッドを立てての早巻きで十分食います。
いやはやでも上記のタックル一式は素晴らしいですね、お手本というかよく練られたセッティングで感服いたしました!
まとめ
運河はおすすめではない(過去シーバスを釣ったピンポイントや過去シーバスのバイトがあった、ボイルを見たというピンスポットはサーッとチェックする感じでランガンすると良い)
今後ある程度安定して釣りたいなら本流を開発していこう
- おすすめなねらい目
本流運河側の広い砂浜エリアから遠投
中流部で河川が二股に分かれる部分で中洲付近を探る
上流堰部分
本流の堰下で狙う
- 狙い方
アップクロスに遠投してとりあえずゆっくり巻こう
いれば食ういなけりゃ何の反応もないという感じになりやすいのである程度早めに見切りを付けよう
どっちかというとテクニックを使って安定して釣るというよりは結構運しだいなポイントではある(釣れれば数匹バーッと釣れて後日はシーンみたいな感じ、でまた回ってくるとポツポツ釣れるみたいな感じ)
この川じたいはおそらく40あたりの安定して釣るというよりもどっちかていうとランカー狙いで真価を発揮しそう。地元でよく釣っているアングラーは多分ランカー狙いばっかりしてそうな気がします。
- ちょっとしたアドバイス
夜間から深夜で釣るのがきつい場合は朝まずや土日のデイゲームに絞るのもよい、朝マズメだと河川内にベイトとシーバスがいれば冬でない限りは超高確率でボイルするのでそれを打とう。
デイゲームではアングラーの位置取りを調べて夜にまねるや、偏光グラスなどで広く観察してみて流れのよれや太い潮目の出る位置などを確認するなどのデータ取りをするのが良い。
上の実釣記事は似たような場所でアドバイスに似た釣り方で釣っているので参考にしてください。これはいつものドブ川ではなく200mぐらいの大河川です。
参考になりましたでしょうか? また何かございましたらご連絡ください。
シーバスラボサブスクサービスリリース中!
シーバスラボが研究してきた「シーバスを釣るため」の情報が満載です。今なら無料トライアルとステッカーをプレゼント中です!