【小規模河川攻略】シーバスの釣り方とおすすめタックル完全ガイド!
都市部を流れる小規模な河川でも、実はシーバスは高確率で狙えます。しかし、水深の浅さや流れの強弱、ストラクチャーの密集度など、独特の条件が揃うため「釣れる人」と「釣れない人」がはっきり分かれるのも事実。
この記事では、小規模河川で安定してシーバスを釣るための釣り方・時間帯・ルアー選び・タックル構成までを徹底解説します。
特に初心者〜中級者の方がつまずきやすい「ポイントの見つけ方」や「ルアーの使い分け」についても、現場目線で詳しく解説しているので、これからチャレンジしたい方はもちろん、最近釣果が伸び悩んでいる方もぜひ参考にしてください。
Contents
小規模河口や小規模河川とはどういうフィールドか?
- 川幅が30m以内の河口や河川
細かい地理上の定義はないと思われますが、川幅が20m以内の河口や河川などが小規模だと捉えてもらって大丈夫です。
こういった狭いポイントでもシーバスは回遊してくるので十分釣る事ができます。他にも大規模河川に流入する小規模な流れ込みや河川なども同様にシーバスが居着いたり回遊してきます。
- 足場が整備されている
- 常夜灯などの明りがある
- 水深が満潮時2m以上ある
これらの条件があればある程度は釣る事ができますが、水深が過度に浅かったり自然が多くあったりすると攻めずらいのでポイントから外すのがよいと思います。
特におすすめは常夜灯がしっかりあって護岸が整備されているようなポイントです。こういった小規模河川は都会の方に多くあります。
田舎でも大規模河川があるとほぼ必ず流入河川があるのでそういった場所もねらい目になります。
- おススメの時期は春から秋にかけて
春はバチ抜けなども絡むのでやや釣りにくいですが、夏から秋にかけてはイナッコなどの小魚系ベイトが主になるので後述する釣り方と非常に相性が良いです。
特に夏場はシーバスの活性も高くボイルしていることも多いです。
逆に最悪なのが真冬でシーバスがいるかどうか分かりづらく、さらにベイトも少ないので目星がつけにくく、釣り方も適合しないとすべてにおいてかみ合いません。
小規模河口や河川のシーバスの攻め方
- ドリフトは封印してピンスポット打ちを狙おう
河口や河川はある程度マッチザベイトさせてルアーをドリフトさせてシーバスの反応を見ていくといった釣り方が一般的でよく釣れますが、小規模河川は流量が弱く流せる範囲も非常に狭いので非常に手返しが悪くなてしまいます。
特に川幅が10mを切るような場所ではドリフトが非常にやりにくいのでできないといった方がいいかもしれません。なのでシーバスが着きやすい以下のピンスポットを探して狙い打つのが釣るコツです。
- 流れの変化
- 明暗部
- 護岸際
- ベイトの近く
- 地形変化
これらの要素が複合すればするほどシーバスが居着きやすくなるので移動しつつこまめに探してルアーを打っていくスタイルが基本です。
ベイエリアのようなイメージで攻めるがおススメです。特に護岸際にできる明暗部はシーバスが着きやすくねらい目です。
- 小規模河川はミノーのジャーキングを中心にリアクションバイトを狙え!
5~10cm程度のシンキングミノーを使いジャーキングで攻めるのがおススメです。ジャーキングはテンポが良く短い距離でも確実にアピールできるのでこういった接近戦では非常に強いです。
バイブレーションやシンペンはただ巻きが一般的な使い方ですが、これらはある程度トレースするコースが長くないとうまくアピールできないので接近戦では使いづらいです。さらに小河川は水深が浅い場所が多いので根がかりリスクも高いです。
しかし、海と小規模河川が合流するような場所では広くスペースを取ってトレースできるので十分使用可能です。なので・・・
- トレースコースが極端に短い→ミノーのジャークやペンシルベイト
- トレースコースに余裕がある→バイブレーション、シンペン、ワームのただ巻き
上のような使い分けでやれば困る事は少ないでしょう。
- 見切りと水面の観察をしっかり行おう シーバスの数は多くないのでランガンしながら!
小規模なポイントはシーバスがいるといっても数が少ないのである程度しっかり見切りをつけて移動しないとかなり時間の無駄が生じてしまいます。
ジャーキング自体もスレに対して非常に弱いのでミスった場合や先行者がいた場合は釣れない時が多いです。ピンポイント狙いなので数キャストでしっかり見切って移動するようにしましょう。
キャストする前はしっかり水面を確認してベイトのサイズや追われているかの挙動、ボイル音などをしっかり確認してある程度マッチザベイトさせるようにしましょう。こうすることによりうまく合わせれれば一撃で釣る事も可能です。
逆に観察しないでルアーを打つとシーバスがいる位置よりもずれた場所を通してしまいチェイスのみで終わったり何度も通しているうちに完全に見切られてしまう場合もあります。とにかくミスったら終わりなのでキャストする前にしっかり通す位置を確認しておくのが重要です。
他にもキャスト精度が非常に重要で狙った所にほぼ100%通すぐらいでないとずれたコースを引いてしまう事になりかねません。なので小規模河川はテクニックがモノを言うポイントでもあります。
- 護岸部分が長い場合はテクトロで効率よく探っておくのも面白い!
ピンポイントを移動する時や護岸を手っ取り早く探りたい時はテクトロが非常におススメです。
しかし、明るいと影が水面に映るので暗いポイントでテクトロするようにしましょう。護岸際は流心に比べて流れが緩いのでベイトが通りやすくそれらを襲うためにシーバスが着いている場合もあります。
他にも壁にはカニやエビがびっしりいるのでチヌなどのバイトがあります。
護岸の距離が非常に長い場合はテクトロしながら移動してピンスポットの状況を観察しながらベイトの挙動に違和感があるとテクトロをやめてキャストしてみるなどの使い分けも有効です。
小規模河口に適したシーバスタックルを解説!
- 86ML、90Mあたりを中心に設定しよう! PEラインは太めがいいぞ!
小規模河口ではキャストの精度、頻繁にアクションさせる事からロングロッドよりは短めの8ft台のロッドがおススメですが・・・ 小規模河川=小さいシーバスではないので普通にランカーも釣れます。
他にも80cm程度のボラがスレがかりしたり50cmを超えるチヌも釣れます。しかもポイント自体は狭くPEが岸壁やストラクチャーに触れやすいので慣れていないと容易にラインブレイクさせられます。
従って・・・
- ロッド86MLないし90M+スピニング3000+PE1,5程度
上記タックルセッティングがおすすめ。MLは小型ルアー中心に攻めて、Mはストラクチャー近辺を念入りに攻める時に使うとかなり快適に使用することができるでしょう。
小規模河川のシーバス実釣動画を解説!
こちらは秋の雨後の小規模河川の実釣動画ですね。ルアーはオリルアーの125JRPというリップレスミノーを使用しています。雨後で流れが速く濁りもきつかったので橋脚をすれるようにゆっくりスローリトリーブしています。
特に秋のシーズンは小河川でもランカークラスがいるのでタックルは短めでPEは太くのタックルがおすすめ、動画のサイズだと08でMLのロッドだと間違いなく切られるので注意。
小規模河川Q&A
- 水深とかって関係ありますか?
ありますね、深いほど釣りやすいです。干上がってしまうような小規模河川だとシーバスが着きづらいのでいないというかやらないほうが無難かなと思います。
- 大河川の流入河川とかでも釣れますか?
余裕で釣れますね。むしろかなり熱いポイントだと思います。中には入って行きづらいですが流入河川の近辺は流れの変化が起きやすく一時的に溜まっていることがよくあります。
合流部と目立つストラクチャーのみ狙ってみるといいかもしれません。
- 小規模河川だと全く釣れない、なぜですか?
基本的にシーバスが散るというよりは数匹で密集していることが多いので上述の通りピンスポットで打っていないと釣れないです。
川幅が20m前後の橋脚にも着いていたりするのできっちりランガンして安定して釣りたいならポイント開発しておいて釣れるピンスポットや、時期ごとにハマるルアーを整理しておくとスムーズにランガンできます。
まとめ
小規模河川でもシーバスが入ってくるので十分釣る事ができます。しかし、粘っても良い結果に繋がりにくいのでランガンしたり、見切ったりして速めに決着をつけて効率よく攻めましょう。
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