【改訂版】ミノーが飛ばない時の対処法
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シーバスミノーが飛ばない時に見直したいこと
- タックルバランスがおかしくないかどうか
基本的に河口などでよく使われる9フィート台でMクラスのロッドであればPE1号という風に大体大まかなPEの号数とロッドの長さがあるのでこれを極端に逸脱してくる場合は飛距離がかなり減衰します。
あとロッド自体のパワーが同じでも(MLとかの表記)軽めのウェイトの方が飛ぶ、ルアーウェイトキャパギリギリの方が飛ぶなどのロッドごとの癖があるので注意が必要です。
- ピュン投げになってないか確認しておこう
たまにピュンとロッドが鳴っている人がいますがこれは基本キャストが微妙です。
全体的なキャストのやり方としてはロッドをしならせてという感じなのですが、上記のようにロッドごとの適切な癖を把握してないとうまくロッドが曲がらないためにピュンと音が鳴ってしまいます。
ある程度バランスが取れてロッドがしなっているとフオンみたいな感じでうまく飛びますからこういったキャストの癖も減衰する要因の一つです。
- タングステン球のルアーはやや注意が必要
最近は円柱状の重心移動が主ですが、古めのルアーややや型落ち気味のルアーだとタングステン球で重心移動させるモノがあります。
タングステン球の場合たまに後方に球が移動してないときがあったり、故障や内部浸水で球が上手く移動していないこともあるので、飛びが悪いと思ったらいったん確認してみましょう。
- 純粋にパワー不足の場合も…
ロッドをしならせて反復力で飛ばすのは上手く飛ばすコツなんですが…ロッド毎の癖を知ったうえで軽いミノーを飛ばす時は普通に力をある程度入れないと飛びません。
けっこう力が必要でロッドのしなりが出ないもしくはしならないウェイト帯のミノーを力で復元力分入れるなら普通に思いっきり振らないと飛ばない時もあるので注意が必要です。
あと運動不足の人も多いので釣行時間が長くなってくると普通に飛ぶルアーでも疲れてきて飛ばせないなんてこともあります。他にも女性やもともと体格が小柄な方もロッドをうまくしならせるほどのパワーがない場合もあります。
まあ単純に考えてボブ・サップにロッドを降らせれば飛びそうでしょう? そういう感じです。
ロッドパワーとミノーのウェイトの目安
ロッドパワーとミノーのウェイトと飛距離は上記の通りけっこう密接に関係しています。
一応目安で買いておくのでそれに逸脱してないかどうか確認しておきましょう。
- ロッドパワーML→80~100mm前後 ウェイト8~20g前後
- ロッドパワーM→100~140mm前後 ウェイト14~28g前後
- ロッドパワーMH→120~160mm前後 ウェイト20~35g程度
あくまで目安ですが、一応このウェイトとロッドパワーを標準的にとらえてその間にミノーのウェイトが来るようにすればそこまで飛距離の減衰は起こらないはずです。
飛ばないならサイレントアサシンを使え!
サイレントアサシンはARCシステムが内蔵されているので、上記の項目さえ見直してくれれば飛距離は稼ぎやすく、安定して飛ばせます。
基本的に飛ばしてドリフトなりタダ巻きなりでイケるスペックなのでとりあえず困ったらアサシンで表層というのは非常におススメです。
こちらはアサシンFB140Sでの釣果ですが、普通にエンカ96MHでピットブル1,5号で50~60mぐらいはカッとんでいくのでショアジギでも十分使用できます。
シンキングタイプならフローティングよりも数グラム重いのでそちらも加味するとサーフや堤防ならシンキングもアリです。こちらは160ですね、160の場合はある程度テイクバックをとってゆっくり目にキャストするとかなり飛びます。あと強めのベイトタックルでもかなり飛びますね。
個人的に飛ぶミノー ハチマルマグナム&カゲロウ(カゲムシャ)
アサシンが安定して一番飛ばせるとは思っているのですが、別に紹介すると…
X80マグナムが非常に飛びます。理由としてはサイズ感の割に重い、タングステン球が後ろに入りやすいなどでタックルを揃えると非常に飛びます。
こちらはエンカ96とPE08の組み合わせですが非常に飛びますね。60m程度なら安定して飛ぶのでおススメなんですが…
性能的にジャークなどでストラクチャー打ちをやった方が釣れるので飛距離が無駄になりやすいです(笑) まあ飛ぶに越したことはないのでよいのですが。
こちらはカゲロウもといカゲムシャでの釣果ですね。カゲムシャはカゲロウのコピールアーですが、普通に性能とウェイトは同じなのでぶっ飛びます。こちらはベイトタックルの方が安定して飛ぶ印象ですね。
Mクラスのベイトで約50m前後といった感じです。本家のカゲロウも手に入れましたが、こちらもベイトの方が安定して飛ぶ感じがします。
ミノー飛ばない Q&A
- タックルのバランス感が分からない
目安としてキャストキャパが10~40gだとしたら20gぐらいの最近のミノーを飛ばせば普通に50m以上安定して飛ばせるのでこれを大幅に下回る、途中で減衰して安定感がない場合はバランスが狂っている可能性が高いです。
ここで注目したいのが安定感でほぼ毎キャスト50mに近い距離で飛ばせている、疲れてきても飛ばせるというのが重要です。
仮に70m飛んでもそれが一回キリなら意味ないので安定感が重要になってきます。なので私の場合はアサシンシリーズのミノーをよく使うわけです。
- 高いPEラインだと飛びますか?
これは飛ぶっちゃ飛びますね、理由は簡単でPEラインは同じ一号でも撚り数で太さ自体が変わるので当然高級PEラインの方が細い傾向があるので飛びます。
しかしながら、こちらもバランス感やもともと飛ぶミノーなどもあり一概に高級PEに替えたからといって変わるわけではないのが難しいですね。
- ロッドがしなっていない…
この場合はロッドに対してミノー自体が軽すぎるというのが問題です。
極端な例を出すと上のエンカ96MHでアサシン80をキャストしても30mも飛びません。全くロッド自体がしならないので遠心力のみで飛ばしている感じです。
しかし、エンカ96MLだと50m近く飛ばせます。これはエンカ96ML自体が柔らかいので普通にキャストすればロッドがしなってビューンみたいな感じです。
なので手持ちのルアーで何かしら飛距離に不満がある場合はロッドパワーを下げたり上げたりする必要があります。
- ということは高級ロッドの方が飛ぶということですか?
これも飛ぶっちゃ飛ぶんですがバランス感が悪いと思ったより飛距離が出ないことがあるのではないかなと思います。
まあ多少バランス感が悪くてもしなりやすいのでロッドが補正してくれる部分は大きいですが、それをやってしまうと完全に使いこなしていないので…
ディアルーナシリーズあたりのミドルスペックで十分飛ばせるはずですので、高級ロッドに変える必要は薄いかなと思います。
- ミノーは最高どれぐらい飛びますか?
まあガチガチにハイエンドで固めてアサシンとかの飛ぶタイプでガチプロにキャストしてもらって70m前後だと思いますね。
一応アサシンの説明書に平均キャスト距離がありますが、現状上の格安タックルでもそれに近い数値が出せているのでやはり教科書通りのキャストである程度のバランス感があれば60m近くというのが相場だと思いますね。
まとめ
タックルバランスが結構重要。ロッドのパワーとミノーのウェイトが合ってないと意外と飛ばなかったりする。