【最新版】タックルバランスとは? 完璧なセッティング例を紹介


タックルバランスとは?

タックルバランスとはルアー、ラインの太さ、ロッドの長さ、リールの重さがのバランスです。これはあまり重視されてないですが個人的にかなり重要でけっこう釣果に響いていてきます。

  • タックルバランスが良い時のメリット

基本的に飛距離が伸びるとか使いやすいとかは浅い発想なので割愛しますが…

  • 特化したルアーを使いやすくなる
  • キャスト精度が高くなる(ドンピシャで決まる回数がかなり多くなる)

バランスがよいと小型ルアーや激軽ジグヘッドなどのスレ対策やマイクロベイトパターンやビッグベイトなどの特化したタイプが使いやすくなります。

これらは飛距離に難があるので単純に飛距離が伸びるだけでもぐっとヒット率が上がります。

さらに操作性も上がるのでジャークやフォールなどの小技がやりやすくなり、こちらもヒット率に影響します。

※いっぱい釣れるというわけではないのですが確実に仕留める感じになります。

タックルバランスの調整の仕方

一般的にロッドとリールからバランスを調整するという感じですが、個人的にこれは間違いで…

  • メインで使うルアーからタックルバランスを調整する

これを常に意識してください。でないとロッドとリールのバランス自体は良いものの肝心のルアーが合ってないので飛距離減、操作性低下などを引き起こします。

  • タックルバランス調整例 ワームを使う場合

シーバスラボでは5g程度のワームを使うことを推奨しています。これを快適に使用するとなると…

  • ワーム5g ロッドL+リール3000~2000番で80cm巻き+PE08+リーダーフロロ3号

こんな感じですね、

これだと飛距離も十分出てリーダーやPEが細いことから水中で水を切りにくく見切られにくくなります。これを10フィートMで4000番のリールでPE1号とかでやると一気に飛距離が減衰して異常にバラシやすくなります。

こちらは上記の例の通りコアマンアルカリシャッド5gジグヘッドでロッドが80L、リールが2500番でPE06でフロロ3号リーダーですね、

これだと30m以上飛ぶので対応もしやすいですし、細かいジャークでワインドや水面下1m前後をフォールで探るなどもできます。あとライトロッドなので食い込みもよく掛かりが深くなります。

こちらは同様に5gジグヘッドでロッドが106M、リールが4000番、リーダーがナイロン5号ですね、とにかく吐き出されてしまった記憶があります。このようにバランスが合ってないと吐き出されたり乗らないということが頻発します。

シーバスは割と臆病なので違和感を感じるとすぐにルアー自体を吐き出すことが多いです。

ロッドが強すぎるのでおそらく吞んだ瞬間に違和感を感じてペッと出してましたね。

簡単に分かる メインルアータックルバランス表

メインルアーバランス備考
140mm台大型ミノー10フィートM+4000番ロングロッドでも可
シンペン20~30g前後10フィートM+4000番ロングロッドでも可
ワーム5~10g前後8~9フィートL+3000番MLでも可
中型ミノーor15g程度シンペン9フィートML+3000番8フィート前後でも可
ビッグベイト7フィートMHベイトタックル推奨

だいたいこれに沿ってロッドとリールを選べば問題ないですね。一応体格や年齢も加味して選ぶようにしましょう。

ロングロッドとライトロッドを選ぶ時は要注意で細かいところに配慮する必要性があるので注意が必要です。気になる方は参考にしてください。

こちらはロッドパワーを解説しています。ロッドパワーもバランシングを調整するときに必要な知識なので参考にしてください。

安いのに神バランスタックルバランスの例

ここからは神タックルバランスの例を紹介します。

注意事項でタックルバランスは意外と値段に関わらず上手くセッティングをすることができます。

エントリーモデルでも合わせれば軽く感じたり操作性がよくなったりもするので闇雲にハイエンド志向はやめましょう。※手っ取り早く揃えたいならハイエンドで合わせると良いです。

ハイエンドとエントリーの違いや比較を解説しています。参考にしてください。

  • エンカ96ML+エクスセンスci43000

控えめに言っても神レベルのマッチングでした。

簡単に解説するとエンカ96MLはエントリーモデルにありながらも結構軽いのでそれをかなり軽いエクスセンスci4でよりかるくして細いPEで飛距離も確保しつつ得意なスレ対策やマイクロベイトルアーを使ってベイエリアや河口で確実に仕留めるという感じです。

特に…

  • 5gジグヘッド~14gのミノーやシンペン

などがかなり快適に扱えるので安定性は非常に高いです。5gのワームでも40m近く飛ぶので相当プレッシャーが高い時でもロングディスタンスで距離を取ってシーバスを狙ったりもできます。

あとハイエンドに比べると重いのですがバランスが神なので軽く感じるのがメリットです。神レベルだと総重量はそこまで軽くなくても軽く感じることができます。

あとピンポイントでジョイクロ128などの中型のジョイント系や140mmミノーも使えます。こちらはウェイトがややあってないので使いにくいですが、それでもバランス自体はいいので苦にはならないですね。

ベイトタックルの神タックルバランスの例

ワールドシャウラ+スコーピオンMDのタックルバランスは非常に良いですね。ワールドシャウラ1785はビッグベイトメインのロッドなので当然ビッグベイト向けベイトリールのスコーピオンMDとの相性はよいです。

これだと当たり前だろって感じなのですが、

実はビッグベイトで出ない時のフォローのシンペンやミノーが非常に使いやすくなるというのが実はキモで・・・

ワールドシャウラ1785は小型のシンペンなども60m前後遠投できる性能なので出なかった時に、すぐさま通常のシーバスルアーに切り替えてそれがかつ安定して使えるというのが神バランスたる所以です。

こんな感じでメインの釣りが成り立たない時に別の釣りに切り替えて安定して使えるというのもバランスを考える上では非常に重要です。

あとワールドシャウラ自体の性能が非常に高いので、重いスコーピオンMD(300g)を搭載してもバランスが良く持ち重りがしないのも見逃せないポイントです。

ハイエンドモデルは高いですが、このようにバランスが総じて良いのでルアーのウェイトを大幅に変える不安定な釣り方でも合いやすいです。

タックルバランスQ&A

  • シーバスがあまり釣れないのですが、タックルバランスが悪いからですか?

これは注意点があって…

  • バラシが多い→タックルバランスが強すぎ
  • そもそもアタリもない→タックルバランスはほとんど関係ない

これを目安としてください。

よく考えるとシーバスの唇にルアーが触れてないのでロッドやリールはほとんど関係ないですよね。※細かい因果関係はありますが割愛。

なので掛かってない時点でルアーが悪いか、やり方が大幅に違うかの2択になります。

基本はメジャーなポイントであればスレているのですべて見切られているという感じですね。

なのでバランス自体を整えるのは良いですが整えたからといって釣果が大幅に変わらない場合もあります。

  • タックルバランスを揃えたらキャスト精度は上がりますか?

上がるのですが、もともと最低限出来てないと意味はありません。村田基や大野ゆうきにバランスが悪いタックルを渡してもそこそこ決めてくれるはずです。このようにある程度できる人がバランスを揃えると大幅に決まりやすくなるだけです。

  • どういった観点でバランスをセッティングしていますか?

基本的にレビューするルアーに合わせてバランスを考察することが多いですね。

レビュールアーで掛けてバラすとイライラするので(笑) なので確実に決める方向性でセッティングしています。ロッドとリールはドンピシャなことが多いのでよくPEとリーダーの太さは変えて調整しています。

  • 初心者ですがバランスは気にした方が良いのでしょうか?

けっこうバランスの調整は難しいので、あまり時間を割きすぎない方がよいです。

目安として…8~9,6フィート台のMLのロッドとスピニングリール3000番でPE1号とリーダーフロロ4号あたりを目安に調整してください。これだと普通に合う可能性が高いです。

コチラの記事では合うように考えてリールとロッドの紹介をしています。注意して欲しいのが店員やYouTuberなどは10フィート前後でMクラスロッドを進めてくることが多いですが初心者向けではないのでよく検討したほうが良いです。

シーバスの引きに対応するためだと思うのですが大型や中型のルアーに合わせないとバラシが激増したりそもそもバイトさえないこともあるので注意が必要

絶対的に小さいルアーの方がシーバスを釣りやすいので安易に信用しないようにしましょう。※噓をついてるわけではないのですが、あまり詳しくない場合もあります。

  • タックルバランスがあっているかどうか分かりません。

まあ気になるのであれば問い合わせから送ってもらえばあっているかどうか検討します。一応シマノかダイワなら結構詳しいのでアドバイスはしやすいですね。

  • ショアジギングメインですがバランスを気にした方がいいでしょうか?

絶対に気にした方が良いです。青物はシーバスよりも断然強くさらに飛距離も必要、さらに長時間やることが多いのでバランスが狂うとメタルジグなのに60mぐらいしか飛ばない、フックが伸びるなど恐ろしくデメリット部分が目立ちます。

あまりショアジギングは詳しくないのですが、できればハイエンドに揃えつつ手持ちの得意なルアーがより使いやすくなるようにセッティングした方がいいかもしれないですね。

エンカウンター96MHで現状はやってますが、メインでがっつりショアジギングをするとなると100%買い替えますね。一応その予定はないですが…まあこれで当分はやろうかなと思っています。

あまり見てないのでアレですがまあコルトスナイパーから選ぶとは思います。

  • ロッドとリールとルアーの総重量が軽いとバランシングがいいのですか?

そういうわけではありません。例えばハイエンドで揃えると最近であればロッドが150gでリールが200gぐらいなので総重量が350g程度ですが、こちらもルアーがタックルに合ってないと「軽いけど何か使いづれえな~」と感じるはずです。

特に重いバイブレーションやリップが大きいミノーを使うと総重量が軽くともダルさがある場合もあります。

こういう時はツインパワーなどのショアジギ兼用パワータイプのスピニングに変えたりしないと総重量が軽くとも使いづらくなるはずです。

このように総重量でなく総重量+メインルアーの巻きの重さなども比較してバランシングする必要があります。

私の場合は重いバイブレーションや疲れるジグなどは使わないので、巻き感覚の軽いルアーが使いやすくなるようにセッティングしているわけです。

まとめ

バランシングは重要。セッティングは面倒だがやる価値ありです。

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