【改訂版】スピニングリールとロッドのメンテナンスのやり方
今回は「シーバス スピニングリールのメンテナンスのやり方」をお送りします。最近のリールは非常に性能が良くメンテナンスを施す事によってより長い時間使用することができます。今回は分解なしでできる簡単なメンテナンスを紹介します。
Contents
シーバス スピニングリールのメンテナンスの基礎知識
- スピニングリールは釣行後ドラグを締めて水洗いが基本
水洗いは釣行後に行いましょう。これは非常に簡単でドラグを締めこんでリール全体はかるく水で流して後は自然乾燥させるだけです。
ルアーの塩抜きの時にさっとできるので毎回施しましょう。釣り場はホコリや海水が少しかかったりするのでリール表面は少し使っただけでも結構汚れてしまいます。
今回のメンテナンスは注油と簡単な清掃を紹介します。このメンテナンスは釣行が2日ぐらい空く場合に行っておきましょう。そうするとかなり長い間使用することができます。
リールやロッドのメンテナンス準備物
- オイル(さらさらしたタイプ)
- パーツクリーナー
- ウエス
まずはこの3つを用意しましょう。シマノは各種-ドライバーがあった方がいいですね。非常に簡単ですので15分もかからずに終わります。
リールやロッドメンテナンスのやり方
赤〇に注油するだけでOKです。特にラインローターは潮噛みしやすいので注意。
ベイルローター部分はPEラインのカスが溜まりやすいので注油する前に確認してごみがあるようならもう一度洗浄しておきましょう。洗浄するときはパーツクリーナーで飛ばしてもいいですし、水で洗っても大丈夫です。
シマノのリールはメンテナンスホールがあることが多いので-ドライバーであけてここにも注油しておきましょう。この2つで基本的にOKです。別に分解していろいろしなくてもいいので非常に簡単ですね。
シーバスロッドのメンテナンス
こちらはものすごく簡単でまずはロッドをシャワーなどで大雑把に水洗いします。
その後、ウエスで水気をとってPEにシュをガイドにふって吹いておくだけです。
特にガイド部分は潮やごみ、PEラインのカスなどが着きやすいのでメンテナンスなしで使用すると飛距離が減衰したりラインブレイクの可能性も出てくるので丁寧にこなしておきましょう。
あと地味にやっておきたいのがロッドとスピニングリールを止めるリールシート部分です。
ここは海水が非常に入りやすいのでほっておくと潮噛みしてガリガリしだすのでロッド自体をぬるま湯のシャワーで洗って吹いておくといいでしょう。
あと海水が残っているとリールシートが臭くなるので要注意です。
よくあるスピニングリールのトラブルシューティング
ここからはスピニングリールによくある故障のトラブルシューティングを解説します。
- 巻いた時にシャーシャー音がする→ベイルローターの腐食→交換
- 巻きが重い→内部のドライブギア腐食→分解して全交換
- 頻繁にバックラする→スプールの傷→削るか交換
- ジャリジャリ感→内部やハンドルノブに砂→分解洗浄
上あたりがよくあるスピニングリールのトラブルです。スピニングリールは定期的にメンテンスすれば比較的丈夫なのでメンテンスはしっかりと行いましょう。
リールとロッドのメンテンスQ&A
- メンテナンスをやればどれぐらいリールは長持ちしますか?
スピニングリールは構造上海水が入りにくいので上のメンテナンスをしっかり行っておけば5年ほどは持ちます。もちろん落としてぶつけたなどのトラブルがなければですが・・・
現在使用中のエクスセンスBBも中古で買ってそこから何のトラブルもなく数年以上使用できています。エントリークラスでも数年は普通に使えると思います。
- 釣行頻度が少ないのですがメンテナンスはやった方がいいですか?
ぜひやってください。釣行頻度が少ないほどその分使ってない=長持ちするのでメンテナンスすればより長期間使用できます。週一回のペースでの釣行なら無理に当日にメンテナンスしなくても次の日にやればいいだけです。※水洗いだけは当日やっておきましょう。
- スピニングリールの巻き感がゴリゴリします、オーバーホールしたほうがいいですか?
ゴリゴリする原因はスピニングリールだとメインギアが腐食してしまっている可能性が高いのでオーバーホールするか自分でパーツを取り寄せて交換する必要があります。
- ぶつけた記憶がないのに傷がついている・・・なぜですか?
ぶつけた記憶がなくてもリーダーを巻き替える時に地面に置いたり写真撮影で置くとそこから傷がつくことが多いです。
あとアウトドアなので、車からの出し入れや移動で何かに気づかずにすれたりして傷が入る場合も多いので、いやな場合はリールスタンドを付けたり、リールシートで保護しておくのを推奨します。