【最新版】シンキングペンシルのサイズの選び方
今回は「シーバス シンキングペンシルのサイズの選び方」をお送りします。シンキングペンシルはサイズの大きさでアピール力が大きく変わります。 サイズがしっかり調整されていないとシーバスに見切られる原因にもなります 。
Contents
シンキングペンシルのサイズは三つに分類される
10~13cm | 20g~28g |
8~10cm | 13g~20g |
5~8cm | 7g~13g |
シンキングペンシルは三つのサイズに分類されます(目安)。この三つのサイズをフィールドの規模やベイトのサイズに応じて使い分ける必要があります。
- 10~13cmの特徴
ウェイトがあり飛距離が出る。ボディサイズも大きく比較的アピール力が高い。なので小魚系のベイトパターンでハマる事が多いです。推奨フィールドは河口やサーフなどがおススメ。
- 8~10cmの特徴
こちらもミノーに比べるとかなりの飛距離が出ます。数多く発売されているのでボディの幅などの選択肢が多いのが特徴です。このサイズからアピール力がかなり低くなってきます。推奨フィールドは河口やベイエリア。
- 5~8cm
アピール力がかなり低く、特殊なパターン、バチやマイクロベイトでハマりやすい。種類が少なくチョイスの幅が狭くなるのが欠点。推奨フィールドは小規模河口やベイエリア。
- シンペンは大きいサイズでもアピール力は高くない
シンペンはアクション自体がかなり大人しいので一番大きいサイズでもかなりアピール力が抑えられています。
イメージはリップレスミノーがアピール力10に対して、シンペンのアピール力は4といった感じです。サイズが大きいシンペンでもある程度シーバスの近くを通す必要があるのでレンジ攻略と流す位置は吟味しなければ釣れません。
その代りにウォブリングにスレたシーバスを容易に釣る事ができます。これらの特徴を理解してサイズのアピール力とウェイト調整でハマるシチュエーションに応じて使い分けるのが釣るためのポイントになります。
サイズとアピール力の関係を理解し使い分けるのが重要
シンペンのサイズが大きくなればなるほどボディの幅が広くなりアピール力が上がります。
なので自分のフィールドの状況に応じてシンペンのサイズを選ぶ必要があります。
- 状況が把握できない時は大きいサイズからドリフトさせる
シーバスの活性の高低がフィールドの見た目で判断できない場合は、10~13cmを用いて広くポイントを打って行ってシーバスの活性の状況とベイトの位置を把握していきましょう。
この場合はある程度アピール力も欲しいのでファットタイプでチャート系にしておくとボディの大きさのアピール力とカラーで目立たせることができます。
この状況が分からない場合に欲しいのがベイトの種類です。
河口ならイナッコの位置とサイズ、バチ抜けが起こっていないか、サヨリなどの細長いベイトがいないか、などが分かるとかなりシンペンのサイズをしぼりこむ事ができるので非常に有利になります。
シンペンはバイブやジャークベイトのようにアピールして食わせるルアーではなく餌と誤認させていくマッチザベイトやドリフトが有効です。捕食ベイトに合わせるとかなり釣果はアップするのでこちらも覚えておきましょう。
- 状況が悪い場合はサイズを下げる
例えば晴天無風、プレッシャーが高い、海水の透明度が高い、水温が極端に低い高い、などの悪条件が揃うとボディのアピール力が高い10~13cmだと見切ってくる事が多くなるので、スリムサイズの8~10cmにサイズダウンしてドリフトさせるのがポイントです。
なので状況が悪い場合はとにかくアピール力をどんどん下げてシーバスの近くを通す必要があります。
ここで重要なのがシーバスの位置がある程度絞り込めているという事です。近くを通す必要があるので位置が分かっていないとそれができません。なので事前の情報で位置を判断する必要があります。
この2点が基本的なサイズの使い分け方です。アピール力とサイズは比例関係なので悪条件が揃うとサイズを下げてシーバスの近くを通す必要があります。
こちらはパンチライン80での釣果ですね。冬で水温低下、ベタなぎ、ベイトなしと三重苦でしたね苦笑 一応濁りはあったので大きめのシンペンからスタートしたのですが完全に無だったので80にチェンジという流れでした。
シーバスの平均サイズを上げたい場合は10~13cmで固定
シーバスはサイズが大きくなればなるほど、ルアーに対する見切りが高くなる、常駐するレンジが低くなる、流下してきたベイトしか狙わない、ベイトを追いかけまわさないという性質が強くなっていきます。
もちろん例外的に活性が著しく高い場合や、好みのベイトがいる時は浮いてきたり、見切りが甘くなりますが、そういった好条件がない場合は特に上の性質を強く発現するようになります。
このルアーに対する見切りが高くなる、常駐するレンジが低くなる、流下してきたベイトしか狙わない、ベイトを追いかけまわさないという性質に対してシンペンのドリフトはかなり噛み合っていますので平均サイズを上げたい場合は10~13cmの大きいシンペンで固定し釣りをすると良いでしょう。
10~13cmのシンペンはセイゴのバイトがほとんどないため、場荒れするのを防ぐことができます。
さらにそれ以下のシンペンよりも飛距離が出て沈降が速いので活性の高いセイゴフッコの表層レンジを素早く外すことができます。
無難に釣りたい場合は8cmがおすすめ
8~10cmは河口のように流れがあるとボディのサイズ上かなり見切られづらいので少しスレていて条件が悪い場合もかなり反応があります。
さらに沈降が遅いので表層を探りやすいのもポイントでベイト付近にいるややナーバスなシーバスも釣りやすいです。
なので迷った場合は8cm寄りの小型サイズでローテーションを組んでヨレやベイトの付近をドリフトでゆっくり流すのが無難に一番釣れます。
しかし欠点があり、小型サイズがかなり混ざってきてしまいます。さらにボラやウグイなどの外道がバイトしてしまう事が多くなります。
河口でも40~50cmのシーバスの数は多いのでシンペンのサイズ自体を下げるのは有効です。
やはりデメリットのセイゴやフッコのバイトはどうやっても弾くことができないので要注意。
シンペン初心者は8~10cmでとりあえず釣れ!
シンペンはウォブリングしないのでルアーの違和感を覚えられにくく少しレンジを下げたり、リトリーブスピードを変えたりするとかなり反応が長持ちするのでおススメです。
上の写真のようなセイゴやフッコはかなりの群れで河口に入ってくるのでバイトが止まらなくなってしまう場合もあります。
特に河口は時期にもよりますが80cmも十分狙えるので無理にサイズを下げて数を狙うよりシンペン自体のサイズを上げて通年やった方がサイズが上がるのでバランスや狙いたいスタイルをしっかり決めて運用するのが重要ですね。
ちなみにサイズの下げすぎに注意しましょう。サイズを下げればもっと見切られにくくなりますが、その分何度もレンジ調整したりする必要もあり食わせるのに時間が掛かる場合もあります。
シンペンサイズQ&A
- シンペンで釣れないのはサイズ感も原因としてありますか?
そうですね、サイズ感が小さくなると見切られにくくのはなるのですが、ミノーと違ってシンペンはリップがないので流れに極度に弱くなってしまいます。
例えばダウンクロスで流すと川のスピードと巻きのリトリーブで動きが破綻していて、さらにそれに気が付かないというケースも多いです。(巻き感がないので破綻しても気が付かない)
なので上のガルバのような小型のリップ付きシンペンでアプローチする必要性などもあります。
- コノシロやボラパターンで使えるシンペンはありますか?
基本的に市販のシンペンはウェイトの関係上長くて14㎝前後です、従って大型のベイトが捕食されている時はビッグベイトやビッグミノーの出番になります。
使い方は上を参考にしてください。
そういうわけで、シーバスラボで対ランカー狙いのシンペン、イナ棒160を作りました。イナ棒160は45g程度で表層を攻略するビッグシンペンです。
かなりランカーも釣っているので、作ってよかったなと思ってます笑
まとめ
シンペンのサイズチョイスは非常に重要です。アピール力と釣りたいシーバスの型に合わせて調整できるのを目標にしましょう。