鉄板・プラ・ソリッド系バイブの性能差とは?シーバス釣りでの使い分けを徹底解説!

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メガバス(Megabass) ONIMARU 12g G カタクチ

シーバスゲームにおいて、バイブレーションルアーは欠かせない存在です。その中でも、「鉄板(メタルバイブ)」「プラスチック(プラバイブ)」「ソリッド系バイブ」という3種類のタイプが存在し、それぞれが異なる特性を持っています。

この記事では、各バイブレーションルアーのメリット・デメリットや使用シーンの違いを解説しながら、状況に応じた適切な使い分け方をご紹介します。

鉄板バイブレーション(メタルバイブ)の特徴

特徴:金属製の薄いボディが最大の特長。水を切る感覚が鋭く、キレのあるアクションが得意。

メリット

  • 圧倒的な飛距離で広範囲を探れる

  • フォールが速く、ディープエリアの攻略に強い

  • 強い波動でアピール力が高く、活性の高い魚に効果的

デメリット

  • 巻き抵抗が大きく、疲れやすい

  • フックが絡みやすいことがある

  • 根掛かりリスクが高く、ロストしやすい

  • 沈降速度や波動の関係上ナイトゲームではとても使いにくい

メタルバイブは、金属製で、圧倒的な飛距離と強い波動が最大の特徴です。

特に広範囲を効率よく探りたい場面では非常に有効で、遠投性能の高さは他の素材のバイブレーションと比べても群を抜いています。また、フォールスピードが速いため、ボトム付近のシーバスを素早く探るのにも向いており、流れの強いエリアやディープレンジの攻略にも強さを発揮します。

一方で、巻き抵抗が大きくなる傾向があり、長時間の使用では疲労感を感じやすいのが難点です。また、ボディが薄いため、フックが絡みやすかったり、根掛かりのリスクが高くなることもあります。

他にも、波動や沈降速度が速くナイトゲームでは非常に使いづらいです。なので、テッパンに関してはデイゲームや朝まずめ専用と思ってもらってもよいです。

プラスチック製バイブレーション(プラバイブ)の特徴

特徴:中空ボディや固定ウェイト構造が一般的。浮力を持ち、よりナチュラルな演出が可能。

メリット

  • ナチュラルなアピールでスレた魚に強い

  • ゆっくり巻けるので、スローな展開にも対応

  • フォールスピードを調整しやすく、柔軟性が高い

デメリット

  • 飛距離が鉄板バイブより劣る

  • 軽いため、風の影響を受けやすい

プラスチック製バイブレーション、いわゆる「プラバイブ」は、中空ボディや固定ウェイト構造を持ったルアーで、ナチュラルなアクションと扱いやすさが魅力です。

金属製のメタルバイブと比べると波動が控えめで、水中での動きが柔らかく、プレッシャーが高い場面やベイトがゆっくり動いている状況に特に効果を発揮します。巻き抵抗が少ないため疲れにくくアクションも加えやすいので、初心者でも扱いやすい点も特長のひとつです。

また、プラバイブは素材の浮力を活かすことで、スローリトリーブやレンジコントロールがしやすく、シャローエリアでも使いやすい設計のモデルが多く見られます。フォールスピードも比較的ゆっくりで、食わせの「間」を作りやすいのも利点です。

一方で、飛距離はメタルバイブに劣ることがあり、風の強い日や遠投が必要な場面では不利になることもあります。ですが、そのぶん繊細なアプローチができるため、喰い渋ったシーバスへの対応力には優れており、タフコンディション時の一手として重宝されるルアーです。

ソリッド系バイブレーション(ソリッドバイブ)の特徴

特徴:比重の高い樹脂製などで構成された中身の詰まったバイブ。沈下姿勢やバランスが安定している。

メリット

  • 飛距離と巻き心地のバランスが優秀

  • フォール姿勢が安定し、食わせの間を演出できる

  • 強度が高くぶつけても安心

デメリット

  • 波動がやや控えめで、アピール力が弱い

  • 比重が高く、操作ミスで底を叩きすぎることがある

ソリッド系バイブレーション、通称「ソリッドバイブ」は、高比重の樹脂素材などで作られた中身の詰まったルアーで、飛距離と安定性のバランスに優れたタイプです。プラバイブよりも比重が高く、メタルバイブに匹敵する遠投性能を持ちながらも、巻き心地は軽く、操作性に優れているのが特長です。

ただし、波動はメタルバイブほど強くなく、アピール力を重視したい場面ではやや物足りなく感じることがあります。

また、比重がある分、油断するとボトムを叩きすぎてしまうこともあるため、扱いにはやや慣れが必要です。

ソリッドバイブはシリコン製のバイブもあり、こちらはプラよりもナチュラルにアクションします。

バイブの素材の状況別おすすめ使い分け方を解説!

釣りの状況おすすめバイブのタイプ理由
広範囲をテンポよく探りたい鉄板バイブ飛距離が必要で、手返しよく攻められる。ベイトが小さく活性が高いときに最適。
プレッシャーが高く、ナチュラルに誘いたいプラバイブ魚がスレている状況でも自然にアプローチでき、スローな展開に強い。
強度を活かしたピンスポット狙いソリッドバイブストラクチャー周りでタイトにキャストして狙う

補足 鉄板バイブはデイゲームや朝まず目がおすすめ。プラやソリッド系はシチュエーションを選ばずに使いやすいのでまずは後者を主に使うのがよい。

どのタイプのバイブレーションも重さが重要で重すぎると釣れないので上を参考に。

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