質問コーナー シーバス 日本海側河川の河口域における回遊や時合いについて
質問内容
はじめての質問、失礼致します。
私は現在○○県の〇〇川という河川をホームにシーバスを狙っていますが、時合に関してあまりにも読めずに迷走しています。
鮎が豊富な河川です。
水深は全体的に2mちょい程で、河口から3km上ほどまでは非常に流れがトロく、その上4km程までは雨量次第といったところです。日本海側で大潮でも干満差が30cm程でそれによる影響が非常に少ないと推察されます。
さて本題です。最近河口域にイナ、コノシロが入っているのですが、それらが捕食されるタイミングがわからず釣果情報は上がっているものの毎度タイミングを外してしまっています。
当然、朝マズメ、夕マズメはエントリーしていますが、小潮にも関わらず真っ昼間に突然祭りが起きたりしており、それらの時合を読む術が全くわからず困っております。ちなみに釣られたであろうタイミングは潮止まりだったと思われます。
自分の狙い方としては朝マズメを河口で行い、日中を下流~中流をランガン。夕マズメに再度河口といった感じで、それでまあまあ釣れるのもの日中に河口で祭りが起きた場合に対応できていない状況です。しかし、根拠もなく永遠と河口で回遊を待つのも非効率な気がする上、待っても成果が出たことがなかったため、これ以上先に進めておりません。
そこで日本海側河川の河口域における回遊、もしくは時合を読む為の考え方をアドバイスいただけないでしょう?
日本海側でも太平洋側と同様に潮により大きく回遊などはするのでしょうか?よろしくお願い致します。
トモヒロさんより
以下回答
サンキューベリーマッチ!ということで早速いきましょう。
- 日本海側で大潮でも干満差が30cm程でそれによる影響が非常に少ないと推察のくだり
一般的に太平洋側と日本海側では干満差が大きく違いますね。私は太平洋側なので超干満差があります。なので釣行の目安として潮位差は結構重視しています。
しかし、干満差が少ない地域でも潮の流れの変化やそれに伴うベイトの出入りなどは必ず影響を受けるのでタイドグラフなどはある程度確認していきましょう。
- 小潮にも関わらず真っ昼間に突然祭りが起きたりしており、それらの時合を読む術が全くわからず困っております。ちなみに釣られたであろうタイミングは潮止まりだったのくだり
ベイトはイナッコとコノシロだと推測されてますね、一点気になったのがおそらくイナッコではそこまで活性は上がらないのでコノシロの方でボイル=お祭り状態になっている可能性が非常に高いです。
特にコノシロは図体の割に体が柔らかく吸い込みやすい、さらに栄養価が高いのでシーバスはかなり好物です。なのでイナッコも捕食されているのはいますが真昼間の潮どまりで急激にボイルしたりするのはほとんどコノシロが回ってきた時だと思っておいた方がいいですね。
なのでコノシロ狙いの対処法を知っておくといいでしょう。
基本コノシロは餌のプランクトンや小魚を食うために大きめの群れで河口付近をぐるぐると回ってますのでそれが自分のルアー圏内に来ないと絶対に釣れないですね。ここが一番難しいです。
なのでコノシロを釣りたいときは回ってきやすい潮目や流心をルアーで探しつつナブラやボイルが出るのを目視して打つとかでないと釣れないです。
なので運要素が強いです。
自分の狙い方としては朝マズメを河口で行い、日中を下流~中流をランガン。夕マズメに再度河口といった感じで、それでまあまあ釣れるのもの日中に河口で祭りが起きた場合に対応できていない状況です。しかし、根拠もなく永遠と河口で回遊を待つのも非効率な気がする上、待っても成果が出たことがなかったため、これ以上先に進めておりません。
この釣り方は全く問題ないと思いますし、釣れているのであれば変更しなくてもいいですが、日中のコノシロパターンで釣りたいなら日中を下流~中流の中流の部分をカットして河口~下流付近をランガンしつつ何度も往復するようにすればコノシロの群れに当たる確率は高くなります。
基本コノシロは中流まで上がってくるのはまれなので河口付近から下流1km圏内を細かくルアーを打ちながら偏光グラスで水中の様子を見つつって感じになってきますね。
コノシロはボラと違って似たような場所に回ってくるベイトじゃないのでめちゃくちゃな動きをします。結構有力な探し方として餌釣りの人に聞くのがいいですね。餌釣りの人は情報を教えてくれる人が多いのでよく話を聞いていた方がいいでしょう。逆にシーバスの人は結構うそをついちゃう人が多いので(私も)あまり聞かないようにしましょう。
- 日本海側河川の河口域における回遊、もしくは時合を読む為の考え方をアドバイス
潮位差という分かりやすい目安がないので難しいですが、基本は自分が釣ったシーバスの時間帯や潮周りなどを見つつ・・・
- 自然的な変化がないか
をよく考察してみると見えてくることが多いです。どうしても釣果や海や川の様子に目が行ってしまいますが・・・
- 鳥(さぎなど)がいるか
- 釣れる前にサーッと風が吹いてきたかどうか
- 釣れる前に潮目の位置や流心の幅に変化が見られなかったか
- 天候的な変化がなかったかどうか
などをよく観察してみるといいでしょう。私のどぶ川でよく目安にするのがサギが飛んでくるかどうかですね。サギも餌を食いに河口に来るので私たちよりもはるかに小魚を見つけるのがうまいです。
基本時合いは自然的な変化があってそこからくるのでそういった予兆を見逃さないようにしてください。
あと補足ですが・・・
コノシロやイワシなどのボイルは自然的な変化というよりシーバス自体がその餌をみて興奮して起こります。特に日中のボイルなどは自然的な時合いというよりシーバスがコノシロの姿やにおいなどに興奮しておこるので意味をはき違えないようにしましょう。
- 日本海側でも太平洋側と同様に潮により大きく回遊などはするのでしょうか?
これはしますね。ほとんど同様の動きをするのではないでしょうか? 一応気になるなら爆釣速報などで日本海側の釣果などをみて研究するのがおススメです。
干満差が少ないと釣りはしやすいですが時合いや雰囲気つかみが難しく、干満差が多いと時合いや雰囲気つかみは簡単ですが釣りはしずらいと覚えておくといいですね。
いやーこんなもんですかね、一応コノシロ狙いは運要素が強いのでこの時期だと落ちアユや遡上するランカー狙いに切り替えるのもアリですね。また何かあればコメント欄等でよろしくお願いいたします。