シーバス ベイトリールでPEラインをバックラッシュや高切れせずに快適に使う方法
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シーバスベイトPEでバックラッシュや高切れが起こる原因
まずはなぜバックラッシュや高切れがPEラインで起こるのか理解しておくとスムーズに解決できますのでしっかり理解していきましょう。
- スプールが回りすぎる→ラインがドバっと出る(出るというか回りすぎてラインが浮いてくる感じ)→バックラッシュ!
こういった感じで起こります。これはPEラインでなくても普通にナイロンやフロロでも起こりますね。ようは回転しすぎてラインが浮いてきてそれに絡まってというイメージでOKです。
ここからが問題でPEラインはそのまま高切れする確率が非常に高いと感じた人は多いと思います。原因は以下です。
- バックラッシュ!→ルアーの飛ぶ力がPEに全部かかってしまいラインが耐えられずブチっ!
こういった感じで切れます。PEラインは伸びがないのでスプールのバックラッシュでラインが止まった時にすべての負荷がかかってしまい切れます。
さらに・・・
- PEラインが細ければ細いほどラインの強度が弱いので高切れする可能性が高くなる
スピニングで使うような細いPEだと余計に高切れしやすくなります。
実際ナイロンやフロロのような伸びのあるモノフィラのラインを使うとバックラッシュ自体はするものの高切れはほとんど起こりません。(ラインが痛みまくっていると起こるかもレベル)
これは簡単でバックラッシュしてルアーが空中で止まった時点でラインが伸びるのでショックを吸収するためです。
- 厄介なのはバックラッシュよりも高切れ
バックラッシュ自体は最悪そのまま釣りを止めて直せばいいのですが・・・(PEだと激しくバックラッシュすると直せない確率が高い)
高切れは問題でルアー自体がなくなりますので環境的にもお財布的にもよくないです。
なので要は高切れだけはしないようにすれば最悪損失自体は大きく減ります。特に私はないですがビッグベイトの高切れなどは5000円を海に捨ててるのと同義なので非常に損失になりますね。
シーバスベイトPE快適術 キャストやラインの巻き方について
- ベイトPEは基本思いっきりふるのNG
スピニングのように思いっきり振りぬくと最初に過回転を起こしてバックラします。なので、たらしを長くしてロッドをテイクバックをとってルアーの重みが感じる時にリリースするとよいでしょう。
ロッドごとにリリースするポイントが違うので投げ込んで把握しておく必要があります。
一般的にハイエンドモデルの方が最大飛距離のリリースポイントが広いです。
逆にエントリーモデルやミドルモデルは狭くリリースするポイントが難しい傾向があります。リリースするポイントをミスると過回転したり、逆に回ってなくて飛ばないことが多いので要注意。
- ラインはエッジ手前まで巻くとOK
ベイトリールのラインをもりもりで巻くと放出時にたわんで出るのでかなりバックラしやすくなります。あとシンペンなどの巻きが弱いルアーでも回収時にラインテンションをかけずに巻くとたわみやすくなるので要注意。
なので、最初はミノーやバイブレーションなどを使うといいでしょう。キャストする前にたわみなどがあれば巻きなおした方がよいですね。
PEライン向けのシーバスベイトリールを検討してみよう
最近ではダイワのソルティストPEスペシャルのようにPEライン専用のベイトリールが発売されています。
PEライン向けのブレーキ設定やラインの放出を綺麗に出力するTウィングなども採用されているのでベイトシーバスでPEラインをうまく扱えないアングラーに非常におすすめです。
参考例 PEラインベイトリールのタックルセッティング
こちらは以下のセッティングになります。
- アンリミテッドオブワールドシャウラ
- 19スコーピオンMGLXG
- agepoch8ブレード4号 (中国産のよく分からん安いPEです)
ブレーキ設定はメカニカルブレーキ0ポジションでSVS二個、外部真ん中です。特に大きなトラブルなくサイレントアサシン160で40~50m前後飛びます。
こちらは以下のセッティングになります。
- アンリミテッドオブワールドシャウラ
- スコーピオンMD300
- シグロン 3号
こちらはショアジギ系のタックルセッティングです。ブレーキはメカニカルブレーキ0ポジションよりもちょっと占めていてSVSは4個です。飛距離も上々でコノシロペンシルが約50m前後ぶっ飛んでいきます。
ベイトタックルPEラインQ&A
- ビッグベイト用のPEラインは何号を巻けばいいですか?
基本的に3~5号お好みでOKです。詳細は以下からはお願いします。
こちらも太ければかなり安心で高切れの心配も少なくなってきます。
- PEラインのベイトリールのブレーキ設定はどうしていますか?
今使っているクラドであれば、メカニカルブレーキカタつくぐらいで、サイドプレートのブレーキ1で固定ですね。強風であれば2にするぐらいです。クラッチを切ったらスコンと落ちてバックラするぐらい緩めています。
こちらはオリジナルルアーのイナ棒160ですが、上記のブレーキセッティングでだいたい50m前後飛ぶので特に飛距離面でディスアドバンテージは感じないですね。
特に最近のシマノ系エントリーモデルないしミドルモデルのDC機はかなり機構が簡略化しており細かく設定しようにもできないといった感じでしょうか。それでも特に大きなトラブルはないですね。