シーバス 初心者向けの河口や河川でのリップレスミノーやミノーの使い方
河口や河川でのミノーの使い方
- 確実にドリフトを決めよう
河口や河川でのミノーの使い方は至ってシンプルで基本はドリフトです。
例えばガーッと巻く、流れに逆らって巻くなどをしてしまえば違和感の塊でスムーズにバイトを引き出すことができません。仮に雑な釣りで釣ったとして後が続かないことが多くさらに釣果も安定しないというケースが多いです。
逆いうとドリフトができないとバイブレーションの下位互換ですのではっきり言って全く釣れないという場合もあります。なので絶対にドリフトは習得してください。
- ドリフト+αを目指そう!
基本はドリフトですが・・・ミノーは総じてアクションに対して追従性が良いのでドリフト+αを目指していきましょう。
例えば・・・
- ドリフト中に食わせを入れるためにストップ&ゴーをする
- ピンポイントではジャーキングやトゥイッチで攻めてみる
などです。こういった+αを生かさないとただ闇雲にドリフトさせるだけでは飛距離も出てドリフトもスムーズにでき違和感の少ないシンペンの下位互換になってしまいます。
なのでシンペンが苦手な強めなアクションや止めることによってのサスペンド状態を生かしていくことを考えましょう。(ドリフトに慣れないうちにアクションを入れるともっと釣れなくなるので注意)
実は至ってシンプルですがこのドリフトorドリフト+αができればスレが入った現状でも普通に釣れます。
何をしたいかはっきりさせてミノーを使おう
まずはどういったシーバスを取りたいのかはっきりさせてミノーを導入するのがポイントです。
この使用目的がはっきりしていないと中途半端になってしまってそれだったら特化型のルアーでやればよいということになってしまいます。
どうやって使用用途をはっきりさせればいいのかというと・・・
- 浮いたシーバスガンガン釣りたい→速めのドリフトでくまなく河口内をランガンする
- コノシロやボラに着いたシーバスを釣りたい→170mm台ミノーを使用する
- マイクロベイトに対応させたい→小型ミノーを使用する
- 表層のばち抜けを攻略したい→バチッぽいリップレスミノーを使用する
こういった感じで河川や河口の状況を見て釣り方を調整して何がしたいのかはっきりさせてミノーを使用していきましょう。
悪い例として・・・
ネットやYouTubeなどを鵜呑みにしてとりあえずミノーをよくわからないまま使ってみるです。
こういった用途や釣り方がイメージできてない段階で使うとすべての面で特化型ルアーに負けるのでボウズどころか全く釣れない時期が長く続くなんてことも考えられます。
絶対に押さえておきたいミノーで釣るためのコツ
- ミノーのアクションがしっかり出ているかどうか
よくあるのがSRやSSR系の所謂シャローランナー系のルアーを足場が高いところで使用してしまってルアーが水面直下ではなく水面に出ていて全然動いてないなどのケースです。
最近は強ウォブリングよりもドリフトではアクションが伝わってこない弱ウォブンロール(低速だとロール)のミノーが多く実は全く動いてないと感じてしまうなんてこともあります。よくあるケースを書いておくので参考にどうぞ。
- 重心移動が戻ってない
- 足場とアクションのバランスが取れてない
- ロッドの角度などがはっきり決まってない
こういったことはルアーやポイントごとに調整しないといけないので注意しましょう。
- 表層に浮いたシーバスがいるタイミングや条件でミノーを使用する
ミノーは基本浮いたシーバス狙うためのルアーですから(中層にいて水面上部を狙うシーバスも含む)こういった条件で使用しないとミノーにバイトしてこないケースが多いです。
従って河口や河川の状況を見つつ使用しないとシーバスはいるけど全くカスリもしないことが多いです。以下にシーバスが浮いてきやすい状況を書いておくので参考にどうぞ。
- 濁りが入っている
- 水温が比較的高い
- 小魚全般を狙っている
- 水深が2m以下で浅い
- 浮きやすい時期冬以外
こういった状況が揃うと大概浮いているので狙いやすいです。
しかし、浮いている時点で釣りやすいので上手い人がザーッとミノーを流すと全て釣り切られたり、スレ出して見切ってくることもあります。なので先行者のうまさも様子を見るうえで重要です。
河口や河川はミノーのランガンスタイルがおすすめ
良くありがちなミスとしてミノーで粘るケースです。
これは結構な悪手でミノー自体がそこそこ違和感の塊でスレやすいのでよほどうまくしないとスレ出して手が付けれない状態になってしまいます。
挙句の果てには結果ミノーでなくシンペンで釣ってしまうというケースにも多いことから、河口や河川では数種類のミノーに絞ってランガンするスタイルが非常におススメです。
ランガンをこまめにすれば浮いているプレッシャーのかかってないシーバスの近くに通せることからうまくドリフトの面さえカバーできれば安定感も高いです。
図のように赤線のトレースコースを10m間隔で打ちまくって流せば結果的にシーバスに当たる確率が上がるので安定感があります。
このケースでは連続でドカドカっと釣れることが多いです。群れに当たると多い時では10匹ほど釣れます。
このランガンスタイルで注意したいのがフルキャストしないことでフルキャストしてちんたらドリフトさせていると時間がいくらあっても足りないので30m前後のトレースコースで移動しまくるのがポイントです。
こういったスタイルだと手前に着いた活性の高いシーバスも狙えることからよりミノー向きのスタイルになります。
このランガンスタイルではベイトタックルが有利で短いトレースを連続で打つのに適しています。
最近はかなりシーバスベイトリールも進化していて大きめのミノーなら50m近く遠投でき最悪やや遠めも狙えます。
特に橋脚やストラクチャーが絡む都市型河川ではラインも太くできることから非常に有利なタックルです。
ミノーはとりあえずサイレントアサシンシリーズがおすすめ
シーバス用のミノーはめちゃめちゃ種類があり、とりあえず何から使っていけば分からないと思います笑 こういった方にはシマノのサイレントアサシンシリーズが物凄くおススメです。
理由は・・・
- 飛ぶ(キャストフィールがよい、ベイトタックルでも飛ぶ)
- 分かりやすいウォブリングで使用感がいい
- 129以上は3連フックなのでばらしにくい
- 種類が多い(流通も多いのでAmazonや釣具屋でも入手しやすい)
他にも理由はありますがおススメです。とりあえず80、99、129と揃えておけば良いですね。
私の場合は129と80をよく使用します。特に80は凶悪でサイズの割にかなり飛距離も出て小さいのでスレにも強くストップ&ゴーやジャークなどもできアピール力も高いので多用しています。逆に99は別の選択肢が多いのであまり使ってません。
ミノーでの釣果(Sミノーも含む)
こちらはタイドミノースリムでの釣果ですね、長さはそこそこありますがアクションもおとなしくスレ出しても効果的なので非常におススメです。しかし、軽いのでややタックルは選びます。
こちらはサスケ95での釣果ですね、細身なのでマイクロベイトやイナッコが小さい時にハマります。アクションに対する追従性も高いので基本なんでもできます。しかし、あまり飛ばないので注意ですね。
こちらはライズショット65での釣果ですね、65のサイズはマイクロベイトで使用します。普段はあまり使用しないですが、マイクロベイトが多い時期に使うとかなり効果的です。
こちらはフラッシュブーストでの釣果ですね、フラッシュブースト機能があるので差別化しやすく非常に使いやすいです。シャローランナーなのでウェーディングでも使いやすいですね。
こちらはエクスリム139での釣果ですね、残念ながら廃盤ですが基本性能は高くおススメです。シマノには細めのミノーが少ないのでもしかしたら復刻するかもしれません。
こちらはゴリアテハイでの釣果ですね、シーバスだけでなくチヌにも使えます。パール系のカラーなら表層のばち抜けにも使用できます。
こちらはレスポンダーでの釣果ですね、サイズは129をよく使用します。アサシンよりも浅いレンジをトレースできるのでより表層狙いで真価を発揮できますね。
こちらはX-80マグナムの釣果ですね、潜行深度が深く強ウォブリングタイプなので風が強い時や表層より少し下を探る時に使いやすいです。
こちらはエルドール115の釣果ですね、バチ抜けだったのでラインを乗せて流すとバイト。ある程度までだったらごまかして使うとバチ抜けでも普通に釣れます。
※釣果は随時記載します。
河口や河川のミノーQ&A
- ミノーのカラーの使い分けはどうしたいいですか?
詳しくは以下をどうぞ。
基本に則ってチェンジを心掛けましょう。
- ミノーのアクション使い分けはどうしたらいいですか?
詳しくは以下をどうぞ。
私的にはウォブンロールのみで十分です。
- ミノーのレンジ攻略はどうすればいいですか?
詳しくは以下をどうぞ。
シンキングミノーで中層を探るのはあまりおすすめではありません。
- ミノーのタックルはどれがいいですか?
サイズにこだわりがないなら96MLか96Mあたりがおススメです。ウェーディングやサイズ狙いなら以下を参考にどうぞ。
現状だと96ML、PE06、リーダー20ポンドでスレ対策しつつやっています。120~140のミノーや重めのシンペンを使う時はベイトタックルか100Mのスピニングリールを使います。
- おかっぱりとウェーディングならどちらがミノーで釣れますか?
ランガンで撃っていくスタイルならウェーディングよりも釣れますね。
ウェーディングだとどうしてもシーバスの回遊などに左右されやすいからです。ランガンなら潮位関係なく撃ちまくれるので個人的にはそっちの方が楽でいいですね。というかいつでもやれるのが良いです。
- ミノーで全然釣れません、対処法はありますか?
ぱっと思いつくのはやはりドリフトですね。ドリフトがある程度の精度(流し方もそうだが、結果的にドリフトで釣った本数が重要)がないと本当に特化型ルアーの下位互換なのでサッパリ釣れません。
あと真冬でシーバスもベイトも完全に沈んでいると浮いてないのでさっぱり釣れないなんてことも・・・ 詳しくは以下をどうぞ。
でも最悪の場合ミノーがなくてもシンペンやビッグベイトなどでも通年釣れるのでミノーじゃなきゃ絶対河口や河川のシーバスは釣れないというわけではありません。
- チヌ(クロダイ)がたまに釣れるのですが狙って釣る方法はありますか?
詳しくは以下をどうぞ。
シーバスをミノーで釣るよりも簡単で餌釣りよりも遥かにアベレージがいいのでおススメです。
- リップレスミノーとリップ付きミノーはどちらが釣れますか?
なかなかはっきりと答えれませんが、実質同程度ですね。足場が高いと表層のリップレスミノーではしっかり泳がせませんし、バチ抜けだとアクションが強いリップ付きミノーではサッパリ・・・こんな感じで間をとると半々ですね。
私の場合はおかっぱりでやることが多いのでリップ付きミノーの方をよく使います。リップレスミノーだとたまに泳いでない時がありストレスになるので・・・
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