24スコーピオンMD実釣レビュー!21スコーピオンとの性能差を解説!

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  • 更新情報

この記事は、2025年10月に実際に24スコーピオンMD300を使用して実釣テストを行い、21モデルからの進化点を追記・更新しています。旧記事(21スコーピオンMD)はそのまま比較検証してます。

21スコーピオンから24スコーピオンへ正統進化!!!

21スコーピオンMDは、タフでトルクのあるベイトリールとして多くのアングラーに支持されてきました。しかし2024年に登場した24スコーピオンMDは、ブレーキ・巻き感・すべてが再設計され、より実戦的に進化しました。

  • スペック比較表:21 vs 24スコーピオンMD
モデル名21スコーピオンMD30024スコーピオンMD300
ギア比7.9:17.9:1
最大ドラグ力8kg8kg
自重約315g約325g
スプールアルミ深溝新設計MDスプール(回転レスポンスUP)
ブレーキSVS∞新SVS∞(調整幅拡大)
ベアリング数7+17+1

※公式発表スペックを元に作成。

21と24の大きな変更点は外部ブレーキですね。

以前は外部ブレーキがなくブレーキシュー調整とメカニカルブレーキのみの調整でしたが、外部ブレーキがあり1~6MAXまであります。

従って風が強い時や重い~軽いルアーの調整が現場ですぐできるようになったのが大きい変更点です。特にMAXに近いブレーキは非常に強く、マグナムベイトなどもバックラさせずにキャストすることが可能です。

実釣で感じた21~24スコーピオン300MDの比較ポイント

  • 巻き感が21よりスムーズ

24モデルは内部ギアの抵抗が減り、重量級ルアーを巻いても「以前よりも軽い」感覚でした。

特にマグナムペンシルのリーリングドッグウォークなども軽くできるので疲労感の軽減が顕著になってます。あと21よりもトルクがありハイギア特有の巻き重感は軽減されています。

ビッグベイトだけでなく、巻きジグ高速巻きやジギングなどもやりやすくなっている感じですね。

  • 24スコーピオンの新SVSブレーキの効きが自然というか滑らかな感じ

21モデルではブレーキシューON/OFFの差がやや極端で調整を繰り返す必要がありましたが、24では微調整がしやすく、追い風・向かい風問わず安定してキャスト可能になりました。

24に関してもブレーキシュー3個オン程度が無難であとはメカニカルと外部ブレーキで調整するのがおすすめです。

外部ブレーキは効きが強いので調整は容易でしょう。マグナムペンシル3オンス→30g程度のビッグミノーなどに変更する時も外部ブレーキで調整できるので正統進化した感じがします(笑)

  • 24スコーピオン300MDのデメリットは○○!

まずはやっぱり重いところですね。300gもあるのでロッドとルアーのバランスが取れてないと普通に疲れます。ロッド選びは慎重に行いたいですが、ハイエンドモデルでないと総重量が重くなりすぎてばてます。

あとトルクが強くなった分シーバスに対して強すぎるかもしれません、21よりも握りこみやすくパワーの伝達がいいので70程度のシーバスなら瞬殺KOで引きが楽しめないですね(笑)

24スコーピオン300MDに合うロッドを解説!

  • 24スコーピオン300MDに合うロッド

基本的に30g~150gぐらいまでのルアーなら快適に使えるベイトリールになっていますので、スコーピオン300MDに合うロッドとしては・・・

  • マグナムベイトメイン→EXH
  • ビッグベイトメイン→H
  • ジョイントベイト+大型ルアーなど→M

がよいでしょう。シマノの場合はディアルーナやスコーピオンやワールドシャウラなどが狙い目になってきますね。

ビッグベイトの比重が多い時はワールドシャウラ1785をセットしています。

シマノの以外のメーカーのロッドを検討している場合は上のリンクを参考にしてください。あとシーバス向けだとディアルーナシリーズもおすすめ80Hなどはグリップも長く、値段もそこそこで太ラインにも対応しているのでベストマッチする可能性は非常に高いです。

24スコーピオンMDにおすすめのラインセッティング一覧

釣りスタイルライン種類号数・太さリーダーメリット想定ルアー・状況
河口・港湾のシーバスデイゲームPEライン2号フロロ 25〜30lb飛距離重視、軽量ルアーも対応マグナムペンシル、重鉄板バイブ
ショアジギングPEライン3号ナイロン 40〜50lb強度と飛距離のバランス◎、汎用性が高い50g以上メタルジグ
磯での大型狙いPEライン5号ナイロン 50〜60lb大型青物にも対応青物ルアー
河川中心でのナイトゲームナイロンライン4〜5号不要(直結)トラブルレスビッグミノー、ジョイント系
ブラックバスフロロカーボンライン16〜20lb不要トラブルレスビッグベイトなど

補足ポイント:

24スコーピオンMDはスプール容量に余裕があるため、PE3号200m以上の巻き取りが可能。

太糸を使ってもブレーキ性能が安定しており、「巻きトルク × 太糸 × 大型ルアー」の組み合わせに最適です。ショアジギング併用を考えるなら、PE3~4号+ナイロン(フロロ)50lb前後がベストバランスだと思われます。

スコーピオン300MDに合うルアー

基本的にビッグベイトやマグナムベイトがおすすめですがサイレントアサシン160などのビッグミノーも使うことができます。

一応目安としては2オンス~3オンス程度のビッグベイトを中心に使うのが一番快適に使用することができます。

  • 小型ないし中型ルアー→×
  • 160前後のミノー→〇
  • 1オンス前後のバイブやスピン→◎
  • 1オンス前後のシンペン→◎
  • ビッグベイトや中型ジョイントルアー→◎
  • マグナムベイト→◎

エクストラハイギアなので巻きスピードは逐一遅めに設定するのが良いでしょう。

特に深夜だとグリグリ巻いても食わないので注意が必要。

あと遠投性とエクストラハイギアを利用するならバイブレーションやスピンテールでの使用もアリです。軽めのバイブは使いにくいですが大型シーバス向けや青物向けの30g以上の鉄板バイブやスピンなら十分生かせますね。上のルアーはサルベージソリッド85です。

24スコーピオン300MDの釣果や実釣動画

コノシロペンシル、アンリミワーシャ、24スコーピオン300ですね。

ラインはPE3号でリーダーナイロン10号です。使用感はよく特にバックラせずに快適に釣行できました。21と比較するとトルクが上がっており、下流に入ってもぐりぐり巻けます。エラ洗いしなかったので青物かと思いましたが、シーバスでした。若干強すぎる感はあり引きが弱いと感じてしまうのが玉に瑕ですね(笑)

こちらは実釣動画になります。飛距離もそこそこで適当に投げてますが40mぐらいはビューンと飛びます。かけてからのパワーがすごく一分かからずに取り込みすることができます。根とかきつい場所ではかなり大きなメリットになりますね。とはいえ全体総重量は重いので体力や慣れは必要です。

21スコーピオン300MDの釣果(抜粋)

こちらはiスライドでの釣果ですね。60g前後のビッグベイトなのでメインで使うには良いウェイト感です。

こちらはサイレントアサシン160での釣果ですね。飛距離も稼ぎやすいですし、スコーピオンMDだとちょうど飛ばしやすいです。

こちらはコノシロペンシルでの釣果ですね。このサイズだとドラグMax締めでも走りますが、それでも数メーターなので余裕で取り込めます。コノシロペンシルとMDの相性は非常にいいので、ショアジギやボートでのコノシロシーバス狙いにはお勧めしたいリールになってますね。

※21スコーピオン値崩れして2万切る時があります。Amazonカートに入れて様子見するのもアリです!

スコーピオン300MDQ&A

  • スコーピオン300MDは初心者向けですか?

全く初心者向けではないですね(笑) そもそもビッグベイトや大型ルアーが初心者向けではないので注意が必要。特に最初に買うベイトリールでは絶対ないですね。

初心者向けだとクラドDCやスコーピオンDCをお勧めします。

どちらもそこまで高くなく機能自体は初心者向けベイトリールになっています。

  • バックラッシュしますか?

スコーピオンはブレーキが少ないのである程度うまくSVSを調整しないとバックラッシュします。その代わり太ラインを巻くことになるのでそこまで派手にバックラすることは少ないかなと思いますね。

  • スコーピオンMDは飛びますか?

まあある程度飛ぶ方だと思います。ブレーキがあまりかからないようにできますので上級者だとかなり飛ばせるのではないかなと思いますね。

ヘビーシンキングペンシルだと60m前後は軽く飛びます。

24スコーピオン200MD発売中!

24スコーピオンMD発売中です。こちらは以前の300から200にダウンしているので、ルアーの使える幅が広くなっております。ビッグベイト以外でも中型のミノーから15g程度のバイブレーションも使えるので汎用性を重視したいのならおすすめです。

汎用性の代わりにパワーダウンしていますので、対象魚はよく見て選ぶようにしましょう。

おすすめ度☆×4

割と広く使えるベイトリールなっています。今後もとりあえずビッグベイトや大型ルアーに絞って使っていこうかなと思います。

けっこうピーキーですが慣れると割と使いやすいので中級者~上級者向けのベイトリールなってますね。あとシーバスでなく青物、ブラックバスでも使えるので兼用でもよいかなと思います。

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