なぜシーバスは河川の上流に遡上するのか?その理由と遡上しないパターンも解説

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シーバス釣りを楽しんでいると、よく話題になるのが「なぜシーバスはわざわざ河川の上流まで遡上するのか?」という疑問です。

「そんなに苦労してまで上流へ行く価値があるのか?」

「上流まで来る理由は何なのか?」

「逆に、なぜ来ないときもあるのか?」

本記事では、シーバスが上流まで遡上する理由と、しないケースの違いについて、餌(ベイト)の状況やシーバスの行動パターンをもとに詳しく解説していきます。

シーバスが河川を遡上する理由とは?

シーバス(スズキ)は、産卵のために河川を遡上する魚ではありません。

一般的に産卵は沖合で行われるため、河川へ入ってくる目的の99%は「餌を追っている」ことにあります

そのため、上流に魅力的なベイト(餌)がいなければ、わざわざ遡上する必要がないと判断して、すぐに下流へ戻るか、上がってきません

  • シーバスは「目」で河川のベイトを探している

シーバスは嗅覚よりも視覚を重視する魚とされています。つまり、「そこにベイトがいるかどうか」を目視で判断して行動する傾向があります。

そのため、見える範囲にベイトがいなければ、長居せずに別の場所へと移動してしまうのです。

シーバスが河川遡上の理由は「アユ」の存在が大きい

シーバスが上流まで遡上する最大の理由として、「アユ」の存在が挙げられます。

アユは上流域に多く生息しており、脂ものっていてシーバスにとって非常に美味なターゲットです。

逆に、ボラやコイなどの硬い魚体は食べにくく、シーバスにとってはあまり好まれません。そのため、「アユが豊富に上がっている時期だけ、シーバスもそれに合わせて上流へ遡上する」というわけです。

なので、上流部分は落ちアユシーズンの晩秋が最も熱い時期になります。

シーバスが上流遡上しないケースとは?

シーバスは賢く、「効率」を重視する魚です。

以下のような状況では、わざわざ上流まで行かず、下流や河口エリアにとどまることが多くなります

  • 河口や下流にイナッコやコノシロ、イワシなどのベイトが豊富にいる場合

  • 春先など、マイクロベイトパターンで港湾や常夜灯周辺に餌が集まっている場合

  • 上流に十分なベイトが存在しない時期

こうした状況では、無理に遡上する必要がないため、シーバスはあまり上流には入ってきません。

小型のシーバス(60cm以下)は上流に行かない?

小型のシーバスは体が小さく、機動力があるため、群れで行動しやすい傾向にあります。

ただし、そのサイズ帯ではベイトの豊富な河口域や下流で十分に餌を確保できるため、上流に遡上する意味がほとんどありません。

上流へ行くのは、基本的に大型個体か、明確にアユがいるとわかっている状況に限られると考えていいでしょう。

上流の釣果情報に振り回されすぎないことも大切 上流は上級者向け!

SNSや釣果情報では、上流域で銀ピカの大型シーバスが釣れた!といった報告を見ることもありますが、それが常に釣れるというわけではありません

多くの場合、それはシーズン中の限られた一瞬や、ポイントに熟知した上級者が釣った結果であることが多いです。

上流のシーバスはロマンがありますが、実際の釣果や効率性を考えると、下流~中流での釣りの方が安定する傾向にあります。

  • 河川上流部分はやりにくい場所が多く初心者はおすすめでない

河川上流部は場所にもよりますが、自然が多く川幅も狭いのでやりづらいことが多く、初心者向けでないので注意。

  • いる時のいない時の差が激しすぎる
  • 浅くて流れが速いのでドリフトなどの操作が必要
  • 自然が多く暗いので足場などの問題もある
  • ガソリン代などがかかる

こういう要因によりチャレンジするのはあまりお勧めではありません。

あと中規模河川は河川氾濫や農水取りのために堰がある場所が多く、そもそも上流まで行けないケースがほとんどなので無理に狙わずとも餌が豊富で足場がよい海側下流河口の方が断然釣りをしやすいので覚えておきましょう。

シーバス遡上Q&A

Q1. シーバスはいつ頃に上流へ遡上しやすくなるの?
A. 主に春~初夏、そして秋の落ちアユシーズンに上流へ遡上しやすくなります。アユの成長や移動に合わせてシーバスも行動するため、そのタイミングが重要です。

Q2. どんなベイトがいると上流までシーバスが遡上するの?
A. 最も影響が大きいのは「アユ」です。その他のベイト(ボラ、イナッコ、マイクロベイトなど)は基本的に下流や河口に多く、遡上の動機にはなりにくいです。

イワシやコノシロ、イナッコが絡む河川下流が最もベイトが多く釣りやすいポイントなので、下流側が一番おすすめです。

Q3. ボラやコイが上流にいるのに、なぜシーバスはあまり反応しないの?
A. ボラやコイは体が硬く、シーバスにとって食べにくい獲物です。そのため、アユなど食べやすいベイトを優先して追いかけます。

Q4. 下流中流域では釣れるのに、なぜ上流では釣れないことが多いの?
A. ベイトの密度が低くシーバスが安定していないのが原因です。上流域は釣り場も限られ、魚影も薄くなる傾向にあります。河川は下流に行けば行くほど広くなり、構造物が多くなり常夜灯などが増えるので居着く場所も下流の方が多くなります。

Q5. 大型シーバスは本当に上流にいるの?
A. 条件が揃えばいます。ただし、常にいるわけではなく、「アユが豊富に遡上している」「水温や水量が安定している」などの状況が揃ったときだけです。

Q6. SNSやYouTubeでよく見る“上流のメーターオーバー”は現実的なの?
A. 完全に不可能ではありませんが、誰でも狙って釣れるわけではありません。プロや上級者がタイミングを見極め、ポイントを熟知しているからこその釣果です。

Q7. 上流のシーバス釣りって実際どうなの?初心者でも挑戦すべき?
A. ポイントの見極めや立ち込み装備なども必要なので、最初は下流~中流のエリアで経験を積む方が釣果が安定しやすいです。特にウェーダーが必要だったり、落ちアユ向けのルアーやタックルが必要になったりと金がかかります。

あと遠方だと高速代やガソリン代なども嵩むので無理に狙うとお金がかかった割に70アップ数本みたいな寒い結果になりやすいので注意。あと回遊してくる法則を使うために何度もいって坊主の繰り返しになりやすいので、覚悟が必要です(笑)

まとめ

シーバスが河川の上流まで遡上する理由とは?

それは「そこに旨いベイトがいるから」に尽きます。特にアユの存在が大きな要因です。 しかし、餌がなければ無理して上流に遡上する理由はなく、むしろ下流や河口周辺にとどまる傾向があります。
無理に上流を狙うより、ベイトの多い下流域を丁寧に攻めた方が釣果につながる可能性は高いのです。

季節やベイト状況をしっかり観察しながら、シーバスの行動を予測していきましょう。

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