ベイトリールの異音【シャーシャー、ジャリジャリ】の直し方
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異音【シャーシャー音 ジャリジャリ音】の特定方法
異音の特定方法は簡単です。
- スプールを外して巻いて→シャーシャー音 →ギアボックス内部確定
- キャスト時にシャーシャー音→スプールのベアリング確定
- 巻いた時にジャリジャリ音→ドラグ内部に砂
基本的に3つのどれかに当てはまることが多いです。
特にシマノ系はスプールのベアリングがあるタイプはまずそこのベアリングがさびて異音の原因になります。 (スコーピオンMGL系、アンタレス系、メタ二ウムに多い)
異音【シャーシャー音】の直し方 シマノ 16メタ二ウム
キャストするとギャーッと音が鳴るようになりその後帰宅して原因を調べるとスプールについているベアリングから錆が出ておりそれがもとで異音がするということが分かりました。
なので、ヘッジホッグスタジオで16メタニウム用のベアリング購入とスプールベアリングリムーバーをレンタルして(合計2500円ぐらい)交換しました。
エクスセンスDCはスプール側にベアリングがついてないのでスプールは放置してメンテナンスしてましたが16メタニウムはスプールにもベアリングがついており放置して本体ばかりメンテナンスしていたので錆が浮いて異音に繋がったようです。
- 必要なモノ
ベアリングリムーバー
爪楊枝2本
※精密ドライバーなどは必要ありません。
- 症状 巻いた時のシャーシャー音
まずは適当にばらします、今回はボディ側のベアリングは何の問題もないのでスプール側のベアリング交換のみ行います。
- ベアリングリムーバーがないとピンを外せないので交換できないので要注意!
ベアリングリムーバーがないとスプールの金属棒根元のピンが外せないので必須です。
これがベアリングリムーバーですね、十字のドライバーでピンを押し込んでいく感じで簡単に取れます。一応ペンチでちょっと引っ張ってみましたがあまりの硬さで断念しました。なので必須ですね。
こんな感じで適当に押し込んで外して・・・
Eリングを外すのが難しいので注意しましょう、あとは真ん中のベアリングを新品に交換して終わりです。
あとはリムーバーを返品用の封筒にいれてポスト投函で終わりです。※返品用封筒と切手はちゃんと同包されています。
交換の詳細はヘッジホッグスタジオにあります。これ見ながら海外ドラマ見ながら交換しました。所要時間片付けも含めて20分です。
- 交換結果
全く異音はなくなりました。オーバーホールに出すとめんどくさいですし、原因が分かっているなら交換で十分ですね。結構メタニウムの異音で悩んでいる方が多い感じですが、たぶんベアリング交換すれば治ると思われます。
なかなかヘッジホッグスタジオは便利なので、ベイトリールユーザーは見ていた方がいいでしょう。替えスプールなどもあります。
ベイトリールの異音【シャーシャー+ジャリジャリ】例22クラドDC
- 症状 巻いた時のシャーシャー音とジャリジャリ音
久しぶりにビッグベイトを使った時にシャーシャー+ジャリジャリ音が鳴ったのでとりあえず分解してみると
- シャーシャー音→上の写真の赤丸のベアリングが原因
- ジャリジャリ音→ドラグ内部に砂
この2つが分かったので、とりあえず交換すれば治りました。ジャリジャリ音の方は分解してパーツクリーナーで洗浄して終了。
シャーシャー音の方はベアリング交換で終了(ベアリング交換は↑の白いプラスチック部分を外す必要あり)
- 交換結果
完ぺきに治りました。巻き感も購入した時のぬめぬめ感が復活して満足です(笑)
ベイトリールのゴリゴリ感 例14カルコン200
こちらはセカストで超格安で買ったカルコン200です。色々付属品があって激安だったのですが、巻きがゴリゴリでした。
とりあえずピニオンギアとドライブが死んでいたので、楽天で15カルコンHGの新品を買って交換しました。互換性があるベイトリールは他の年式でも交換できます。
完全にオーバーホールしたので完全復活しました。巻き感も超ぬめぬめです(笑)
こちらに詳細があるので参考にしてください。ピニオンギア系統が死んでいると明らかに巻いた時ゴリゴリします。
よくあるベイトリールのトラブルと原因箇所について解説
ここからはよくあるベイトリールのトラブルの原因箇所を書いておくのでメンテナンスの参考にしてください。
- ジャリジャリする→スタードラグ付近に砂→水で丹念に洗う
- ゴリゴリ→ピニオンギアドライブギアの欠け等→グリスアップして治らなければ全交換
- 逆回転する→ワンウェイクラッチ故障→全交換※古い機種でも合うのが多い
- 巻けない→ボディかスプールの歪み→全交換
- DC音異常→全交換 たまにメルカリなどでDC部分だけ売っていることがある
- キャストした時にギャーッと鳴る→スプールのベアリング交換
- クラッチが戻らない→クラッチばね折れ→交換
ここら辺はよくあるベイトリールのトラブルです。最初は苦戦しますが、慣れると簡単に交換できる部分もあります。
あとパーツは共用の物が多く、メルカリなどでパーツ取りで販売しているので業者やシマノにオーバーホールを依頼せずとも新品同様の巻きに復活させるのは意外と簡単にできます。
急にトラブったりするので、日ごろからメンテナンスを行いましょう。遠征時にトラブルとシャレにならないので別のリールの予備を用意したり、事前にメンテンスしておきましょう。
ベイトリール異音Q&A
- 釣行後のベイトリールのメンテナンスはどうすればいいですか?
詳しくは下記リンクをご覧ください。
釣行ごとにメンテナンスしないと異音が出る頻度が高くなります。
- シャーシャー音はベアリング交換以外に対処できますか?
できませんね、多分99%シャーシャー音はベアリングが原因なので交換するしかありません。ほっておくとギャリギャリした感じになってきて最終的には巻けなくなりますね。とりあえず釣りどころの話ではないです(笑)
ちなみにベアリングはミネベアがおすすめ。安いので交換しやすいです。
- 高級なリールでも異音が出たりしますか?
イエス、構造上海水が入りやすくベアリング数もハイエンドは多いのでメンテナンスを怠るとシャーシャー音が出ますね。特に汽水以外で使うとカルコンとかでもすぐにダメになると思います。
なので私は構造がシンプルな2万~3万前後のベイトリールを中心に愛用してます。メンテナンスも簡単で異音などがあればすぐに交換してます。高級リールはパーツ自体も高いので要注意です。
- 巻いた時にゴリゴリします、ベアリングが原因でしょうか?
こちらはピニオンギアとドライブギアがダメになってますね。なので、ピニオンギアとドライブギアをヘッジホッグ、楽天、アマゾンで買って全交換する必要があります。
交換すると、買った時のぬめぬめ感が戻りますね。
まとめ
シャーシャー音は90%ぐらいベアリングが原因、安いので小まめに交換しよう。