ベイトタックルの替えスプール活用術を徹底解説!
シーバスゲームにおいてベイトタックルを使用するアングラーが増える中、「替えスプールって本当に必要?」と思っている人も多いはず。でも実は、替えスプールの活用こそが釣果アップやトラブル回避に繋がるテクニックのひとつなのです。
この記事では、シーバス釣りでベイトタックルに替えスプールを用意するメリットや活用シーン、選び方まで徹底解説します。
Contents
ベイトリールの替えスプールとは?
替えスプールとは、リール本体はそのままにスプールだけを交換できるパーツのこと。
1台のベイトリールでもスプールを変えることで、
ラインの号数を変更
巻き量を調整
異なる釣り方に対応
といった柔軟な使い分けが可能になります。
こちらはシーバスラボオリジナルの鬼バイブ135と24タトゥーラをビッグベイトカスタムしたリールです。深溝スプールに交換しているため、ナイロン5号が100m近く入ります。純正スプールだと50mも入らないので使い物になりません。
シーバス釣りで替えスプールが役立つ4つの理由
- ①異なるライン(PE、ナイロン、フロロ)を即座に使い分けられる
状況に応じてスプールを差し替えるだけで対応力が大幅にアップします、ベイトリール性質上ラインの太さも自由に変更できるのも大きなメリットになります。
ベイトリールはナイロンやフロロを使うことができます。使い分けは難しいですが、慣れると快適に釣りができるので上記リンクを参考にしてください。※田中はナイロンをよく使用しています。
- ライントラブル時のリカバリーが超スムーズ
バックラッシュや高切れでラインが使い物にならなくなった時でも、替えスプールを装着すれば即戦線復帰。特にトラブルが多い初心者~中級者におすすめです。
特にシーバスはナイトゲームが多く、バックラッシュしてリカバリーするのに時間がかかりやすいです。替えスプールがあれば交換するだけなので一瞬です。
- 替えスプールはベイトリールを複数所持する必要がなくコスパ重視!
スタンダードな100番~200番台のシマノダイワのバーサタイルベイトリールを購入しておくと替えスプールがあれば深溝スプールでビッグベイト仕様、浅溝でベイトフィネスとベイトリールを複数購入する必要がなくなります。
替えスプールは安いもので2000円、高いものでも1万前後と本体よりも大幅に安いのでコスパ重視につながります。浮いた費用をロッドに充てるとより柔軟に釣りが構築できますね。
※下記のタトゥーラ用スプールは3000円です(笑)
替えスプールにどんなラインを巻いておくべきか?
シーバスの釣り方に応じて、以下のようにスプールを用意しておくと便利です。
用途 | 推奨ライン | 活躍する場面例 |
---|---|---|
オールラウンド | PE1.5号+フロロリーダー | 港湾、河川 |
ストラクチャー撃ち | フロロ14〜16lb直結 | 橋脚、ボトム攻め |
ビッグベイト | ナイロン20lb前後 | ランカー狙い |
- マイクロベイトパターンでは浅溝スプールでベイトフィネス使用に換装可能!
ロッドが必要になりますが100番台のベイトリールなら浅溝にしてスプールを軽くすることによりベイトフィネス用に換装できます。
10g程度の小型バイブやワームが非常に使いやすくなるのでマイクロベイトパターンでは浅溝のベイトフィネス用のスプールを持っておくと非常に快適。
こちらに関しても本体を買う必要がなく、ロッドさえ手に入れればいいのでコスパに優れてます。
替えスプール選びの注意点
リール本体とスプールの互換性を必ず確認(モデルごとの対応スプールが必要)
軽量スプールか、深溝スプールか目的に合わせて選択
メーカー純正or社外品(KTF、Availなど)の選択肢あり
上記に注意して替えスプールを選びましょう。
知っておきたい純正スプールと社外スプールの違いとは?
替えスプールを選ぶ際に最初に悩むのが「純正にするか、社外にするか」という点です。ここではそれぞれの特徴や違いについて、実釣視点から解説します。
- 純正スプールについて
まず純正スプールは、リールメーカーが設計したもので、本体との互換性や信頼性が高く、何よりも“安心して使える”点が大きな魅力です。
ブレーキセッティングやスプールの剛性バランスもリール本体と完全にマッチしているため、トラブルが少なく、特にトラブルを避けたいナイトゲームや遠征釣行での信頼感は抜群です。
一方で価格帯はやや高めで、モデルによっては1万円近くするものも珍しくありません。しかしながら、「リール本来の性能をフルに活かしたい」「メーカー保証を維持したまま使いたい」という人には非常におすすめです。
- 社外スプールについて
一方の社外スプールは、KTF・Avail・ZPIなどのパーツメーカーが展開しており、純正にはない“カスタムの自由度”が大きな魅力です。
軽量化されたシャフトやサイドプレート、回転レスポンスを重視したベアリング構造など、純正を凌ぐチューン性能が盛り込まれたモデルも多く、特に軽量ルアーの使用感を重視するアングラーから高い支持を受けています。
また、浅溝設計や深溝設計といったスペックの細分化により、「このスプールはPE0.8号を150m巻いて遠投バイブ専用に」「このスプールはナイロン20lbで橋脚撃ち用に」といった具合に、自分のスタイルに最適な構成を組むことが可能です。さらに、スプールの色やデザインのバリエーションも豊富で、見た目にもこだわりたいアングラーにとってはカスタムの楽しみも加わります。
ただし、社外品はメーカー保証が効かない場合もあり、リールとの相性やセッティング次第ではトラブルの原因になることもあるため、知識と経験を持って選ぶことが前提です。
まとめると、安心感とバランス重視なら純正スプール、性能や特化スタイルを追求したいなら社外スプールという選び方が基本軸になります。
まとめ
シーバスゲームにおけるベイトタックルでの替えスプール活用は、
ラインシステムの柔軟な使い分け
トラブル時の即対応
といった実釣面でのメリットが大きく、まさに中〜上級者には欠かせない武器です。
まだ導入していない方は、まずよく使うリールの替えスプールを1つ追加することから始めてみてはいかがでしょうか?