ディアルーナB806MLのインプレと評価

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基本スペック

2,59cmML
143g8~32g

 

非常に軽いので疲れづらく扱いやすいベイトロッドになっています。シャキッとしていてパワーがあるので河口の釣りに最適な一本になっています。扱いやすいウェイトは20gぐらいで、軽いルアーを飛ばすにはやりにくいですが、重めの12cm以上のミノーや20g以上のシンペンなら十分飛ばせます。

  • ディアルーナB806MLの特徴

シャキッとしていて感度が良いのでナイロンでも十分感度良く釣りができます。グリップが長いのが特徴で、脇に挟んでリーリングしたりできるのでウェーディングでも使いやすいかなと思います。長さもシーバスの基本の8フィートなので使いやすいですね。

  • ディアルーナに合うラインについて

現在使用しているラインはナイロン4~5号フロロ3~3,5号です。どれもトラブルなく使用しています。現在はPEを巻いていないですが十分使えます。ベイトタックル初心者の方におススメはナイロン4号ですね。

ナイロンの方が飛距離も出ますしやり取りも楽です。PEを使用される方はシマノのパワープロZ辺りがおススメです。

  • ディアルーナにハマるシチュエーション

河口の釣り全般ができるロッドになっています、12cm以上のミノーや20g以上のシンペンで60cm以上のシーバスを狙うのにちょうど良いです。ベイトリールと相俟ってかなりのパワーがあるのでランカークラスでも早期決着が可能です。

河口で12~14cmのリップレスミノー、20g程度のシンペンを使ったドリフトの釣りが一番使いやすいと思います。他にも根がきつい場所や、橋脚周り、テトラ周りで使うと良いでしょう。使用するリールやルアーによりますが40m以上は飛ばせるので、ヨレやカケアガリが届く範囲ならウェーディングも可能でしょう。

  • 12~14cmのミノーやリップレスミノー→〇
  • 15~24g程度のバイブレーションやスピンテール→〇
  • 20g程度のシンペン→〇

基本的に最近の主流の小型ルアーではなく過去でベーシックだったサイズ感のルアーがハマると思いますね。これらにバイトしてくるシーバスは総じてある程度サイズがいいのでベイトタックルにはちょうど良いパワーでしょう。

次点ではベイエリアですが、ウェイトのあるバイブレーションなどで岸際を探ったりジャークベイトのジャーキング、ボトム付近を探ったりするのが良い感じです。岸壁ジギングでも使えます。水深が深いベイエリア、大場所のベイエリアでバイブレーションのただ巻きやリフト&フォールなど釣り方に適していると思います。

  • ディアルーナのメリットデメリット

メリットは汎用性が高いことですね、河口の基本的なドリフトの釣りから岸壁ジギングまでと守備範囲が広いです。デメリットは小型サイズはバラしやすい事です。ロッドがシャキッとしてパワーがあるので基本60cm以上でパワーのある個体でないとすぐ水面に浮いてしまうのでエラ洗いされやすくなります。逆にパワーのある個体だとフッキングも決まりやすいですしすぐ決着がつくのでバラしにくいかなと思います。

  • ビッグベイトは使えないので注意

適合ルアーウェイトが32g程度なのでジョイクロを基本とする50~60g程度のビッグベイトは使えません。なのでビッグベイトの使用を視野に入れている場合は別のロッドを探す必要があります。ランカーシーバスにビッグベイトは非常に有効なので購入を検討している場合は吟味してください。

最新版のビッグベイト対応ディアルーナでの釣果ですね。特にベイトタックルを使い出すとビッグベイトは絶対に気になってしまうのでビッグベイトを目指す方は上のディアルーナB76MHにしておきましょう。ディアルーナ B76MHなら70~80gまでのビッグベイトならスムーズにキャストできます。

  • ディアルーナと相性がよいルアー

シマノのAR-Cのルアーはどれも相性が良いですね、後はシンペンです、特に重いシンペンはベイトリールでも非常に飛ぶのでストレスなく釣りができると思います。

あとは20~1オンスぐらいのバイブレーションやスピンテールなどです。なのでやはりメインの運用は河口でドリフトが主体となってくるのではないかなと思います。ロッドをビッグベイト用にチェンジすればビッグベイトとも非常に相性が良いです。

  • ディアルーナと相性が良いベイトリール

軽いルアーが苦手なロッドなのでそれを加味するとエクスセンスDCが一番しっくりくると思います。エクスセンスDCも軽いルアーは苦手なので大きくて重いルアーが適しています。なので購入する際はエクスセンスDCが良いと思われます。

ディアルーナでの釣果

これぐらいだとちょうどシーバスの大きさも良いですね。このサイズだとかなりスピニングでは時間が掛かりますが、ディアルーナとエクスセンスDCなら簡単に寄せれますので根ズレのリスクはだいぶ減ります。

チニングで使用することが多いですね、冬場の河口はシンペンを使ってボトムドリフトをすると40UP以上のチヌがよく釣れるので狙っています。40UPならかなり引きますし、下に潜ろうとしますのでディアルーナのパワーで浮かして・・・といった感じです。

バイブレーションとも相性が良いです。ベイトはシンペンやバイブレーションなどの素で飛ぶタイプのルアーと相性がよく、そしてそれらもただ巻きが釣れるのでそういった点でも親和性があります。

こちらはジョイクロ148での釣果ですね。178も実はキャストできるのですがまあロッドに過度の負担をかけることになるのでやらない方がいいでしょう。

こちらもジョイクロ148での釣果ですね。この80クラスなら5分もかからずに決着がつきます。ごり押しファイトしないと根ずれもしますし近距離戦でベイトは強いですね。

シンペンでの釣果ですね。ドリペン110は25g程度なのでスムーズにキャストできます。リールやラインにもよりますが18~30g程度なら十分に使用できますね。ちなみにフロロ3号直結です。

こちらはダンクルでの釣果ですね。ダンクルなどのある程度の重さのスイムベイトなどもストレスフリーにキャストできます。要はある程度でかいルアーを使えば問題ないロッドです。

こちらはやや小型なビッグベイトのチビタレルでの釣果ですね。B806MLではややウェイトオーバーですがサイドキャストやピッチングでちょい投げするので問題はありません。(負荷をかけるのであまりおススメではないです)

ついにディアルーナで90UP捕獲です! やりました! 上の70UPとほぼ同様のパターンでゲット。フロロ3号でしたがまあ問題なくごり押しで取り込めました。スピニングだと絶対に取り込めないようなポイントでの釣果でしたが、ディアルーナとエクスセンスDCなら余裕で取り込めます。

ディアルーナB806MLのQ&A

  • どれぐらい飛ぶの?

アサシン129とエクスセンスDCとフロロ3号直結で50mぐらいですね。ある程度の自重なら普通に飛びます。しかし、ベイトリールの性能にもよるのであまりあてになりませんが・・・

  • めっちゃバラすんだけど? どうすりゃいいの?

かなりパワーがあるロッドなのでフッコや60アップぐらいだと水面にすぐ浮き上がってきてエラ洗いされまくって外れます。なのでそういった小型は捨てて最低70アップ以上を目指して頑張りましょう。80アップでもラインさえ太ければ数分で決着可能です。

  • ジョイクロ178持ってるけど、キャストしていいかな?

ダメですね。破損に繋がるので注意。大人しくビッグベイト用のディアルーナB76MHにしておきましょう。

  • 結局ラインはどれがいいの?

迷ったらフロロ3号直結で大丈夫です。PEでベイトを扱うメリットがないのでモノフィラのラインにしてください。キンクの確認とこまめなスナップのまき直しだけやっていれば80アップぐらいじゃ絶対切れません。

  • ベイエリアでの使用感はどう?

釣り方にもよりますが、ちょっとパワーありすぎですね。キャスト精度も上がりロッドパワーもあるのでストラクチャー打ちや壁打ちなどで使えますがフッコあたりだとすぐにばらすのでベイトフィネスか普通のスピニングでやった方が釣果は安定しますね。逆に壁打ちなどをミドルスペックのビッグベイトでやって70アップ以上のみを狙うというのもアリです。

おススメ度☆×4

デザインもかっこいいですし、8フィートでMLなので河口で強めのシーバスタックルにして中距離近距離を狙うスタイルには非常にハマります。さらに釣果にもあるようにミドルスペックのビッグベイトなら十分使えるんでランカー狙いもできます。(2オンスクラスはキツイので注意) 普通にランカーのファイトでも何の問題もなくしようできていますので堅牢さもグッドです。よって☆×4ですね笑

※購入する際は2018年バージョンのディアルーナ18 B806の方が最新版が発売されています。XRの方は徐々に数が少なくなってきているので注意!




まとめ

性能やリールとの兼ね合いからやはり「河口の釣り」に適したロッドになっています。ドリフト主体の釣りですね。なのでベイエリアで細かくやりたい場合などは使いにくいのでしっかり自分の釣りとあっているか確認して購入しましょう。レングスは8FTが基本ですが、力のある人は9ftでも面白いと思います。

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