【改訂版】バイブレーションボトム直撃パターン
今回はシーバスのバイブレーションボトム直撃パターンを紹介します。まずバイブレーションのメリットは飛ぶ、速く沈むというのがあります。今回のボトム直撃パターンはそれらをフルに生かした釣りになります。やり方は非常に簡単なのでぜひご覧ください。
Contents
シーバスフィッシングのボトムの重要性について解説
シーバスはベイトに着いて表層を回遊していることも多いですが、そういった捕食対象のベイトがいない場合ボトムを回遊している事が多いです。
理由はサメや鳥などのシーバスにとって外敵となる捕食者から逃れるためです。
現に釣ったシーバスを観察すると胸ヒレや尾ビレが傷ついている事が多く、これらはボトム付近にいた証拠でもあります。ちなみにイワシやイナッコに着いたシーバスはベイト付近にいるので尾びれが傷ついてなく銀ピカの場合が多いです。
水中でのシーバスの挙動を見るとボトム付近で捕食した方が追い詰めやすく、さらにカニやエビなども多いですから餌が取りやすい環境が揃っています。
シーバス バイブレーションボトム直撃のやり方
バイブレーションを遠投しテンションフォールで着底させます。
着底させたら一旦ボトムを切って(軽くしゃくる)5回程度グリグリっと巻きます。
そこからまたテンションフォールで着底させて・・・を繰り返して岸付近まで来たら回収してまた広く探っていくといった感じです。
水中でのルアーの軌道は図のようになります。ズル引きでは根がかりが起こることと逆に手返しが悪くなるのでおススメしません。
バイブレーションは浮き上がりが速く、遠投すればするほどPEラインが水中で浮いて、さらに浮き上がりレンジが上がりすぎてボトム直撃ができません。
グリグリっと5回巻いただけでテンションフォールでボトムに着く時間が結構長いです。
長いという事はそれだけ浮いているという事ですからボトムから離れています。巻きのウォブリングで寄せてフォールで食わせと誘いと食わせがセットになっていますからバイト率が高いです。
※最初のテンションフォールが重要でフリーで落とし込むと結構な確率でルアーが絡みます。
遠投しているので回収の時間が無駄になります。
この釣りはピンで狙う一撃必殺系ではないですから数をこなしてシーバスの近くに通すのが重要です。
バイブレーションボトム直撃がハマるシチュエーション
おススメはベイエリアや沖堤防、湾頭などの深いエリアです。
オープンエリアのような際立ったストラクチャーがない場所ではシーバスはボトムいることが多くこういった類の釣り方は水深がある方がいいのでベイエリアが一番おススメです。
他には水深が深い護岸系の河口や都市型河川もベイエリアと似た作りなのでボトム直撃させやすいです。
ベイエリアでは岸際と常夜灯、ストラクチャー周りを狙うのが鉄板ですがどうして回遊が悪かったり、プレッシャーが強すぎる場合もあり釣りにくい事が多いです。
東京湾のように魚影が濃い場所なら探して回るのもいいですがどうしても無理って場合も多いと思いますのでこういった時が出番かなと思います。
・沖堤防
・水深が深い堤防
・運河
・ドン深のサーフ
・比較的底の根がきつくない磯
狙うポイントは潮通しがよい堤防(潮目がある)、岬の先端やミオ筋がある、浚渫工事が頻繁に行われている場所が有効です。
しかしシーバスはどこにでもいうる魚なので決めつけずキャストしまくるのがおススメです。
粘っても一切意味がないので一回ごとに立ち位置をできるだけ移動して広く探りましょう。
水深の浅い河口は流れのヨレやシャロー、橋脚など攻めるポイントが多いですしスレも考慮してシンペンやリップレスミノーでじっくりドリフトせたほうが釣りやすいと思います。
バイブレーションボトム直撃の応用
リフト&フォールをリトリーブとテンションフォールで行っているだけなのでリーリングの回数を変えると自在にレンジを変えることができます。
- リーリング2回の場合
2回しか巻かないのでより浮き上がりが抑えられ細かくボトムを探る事ができます。より水深が深い場合に有効です。ちなみに手返しは悪くなります。
- リーリング20回の場合
20回も巻けばかなり浮きあがりますので軌道はこんな感じになります。
水深が浅い場合は有効です。手返しが良くなりますがボトムからはだいぶ離れます。
このようにリーリング回数を決めることによって探り方に差が出ます。五回を中心に毎回変えていけばいい感じでしょう。もちろん一気に巻いてくるのも有効なので試してみてください。
ボトム直撃のバイブレーション選びのコツ
スペックは20gから1オンス辺りが狙い目になります。
1オンス程度だとフォールが速すぎて根がかりしやすい場合もあります。さらに引き重りが強く非常に疲れます。
扁平なタイプよりスリムシェイプ系の方が引き重りが少なくやりやすいです。重さを広めに揃えておき流れの強さや水深で調整するといいでしょう。ちなみに私はホームが浅いポイントが多いので15g~18gでやっています。
ボトムに一点ずつ接触させるので根がかりが少なくなりますがどうして運が悪いとしてしまうので値段も安めがいいですね。
カラーはできるだけ目立つチャート系やコンスタンギーコ系がおススメです。サッパやコノシロが引っかかってきたときは時はホロ系などもいいかもしれないですね。
PEでないと遠目のシーバスのバイトを乗せることができないので注意してください。フォール中、着底後巻き始めにバイトが出ます。意外と多いのが最初のフォール中にいきなりガツンと来る時があるので違和感があれば即合わせしましょう。
- 水深10m以下の場合→14~20g程度のバイブレーションやスピンテール、10~20g以下のワーム
- 水深20m程度の場合→1オンスのバイブレーションやスピンテール、20~30gのワーム
シンキングだとどのルアーでもできますが注意したいのがシンペンでは効果が薄いです。あと浜王のようなジグヘッド込みのワームはヒラメやフラットフィッシュにも有効です。
バイブレーションボトム直撃での釣果
水深5m程度の小規模河口での釣果ですね。状況的には表層でガツンとバイトしてくる感じでしたがやや活性が低く最初のフォール中にカンッと鋭いバイト。
かなり風が強い時の河口での釣果です。普段は絶対にボトム直撃させないフィールドですが波が高く表層は無反応だったので数回直撃させるとバイト。
風が強くともある程度テンションさえかかっていればバイトは分かります。
リフト&フォールの釣果ですね。リフト&フォールは非常に疲れるので疲労感が溜まってきたらリーリングのボトム直撃に切り替えるのもありかなって思いますね。
こちらは沖堤防での釣果ですね。特にデイゲームでピーカンだとベイトがいても沈むのでボトム直撃で中層からボトム付近を探るようにした方がいいですね。
こちらはベイエリアにある小規模河口での釣果ですね、ここは水深が8m程なので10gの静ヘッドで一旦ボトムをとってちょうどベイトとシーバスの間を通るように沈めての繰り返しで探るとバイトしてきます、
レンジ調整の意味でもボトム直撃は役に立ちます。
ボトムは重要だがナイトゲームは浮いているシーバスを重点的に狙おう
シーバスはボトム付近にいることが多いのですが、夜間のベイエリアや河口では浮いているシーバスを狙う方が効率が良くシーバスがいる挙動も分かりやすいので積極的に狙う必要があります。
あらかた表層を探って反応がない場合はボトム直撃で様子を見る方がトータル的な釣果は上がります。
バイブレーションボトム直撃は岸際やストラクチャー際のスレてバイブレーションに反応しないような魚を狙うのではなく沖のカケアガリやゴロタ潮目沿いを回遊している比較的ルアーを見たことがないようなシーバスを狙うのに適しています。
岸際やストラクチャー系のスレシーバスにはシンペンやワームで釣った方が絶対的にいいので意識しましょう。
ボトム直撃Q&A
- ボトム探っても全然釣れない! 助けて!
これは闇雲にやってもカスリもしないので、まずは表層を探って出ないようであればボトム直撃で・・・とかシーバスはいるけど食わないんでボトム直撃で・・・といった感じでまずはシーバスが絶対にいそうな条件やフィールドで試すようにしてください。
他にも天気が良いデイゲームでも非常に有効で天気がいいだけでほぼ80%ぐらいシーバスは沈むのでそれらをワームなどでねっちょり探るという感じで使いましょう。
- ローリングベイトでもできる?
もちろんできますがよく使用される77では沈降が遅くやりにくいです、なので88を使うか、プレートインタイプを使うなどしてなるべく沈降させるスピードを上げていきましょう。トータル的な釣果だとバイブレーションよりも効果的なルアーなのでおススメです。
- サーフや磯でもボトム直撃って有効?
とても有効です。
サーフはともかく磯は根がかりさえしなければ基本デイゲームなのでシーバスが沈んでいることも多いですし、天気がよくサラシが薄い場合もシーバスが沈むのでボトム直撃はかなり有効でしょう。
基本上に浮いたシーバス狙いのルアーしかもってない人も多いのでプレッシャーも低いですし、ハマれば悪条件でもヒラスズキを狙えると思います。
- 根魚ばっかり釣れるんだけど・・・
これはポイントによってはそうですね、なのでシーバス一本でいきたい場合は河口や河川などの根魚が入ってきにくいフィールドでやりましょう。でもアコウなどは食うととても美味しいので海がきれいであればそちらの方が良いとは思います笑
普通に釣れますが・・・海が汚すぎるので毎回やむなくリリースしています、餌釣りの人が近くにいればよくプレゼントしてますね笑
まとめ
リトリーブとテンションフォールで速くボトムを探るテクニックです。通常はただ巻きで釣れるのでうまく状況をみてただ巻きと使い分けるようにしましょう.
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