【改訂版】潮通しのよいポイントの探し方や攻め方

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今回は「潮通しのよいポイントの探し方や攻め方など」をお送りします。シーバスは潮目に沿って移動することが多いのでかなり有効なポイントになる場合もあります。今回は探し方や攻め方を紹介します。

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潮通しの良いとはどういうことなのか?を解説!

  • 潮通しがよいというのはどういうことか

潮通しがよいというのは流れがあるという事で、この流れに乗ってベイトが入りシーバスも入ってくるというのが基本的な考え方となります。

逆に潮通しが悪いとシーバスの活性が低くなったりベイトの入りも悪いのでシーバスの引き(移動)も頻繁に起こります。

なのでチャンスが多いポイントでありしっかり攻めたいですね。

おススメの時期は夏と秋です。理由はイワシなどの回遊性ベイトが回ってくる頻度が多いからです。水温も安定しているのでシーバスが浮きやすく釣りやすいです・

  • 潮通しが悪いとどうなるか

上記と全く逆の事が起こります。シーバスの活性が低くなる回りが悪いなどです。

さらに夏場は夜光虫が沸きやすく難易度が上がります。

潮通しが悪くても全然釣れるので全くスルーのではなく時期や探る時間を抑えるなどをすればよいというわけです。

あえて潮通しが悪いポイントで釣れる時期が冬から春になります。理由はアミとバチ、マイクロベイトが沸きやすいからです。

他にも潮通しが悪いポイントは立地的に風が防がれるようなポイントが多いので水温が下がりにくいというのも良いポイントです。

こちらはベイエリアでの実釣動画ですが、潮通しが悪くてもストラクチャー打ちをやれば比較的釣りやすいです。

しかしアミやバチなどの遊泳力がないベイトが多い時期は逆にチャンスとなります。

夏だとこういった感じで赤潮が発生する場所もあります。ここまでひどいと釣るのは不可能なので避けてポイントを探す必要があります。

特に運河や工場系のベイエリアなどは潮通しがもともと悪く夏場は不利になる場合があるので、海の様子を見つつ潮通しのいい場所に移動しましょう。

潮通しの良いポイントの探し方

  • 目で探す

まずはしっかり流れのあるポイントを探しましょう。

風での動きでもいいですし潮汐力でもいいですし動きがある場所です。目で見る場合はしっかり潮目が出ている場所がおススメです。

潮目も太くて長いのモノが長時間できているような場所がいいでしょう。

流れがある時点で潮通しは確実にいいのでもちろん河口もそれらのポイントになります。

潮回りで流れに強弱に変化がでるので注意してください。例えば大潮なら潮汐力が強いので流れが非常にあります。

逆に若潮、長潮の場合は潮汐力が弱いので河口全体の流れも弱くなるので注意してください。

  • ルアーで探す

目で確認するのが難しい場合はルアーで探すのが有効です。

使い慣れたルアーは巻き抵抗の変化が分かりやすいですのでそれらの変化で探していきます。特に河口付近は海の流れと川の流れの合流部にシーバスが溜まったりしやすく、それらをルアーの巻き抵抗で探って行くのも非常に有効です。

ベイエリアでもゆっくり巻いてきてルアーの回収する軌道が左右にずれている場合はその方向に流れが出ていますから潮通しが良いとなります。

潮の変化を探すならルアーはシンペンのような巻き抵抗が小さいモノではなく、ミノーやバイブレーションなどのウォブリング系がおススメです。

  • 地形変化で探す

簡単に思い浮かぶのが湾内の棒状に突き出た堤防の先端などです。

これらは流れが堤防に当たる形になりますので岸際にシーバスが着きやすく、ベイトも流れ着きやすい傾向があります。他にも湾頭なども潮が入ったり出たりする影響を受けやすいので潮通しが良いです。

水面上では変化していない鏡のような場合でも少しでも風が吹くと潮目が現れる場合もあります。

こういった細かい変化を探しならルアーを打つといいですね。

基本的にこの3つが探し方となります。

大潮中潮の順に流れる強さが変わっていきますので釣行する際は判断材料として覚えておくといいでしょう。

日によってどこに動きが出るか分からない場合もありますが基本的にだいたい同じようなところに潮目ができたり、潮位差で潮通しが良くなったりと決まっている場合も多いです。さらに潮止まりは基本的に動かず、潮が動き出した辺りでぐっと動いて時合になる場合も多いです。

あとは沖堤防も地域によっては利用可能で、沖にある分外洋の潮が当たりやすく場所によっては渦巻いているほど流れが強い場所もあります。

潮通しが良い場所でのシーバスの狙い方

  • 基本的にルアーをぶっ放して広く探る!

こういった潮通しの良い場所はベイトを求めてシーバスが入ったり出たりと移動個所になる場合が多く居る時と居ない時の差が非常に激しいポイントです。

なので深入りせずとりあえずルアーをぶっ飛ばして速く広く探るのがおススメです。

特に表面上にベイトが浮いていない場合は期待薄となりますので粘らないのを心掛けるといいでしょう。さらに広い範囲を探る必要がありますから飛距離重視で豪快に行きましょう。

なのでおススメルアーはバイブレーション+飛距離の出るシンキングorフローティングミノーが有利となります。

こちらは沖堤防での釣果ですね。沖堤防の先端はかなり潮通しがよく潮目もずっと出ているのでベイトはたくさんいます。シーバスの活性が高いと浮いていますが、低いと沈むのでしピンテールやバイブレーションなどで中層からボトム付近を探るようにしましょう。

バイブレーションやスピンテールと相性がいいのはロングロッドです。遠投性が上がるので100m前後を探るのも容易になります。

バイブレーションやミノーで広くキャストして普通かちょい早目で巻いてきつつ、20mごとにジャークやトゥイッチで食わせを入れるのがおススメです。

ベイトのサイズやボリューム感が事前に分かる場合は合わせて行って分からないようであれば12cm~10cm程度のアピール系カラーで様子を見るのがいいかなと思います。それで探り終えたらバイブレーションでボトム直撃パターンを試して移動といった流れが効率良く探れます。

こちらはサーフでの釣果ですね、サーフだと離岸流は絶対に見逃さないようにしてください。

離岸流があるとその付近は必ずベイトがいるので流れの帯を横切るようにルアーを通しましょう。

場所によってはコノシロがいるところもあります。狙ってコノシロ打ちするのはデータや情報収集が重要ですが、取りえず重い鉄板バイブやコノシラスのような大き目のバイブレーションを遠投してただ巻きすると運がよければランカーもあり得ます。

こちらは潮通しがよいサーフでの釣果ですね。潮通しがよい場所はシーバスだけではなく青物も釣ることができます。ブリクラスでも回遊してくることがありますね。

  • 時間帯によっては粘るのもよい

シーバスの回遊の法則として上げに乗って入ってきて下げによって沖に出ていくというのがあります。

そこに付け加えると朝まずめと夕まずめに入ってくる場合もあります。なので潮通しがいい場所でベイトが居てでもシーバスが居ない・・・などの場合は朝まで粘るのも有効な戦略となります。

河口の朝まずめの釣果です。朝まずめの活性が高い状況になると急にボイルが発生する場合も多いです。

こういった場合は目的のポイント付近のストラクチャーや足元を朝付近まで探って時間をつぶして空が白んで来たらボイルするまで待つといったイメージです。

ポイントはじっくりボイルが出るまで無駄打ちをしない事です。基本的に回遊性シーバスもルアーの見切りが速いですからルアーを見せずにボイルしだしてしっかり打つのがおススメです。

ベイトが居る+潮通しが良い+朝まずめ+潮が動いているなど好条件が複合すればするほどシーバスの活性が高くなるので狙い打つスナイパー感覚で行きましょう。

潮通しが良い場所はベイトがいないと釣れないので要注意!

潮目のようなポイントはベイトがいないとかなり期待薄です。なのでベイトの気配が感じられない場合は即移動で良いでしょう。

春先から秋まではベイト自体も浮きやすいので跳ねていたりボイルしていたりと確認しやすいですが厄介なのが,冬でベイト自体もかなりレンジが下がってしまいます。

  • 隠れるようなストラクチャーがない
  • 水深が浅い(数m程度)
  • 地形変化が乏しい
  • 常夜灯がない

これらの特徴があるベイエリアはシーバスが居着く場所が少ないのでベイトがいないとシーバスがいない場合が多いです。なので探る事自体が無駄になる場合も多いのでランガンする必要もあります。

こちらは潮通しのよい岸壁の釣果ですね。オープンな岸壁では潮の流れ+イワシなどの小型回遊魚が釣るために必要になってきます。

この日もイワシがざわついていたのでそちらを狙ってバイブ高速巻きで釣りました。

シーバス潮通しQ&A

  • 潮通しが良い場所がない! どうすりゃいいですか?

潮通しが良くない場所が多いなら手っ取り早い解決策としては河川に移動するのがおすすめ。流れがあればシーバスは着きやすいです。

あと上記の動画のようにストラクチャー打ちに絞る方が手っ取り早く釣ることができます。潮通しがよい釣れる一級エリアは実際はあまりないので、変に探したり粘ったりすると坊主の原因になるので注意。

  • 潮目が遠すぎる、遠投して探るべき?

例えば潮目が60m程沖にあるような場合は捨ててもOKです。

磯やサーフは目星がないので絶対に探るべきですが、ベイエリアや河口ならほとんど30m圏内で釣れるので無視してもOK。河口の流心は遠くても絶対探るべきなので混同しないように。

  • ベイトの姿が見えない、特に夜間! どうすりゃいいですか?

潮目とベイトがセットでいれば激熱なのですが、夜間だと慣れてないとベイトがいるかどうか分からない場合もあります。なので一旦キャストをやめてベイトの跳ねる音や水面の気配に集中していきましょう。

裏技だとディーパーを使って探るのもアリです。こちらは自分で目で探すより1万倍効率よく探れるので非常におすすめです。

特に深い岸壁や沖堤防などでは相当活躍するのでメインフィールドによっては導入することを勧めますね。

  • 潮周りで、潮通しの良さは変化しますか?

しますね、端的にいうと….

  • 大潮から中潮→潮通しがかなりいい
  • 小潮→潮通しが普通
  • 若潮、長潮→潮通しが悪くなる

リアス式の海岸などでは、大潮だと激流のように潮通しが良くなったりする場所もあります。イメージとしては鳴門海峡って感じですね。

あと、注意してほしいのが、元々潮通しが悪いと潮周りによっては全く潮が動かずに鏡のようになってしまって劇的にシーバスの活性が低くなる時があるので、河口に移動したりする必要があります。

私の地域では、もともと潮通しが悪いのでどよーんとした感じになることが多いですね。

まとめ

広く探る釣りになるので飛距離が重要となる、しかしベイトと潮の流れがないと期待薄なのでベイトが居ない場合はこまめに移動するのがポイントです。

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