【改訂版】カルカッタコンクエストのインプレと評価

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カルカッタコンクエストシリーズ 基本ステータス

  • カルカッタコンクエストの総評

ハイエンド丸型ベイトリールです。

重量感はありながらもキャストフィールはよく巻き心地もよいですね。全体的にかなりカチッとしていてハンドルのガタガタ感や巻いた時のノイズ感は一切なく巻き心地は神の領域です。

  • 剛性感
  • 耐水性(メンテナンスや簡易的なオーバーホールは必要)

あたりもメリットです。

しかしながら、プラスチックの最新鋭ベイトリールと比較すると100g前後重いのでロッドの重量や使うプラグの重さを考えないと持ち重りしたり疲れる原因になるので要注意です。

  • カルカッタコンクエストに合うルアー

イメージ的には丸型なのでビッグベイトを連想しますが、意外となんでも使えます。以下を参考にしてください。

  • カルコン100→小型~大型(10g前後~30g程度)のシーバスルアー全般(ミノー、バイブ、シンペン)
  • カルコン200→中型~ビッグベイト(20g~100g未満)のシーバスルアー(ビッグベイト、大型ミノー)

こういったサイズごとの使い分けをすれば特に問題ありません。

100は汎用性重視、200はランカー狙いというぐらいの認識でOKです。逆に10gを切るようなルアーはカルコンBFSでないと扱えないので注意したいです。

あと最近コノシロパターンで主流のマグナムペンシルあたりはモノによっては200でもきついので300MDを推奨します。

  • カルコンの巻き心地は神!

説明しにくいレベルで巻き心地は神ですね。

ルアーがついているのが感じられない時があるくらいスムーズです。あとローギアは非常に巻き取りパワーが強くかなり抵抗の重いルアーでも非常にスムーズに巻いてこられます。

この巻きとり感はちょっと中毒性があり他のリールでやるとザラザラ感が気になってくるのがデメリットですね(笑)しかしながら、かなり明瞭に手元に伝わることが多いので巻き感度もかなり高い部分ではあります。

  • カルコンの純正ハンドルは微妙、できれば替えたい・・・

カルコンは完成度の高いリールですが、ハンドルが欠点で短く巻きづらいです。なので、シーバスフィッシングの基本である飛ばして表層という釣り方だとかなりだるくなります。

なので、できればゴメクサスやバリアントのロング系のハンドルにしておきたいです。

カルコンは巻きがいいのでバイブレーションなどを使う時は絶対に替えときたいですね。

  • カルコンに合うロッド

カルコンは100と200があるので、ロッドは多少使分ける必要があります。あとカルコンは重いのでバランスが悪いエントリーモデルのベイトロッドやグリップが極度に短いロッドはかなり使いづらいので要注意です。

  • 100→シーバス向け8フィート前後MLないしMクラス(ディアルーナ等)
  • 200→シーバス向け8フィート前後MHないしMクラス(ビッグベイトロッドも可)

最新鋭のディアルーナやルナミスなどであればロッドがかなり軽いのでバランスよく使えます。

私はパワー重視でスコーピオンやワールドシャウラをメインに使っています。

  • カルコンはカスタマイズ性の高さやメンテナンスパーツの手に入りやすさもグッド

14~15カルコンは人気機種だったので、カスタマイズパーツや予備のスプールなどが充実しているのが特徴です。

ピニオンギアとドライブギアをHG化に変更すればハイギア化などもできます。あとオシアカルコンとも互換性があるのでハンドルやカスタマイズにも対応しています。

カスタムパーツはAmazonやヘッジホッグで手に入るので自分だけのカルコンを作り上げることも可能です。

  • カルコンに合うライン PEラインはやや相性が悪い!

カルコンはスプールの幅が一般的なシマノベイトリールよりも狭くややPEと相性が良くないです。ひどくバックラするとほどきにくいので慣れないうちはナイロンやフロロでやるのもよいでしょう。

PEを巻く場合は太さやブレーキセッティングなどは良く練る必要があります。現状だと2号程度を中心に巻いています。ブレーキセッティングなどが適切にできれば特にバックラ連発というのはないです。

  • カルコンの飛距離はかなり出る

イメージ的に丸型リールは飛ばないっていう認識でしたがカルコンはSVSでブレーキを細かく設定できるのでルアーごとに調整しやすく飛距離も結構飛びます。

スタッガリングスイマー125で計測すると平均では50m前後Maxで60m弱と飛ばせるので河口のシーバスなら細かいことは気にせずに使えるレベルですね。

その代わりスプールSVSと外部ブレーキ、メカニカルブレーキと3点調節する必要があります。ベイトリール初心者だとかなり難しいので注意したいです。

目安は一般的なミノーやシンペンであればSVS一個、外部低め、メカニカルブレーキ0ポジションで快適に使用できます。

  • 内部構造は意外とシンプルで適切にメンテナンスすれば巻き心地のキープは容易
14カルカッタコンクエストの内部写真

14 カルコン内部

カルコンの内部はシマノのベイトリールとほぼ同じで全く難しい機構はありません。

1個だけ注意点がありハンドルを外す時のナットが六角、なのでラチェットが必要です。ラチェットレンチさえ手に入れれば工具は100均一のマイナスドライバーだけで写真の状態まで持って行くのは簡単です。

あとグリスが飛びくいのでそこまで定期的にメンテナンスしなくともよいというのがメリットでもありますね。

あと旧式のカルコンもパーツと知識さえあれば、状態が悪くても完全復活させることができます。詳しくは上を参考にしてください。

カルカッタコンクエストシリーズの釣果

こちらはチニングの釣果ですね。

スコーピオンとカルコンフロロ14ポンドでやりました。けっこうタックル面がちぐはぐだったので飛距離がそこまで出せませんでしたがフロロ10ポンドとかでやると結構飛ぶと思いますね。

 

こちらはスタスイ125ですね、こちらの方はタックルとのバランス感が非常にいいので飛距離は60m近く簡単に出せます。あとローギアで巻取り量が低いのでかなり遅いドリフトができるのが強みですね。

こちらはクー190の釣果ですね。クー190は結構重いのでビューンと飛んでいきます。

こちらはバーディス80での釣果ですね。ラインをナイロン12ポンドに替えたので非常にキャストフィールはよく30~40mほどは確実に確保できますね。

こちらはジョイクロ128の釣果ですね、PEを使ったのでややブレーキ設定強めでセッティングしてます。使用感は良好で巻きがいいのでドリフトとかにジャーキングを入れるなどの細かいアクションはやりやすいですね。

こちらはジョイクロ178での釣果ですね。

ローギアのカルコンは巻取り量が少ないのでデッドスローリトリーブで巻くとちょうど深めのラインを探れたりします。

 

こちらはシーバスラボオリジナルルアーのボラバイブ160での釣果ですね。ボラバイブ160はブレードが2門ついておりサイズも尋常でないのでアピール力が鬼高いです。

カルコン200なのでサイズや重さもよくそこそこ飛んで巻きの重さも気になりませんでした。ハンドルも替えてあるので遠投して巻く系の釣りは非常に快適です。

こちらはシーバスラボオリジナルルアー180JMDでの釣果ですね。サイズは180でウェイトは40g程度です。使用感はかなりいいです。

カルコンはパワーがあるのでぶっちゃけ80でも瞬殺です。ベイトリール全般に言えますがパワーがありすぎるので狙うサイズを上げていかないと面白みがないので注意したいです。

こちらはブルーブルーエグイドの釣果ですね。小さめのミノーを使う場合は100の方がいいですね。全然飛びませんでした(笑) ナイロンで久しぶりに使いましたが相性はよく飛距離は出ませんでしたが使いやすかったです。

よくあるカルカッタコンクエストQ&A

  • ブレーキ設定はどうしてますか?

基本的にブレーキシュー一個オンであとは説明書通りのセッティングですね。けっこうピーキーな感じもしますが、完ぺきに合わせるとかなり飛びます。

あまり現場で細かく合わせたくない人はカルコンDCや他のDCの方がいいかもしれませんね。あと風が吹いているとDCよりも細かいブレーキ設定が必要になります。

  • カルコンは初心者向けですか?

こちらも残念ながら初心者向けではないですね。

ややブレーキの調整がピーキーという理由です。

初心者向けなのであれば複雑なブレーキセッティングがないエクスセンスDCやスコーピオンDC、クラドDCなどの方がよいのでそちらをお勧めします。

シーバスベイトタックルをゼロから始める場合はDCの方がおすすめです。

  • PEラインは巻けますか?

特に問題なく使えますが以下の点に注意してください。

カルコンはスプール径自体は通常のシマノのベイトリールよりもあるのですがスプール自体の幅がけっこうせまくバックラするとほどきにくいです。

特にPEでバックラを頻繁にする人はあまりお勧めのベイトリールではありません、カルコンはモノフィラのラインとかなり相性がいいのでそちらメインで使うのも面白いです。

カルカッタコンクエスト300MD発売中!

ビッグベイトやマグナムペンシル向けにカルカッタコンクエスト300MDが発売中です。

こちらは大容量の糸巻き量、100㎝を超える巻き取り、強力なドラグと最強のパワーを持つベイトリールに仕上がっています。

シーバスだけでなくブリ、アカメ、怪魚、GTにも耐えれるスペックになっています。

カルコンの弱点であったハンドルもロングハンドルが採用されています。

おススメ度☆×4

けっこういいですね。意外と何でもできるというのが高評価ですね。ビッグベイトや大型プラグに絞る場合は200や300をおすすめします。

バーサタイルでやや大きめのルアーも使うという時はかなりおススメです。最新のカルコンもあるので予算に余裕がある方はそちらをお勧めします。

古い機種は型落ちしているので値段自体はかなり安めになってきています。新中古や新品だとけっこう安く手に入るのでおススメです。

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