【改訂版】ベイトタックル ナイロン直結の飛距離や使用感
「ベイトタックルでシーバスを狙いたいけど、PEだと扱いが難しそう…」
そんな人におすすめなのが、ナイロンラインの直結スタイルです。実はナイロンは、ベイトリールと非常に相性がよく、シーバス釣りにおいても扱いやすさやトラブルの少なさで注目されています。
Contents
シーバス釣りにベイトリール+ナイロン直結はアリ?実釣から見る使用感と飛距離
✅ ナイロン直結の使用感は?→とにかく“楽”!
ナイロン直結は、次のような理由で非常に快適に使えます:
ラインコストが安いので気軽に巻き替えられる
ライントラブルが少なく、バックラッシュしても致命傷になりにくい
リーダー不要で、スナップ直結ですぐ再開できる
結束の手間もなく時短釣行にも向いている
特に初心者や中級者には、「とにかく扱いが楽」という点が大きな魅力です。PEと違い、トラブル後もすぐ復帰できるのはナイロン直結ならでは。
✅ ナイロンはシーバスに向いている理由を解説!
ナイロンラインの特徴は以下の通り:
30%前後の伸び率があり、吸い込み型のシーバスバイトに対応しやすい
比重が軽めで水中でも沈みにくく、シャローエリアでも操作しやすい
適度な柔らかさと伸びがバラシ防止に貢献
エラ洗いにも強く、追従性が高いことでファイト時の安定性がアップ
フロロのように「沈めて流す」ではなく、「浮かせ気味にドリフトさせる」「ナチュラルに見せる」といった場面では、ナイロンの特性が生きてきます。
✅ ベイトリール×ナイロン直結の飛距離は?
意外に思われるかもしれませんが、ベイトリールでのナイロン直結は飛距離も非常に出しやすいです。
ポイント | 解説 |
---|---|
高切れのリスクが低い | バックラッシュしてもPEのように高切れしにくく、強めのキャストが可能に |
ラインが軽くスプール重量が安定しやすい | キャスト時のスプール挙動が安定し、ブレーキ設定がシビアでなくてもトラブルになりにくい |
トラブルが少なく「投げ感」が伸びやすい | ナイロン特有の伸びにより、スムーズなキャストフィールを維持しやすい |
ただし、長時間の釣行ではナイロンが水を吸ってスプールが重くなることがあり、後半はややキャストフィールが変わることもあります。
ベイトリール×ナイロン 相性が良いシーバスルアーの特徴とは?
ナイロン直結×ベイトリールの組み合わせに適したルアーには、いくつかの共通点があります。ラインの特性やキャスト時の挙動を活かせるルアーを選ぶことで、飛距離・操作性・フッキング率すべてを引き出せます。
以下に、特に相性の良いルアータイプとその理由を表にまとめました。
ルアータイプ | 特徴 | 相性が良い理由 |
---|---|---|
フローティングミノー | 軽量〜中量、空気抵抗が少ない | ナイロンの浮力と合わせてレンジキープしやすい |
シンキングペンシル | 細身で飛行姿勢が安定 | ナイロンの伸びと合わせてナチュラルなドリフトが可能 |
バイブレーション | 適度な自重があり、遠投が効く | 飛距離を出しやすく、伸びのある着底感と相性が良い |
トップウォーター系 | ペンシル、ポッパーなど | ナイロンの浮力でアクションが活きやすく絡みづらい |
ビッグベイト | 2オンス前後 | キャストが安定する 伸びでばらしにくくなる |
基本的にどのシーバスルアーもナイロンと相性が良いのがメリットです。
ナイロンの浮力ならシャローでも根掛せずにドリフトできるので、一般的なミノーやシンペンと相性がよく使用感がいいのが特徴。
シーバス用ナイロンラインの号数選び方
シーバス釣りでナイロンラインを使用する場合、フィールドやルアーの重さに応じて適切な号数を選ぶことが重要です。
🔽 河口で使いやすいナイロンライン号数の目安表
使用シーン | 推奨ナイロン号数 | 解説 |
---|---|---|
ミノー・シンペン(20g前後)使用 | 3〜4号 | 飛距離と感度のバランスが良く、オールラウンドに対応可能 |
軽量ルアー中心(15g以下) | 2~5号 | 繊細なアプローチに適し、小型ルアーの使ったプレッシャーの高い場面にも強い |
ビッグベイト使用(30g以上) | 5号以上 | 大型ルアーの重みに対応し、根ズレやバラシのリスクも軽減 |
シーバス ベイトナイロン直結の釣果や動画(多すぎるので抜粋)
こちらはシーバスラボオリジナルの鬼バイブ125Fの釣果ですね。
24タトゥーラをビッグベイトカスタムしたものを使っています。ナイロン5号直結です。操作感はすこぶるよくバックラもしないので風がある時でもビビらずに使えます。
伸びるのがメリットして大きくルアーが吸い込まれやすいのが特徴。PEだと弾くバイトでも明らかに乗りやすくなります。
こちらもシーバスラボオリジナルルアーの180JRPですね、リールは14カルコン200です。カルコン系はナイロンとすこぶる相性がいいのでめっちゃ使いやすいです。
飛距離も相当出ますし、16ポンドでも相当量巻けるので使用感は抜群。
こちらはクラド200DCとナイロン4号の釣果ですね。飛距離も十分で50m前後は普通に飛びます。掛けてからがナイロンの本領発揮で伸びるのでエラ洗いされづらいです。
DCでも普通に使用できます。こちらもトラブったりせずに安定して使えるのが大きなメリット。
シーバスベイトタックル×ナイロンQ&A
- ベイトタックル初心者向けですか?
非常に初心者向けですね、値段も安いですし巻き替えさえきちんとこなせば強度も高いので。あとフロロの記事でも書きましたがおっかなびっくりでPEでキャストするよりもナイロンとかで思いっきり振ったら普通に物理的に飛んでいきます。
なのでけっこう飛距離面も悪くないですよ。
上のリンクでも解説していますが、特にPEラインでバックラしまくって心が折れかけている方におすすめです(笑)
- ナイロン向けのベイトリールはありますか?
これは別段どのベイトリールでも問題なく使用できます。あとDCでもナイロンは普通に使えるので比較的リールも選ばずに使えるのがメリットです。
バーサタイルモデルのベイトリールでも快適に使えるのでお勧めです。リールにもよりますが100番なら16ポンドがそこそこ入るのでよほど遠投がうまく無い限りは普通に使えます。
あとカルコンなどのSVS系もナイロンはおすすめで、調整さえしっかりしてしまえば相当快適にキャストができます。カルコン200あたりなら5号でもかなりストックできるので大物狙いではかなり使いやすいと思いますね。
- ナイロンはスピニングでも使えますか?
全然余裕で使えます。
というか20年ぐらい前はナイロンが主流でした。
最近PEばかりですがスピニングでナイロンもメリットが多く特にPEでバックラッシュするような人には勧めたいですね。というかPEのメリットとかをあまり理解せずに使っている人の方が多いと思いますね。
- フロロかナイロンどちらがおススメですか?
こちらはお好みで大丈夫ですが、強度面でいうとフロロで掛けてからの安心感があるファイトならナイロンといった感じですね。
正直飛距離も誤差レベルでしか変わらないので完全にお好みですね。私も使い分けてますがそれも釣果的な面での使い分けというよりも完全に気分なので(笑)
あとナイロンは水に浮くのでPEに使用感が似ています。逆にフロロは沈むのでシャローエリアでは使いにくい場合もあります。
- 次に読みたい!
👉ビッグベイトをナイロンで使うメリットやタックルセッティングについて解説!
ナイロンラインの魅力は、実はビッグベイトにもぴったりなんです。
「ルアーが暴れすぎる…」「ラインが切れないか不安…」そんな悩みを解消するナイロンの特性を詳しく解説!
まとめ
ナイロンライン直結によるシーバスのベイトタックル運用は、
飛距離・トラブル回避・キャストフィールの面で非常に多くのメリットがあることがわかりました。
特に以下のポイントは初心者〜中級者にもおすすめできます:
バックラッシュによる高切れリスクが低く、安心して振り切れる
ラインが軽くスプールが安定するため、ブレーキ調整が楽
キャスト時のトラブルが少なく、伸びのある投げ心地を維持できる
「飛距離が出ない」「キャストが決まらない」と感じていた方は、ナイロンラインを試してみるだけでも大きな変化があるかもしれません。
ぜひ動画も参考にして、あなたのタックルバランスに合わせた最適なセッティングを見つけてみてください!