ビッグベイトをナイロンで使うメリットやタックルセッティングについて解説!
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シーバスビッグベイトをナイロンラインで使うメリット
- 遠投性にすぐれ、風に強い
PEでビッグベイトを使うときに怖いのが高切れで、特にある程度風があるコンディションだと日和って使いづらくなります。しかしながら、ナイロンラインであればバックラしても復帰しやすく、太いラインさえ使えば高切れする可能性は低いので非常にキャストに関して使いやすくなります。
あと、ある程度ブレーキ設定が緩くても飛ぶので若干緩めつつ振り込んで遠投しやすくなります。特に日和ってパワー不足になってPEだとあまり飛ばないという方におすすめ。
- 5号以上は普通に強い
特に5号を超えるとけっこう強いです。根ずれにもかなり強くゴリゴリしても全く切れる気配はありません。6号あたりにすれば結束さえしっかりしていれば青物でも余裕で取り込むことができます。(飲ませ釣りでナイロンを使うことが多い)
あと太いと直結で使えるのでかりに傷んでもすぐにまき直しが可能で、トラブルにも強いメリットがあります。
- 伸びるので乗りさえすれば取り込みやすい
かなり伸びるので乗りさえすれば取り込みやすくなります。PEでよくあるのがビッグベイトのタックルそのものが強すぎるためにPEだと切れはしないが口切れしたり、掛かりが悪いとすっぽ抜けることがあります。
ナイロンなら掛かってさえすれば勝手に伸びるのでシーバス自体が下に突っ込みやすくなり、取り込みやすくなります。しかし、パワーの伝達自体はPEに劣るのでフッキングだけはかなり強く決める必要があるので注意が必要です。
あとPEでよくあるのが備え付けのドラグが弱く糸が出て巻けなくなる現象が起こりますが、ナイロンラインだと伸びるので普通に巻けます。(伸びたところを巻き取る感じ)
- ナイロンラインの注意点
ナイロンは吸水するので、数回の使用で交換するのが無難。
あとバックラッシュを連発した時やファイトで傷んだ時はその部分はカットしておきましょう。
痛むとあっけなく切れるので注意!
ビッグベイトナイロンラインでの釣果と説明
こちらはコノシラスシャッドでの釣果ですね。
- メガバス ワールドエクスペディション+スコーピオンMD+ナイロンライン6号直結
ですね。使用感は良好でコノシラスシャッドだと40m~50m前後飛びますね。
あと掛けた時ですが伸びるのでとりあえずハマチ自体が下に突っ込んでいくだけなので弱ったらリフトして巻いての繰り返しで取り込めます。
こちらはガンタレルでの釣果ですね。
- ディアルーナ76MH+旧エクスセンスDC+ナイロンライン5号直結
シーバスの70~80㎝クラスなら5号程度でも十分対応可能です。
上記のハマチのように勝手に下に突っ込んでいくのでリフトしつつ巻き取るだけでOK。5号だと飛距離面も減衰しにくいので大型のミノーなども使えます。
あと70クラスだと割と突っ込むほどの力がないのでPEラインのパワーベイトタックルだとエラ洗いしまくりますが、ナイロンラインだと伸びの分下に行くのでバラシ難くなります。
こちらはシーバスラボラトリーオリジナルルアーの180JRPMDでの釣果ですね。
- ワールドシャウラ+カルコン200HG+ナイロンライン5号直結
ワールドシャウラはガイド径が大きいので5号でもぶっ飛んでいきますね。カルコンはそもそもナイロンやフロロと相性がいいので非常に使いやすいです。
このシーバスは見ての通りかなりガタイがいいのでドラグフルロックでも5mぐらい走りました。でも、5号直結なんで特に問題なく釣り上げることができました。たまにカルコンでPEの高切れしてビッグベイトを飛ばしてる人を見かけるので怖い時はナイロンで使うといいです。
シーバスビッグベイトをナイロンで使う時のセッティングについて
- 基本的に5~6号直結でOK あとはビッグベイト向けのタックルに合わせる感じ
ナイロンラインだとトラブルが少ないのでPEほど神経質になる必要はなく5~6号直結でランカーシーバスやブリクラスなら十分対応できます。
ボートシーバスなら6から7フィート前後でおかっぱりならお好みのビッグベイト向けロッドでOK。6号を超える太さを使いたいのであればガイド径が太い方が飛距離が出やすいです。
※ブラックバスや怪魚系のビッグベイトロッドならガイド径が太いことが多い。
- ビッグベイトをナイロンで使う時はリールはよく見て選ぼう
ナイロンラインだと線径が太いのでスプールが大容量のものを使用しましょう。ダイワだとタトゥーラ300、シマノであればスコーピオンMDなどですね。
ビッグベイト向けのパワーベイトリールならナイロンライン6号で100m前後入るので普通に使えます。私の場合はスコーピオンMDやクラドDCを使用しています。
参考にしてください。
注意が必要なのが100番台のバーサタイルスタイルのベイトリールでナイロンの太糸がほとんど入らない機種もあります。最低でも200番前後を購入するようにしましょう。
ビッグベイト ナイロンラインQ&A
- どのナイロンラインを使ってますか?
特にこだわりなく釣り道具屋の安売りナイロンラインを使ってます(笑) これぐらい雑でも全然切れる気配もないので太いと単純に強いですね。
一応気になる方はメーカー品のナイロンを使った方がいいと思います。
- ナイロン16ポンドってビッグベイトで使えますか?
ちょっと怖いですね。なので私は補助的にビッグベイトを使いつつ、メインはシンペンやミノーでやるというスタイルにしてますね。
こちらはナイロン16ポンドでの釣果ですね。補助的にアーマジョイント190なども使いますが出なければ普通サイズのシンペンやミノーを使います。
やはりこのスタイルのメリットは汎用性で通年見ればビッグベイトオンリーよりも確実にサイズは下がりますが釣れるのでこちらもおすすめのスタイルになります。
この場合はやはりシンペンやミノーが良く飛びますね。スタスイだと50M以上飛ぶのでスピニングには劣りますが広く浅く探るのは容易です。
こちらはシーバスラボオリジナルルアーのボラ棒160ですが、ナイロンだと引くぐらい飛ぶので非常に使いやすいです。
大型のミノーなどもナイロンで使うこともできます・
- ナイロンにリーダーはいりますか?
5号以上であれば必要はないですね。おそらく100匹以上はナイロンビッグベイトで釣ってますが5号以上で切れたことはないです。
一応心配ならフロロのリーダーをダブルサージェンスノットで結束したり、歯がある鰆などが相手ならワイヤーリーダーを付けることも可能です。
以前ちょっとワイヤーリーダーを付けてましたが別に切れる気配がないのでつけなくてもいいやという結論に至りました(笑)
- 伸びるってどんな感じですか?
使って掛ければ分かりますが、70越えぐらいだとグーンと伸びて止まるっていう感じですね。PEだと伸びないのでドラグが出るという感じです。
シーバスは力が弱いので80越えでも伸び+ちょっとドラグが走るぐらいになります。伸びている間によりフックが掛かって外れにくくなるって感じですね。
あと吸い込みやすいのかPEに比べるときれいな外掛状態になる事が多いですね。なのでPEでエラ洗い連発されてよくばらす方などにはお勧めです。
- フロロ直結とナイロン直結の比較について教えてください。
フロロで使った方が本来はいいのですが、フロロは太いと重すぎてシャローエリアでビッグベイトをフロロで使うとフローティングでも沈んで根がかりする可能性があります。
なので私はシャローエリア+ボラパターンのドリフトでビッグベイトを使うことが多いので浮くPEやナイロンの方が根がかりするトラブルが少ないのでそちらを使ってます。
普通にボートシーバスやおかっぱりからビッグベイトをぶっ飛ばすならフロロ直結でも全然OKです。こちらは5号あれば強すぎるので5号中心に使いましょう。
- ビッグベイト初心者ですがナイロンおすすめですか?
かなりおすすめ。とりあえず6号直結で思いっきり振ったら飛びにくいジョイクロでも割とぶっ飛びます。
特にアーマジョイント190などだと50M近くベイトでも飛ぶので楽です。
上では初心者向けの扱いやすいビッグベイトをまとめています、参考にしてください。
- ナイロン向けのブレーキ設定について教えてください。
リールメーカーやルアーの重さによって大幅に変わるので一概には言えないですが、説明書通りにメカニカルブレーキ0ポジで外部ブレーキを合わせて使えばトラブルはそこまで起こらないです。
ナイロンライン直結は風に強いのでPEで怖い向かい風でもバックラ上等で振って飛ばすことができるのが一番のメリットという言うか楽さです。ちなみにバックラしても伸びるので高切れを絶対とは言いませんが99パーセント起こりません。※PEだと伸びないので切れる。
- フッキングについて教えてください。
通常だとバシッと上に上げるだけでも十分なのですが、ナイロンでビッグベイトを使うときは巻き取りつつ体ごと後ろに引く感じで体重も載せつつフッキングすればガッツリ刺さることが多いです。
あとフックも重要でよく釣れるビッグベイトや主力は交換しておく方が無難。PEでもフックが鈍いとばらしやすくなるので注意が必要。
まとめ
ビッグベイトとナイロンは相性がいい。