【改訂版】シーバス中級者向けのスピニングリール選びのコツと考え方

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今回は「シーバス中級者向けのスピニングリール選びのコツと考え方」をお送りします。リールもロッドと同様に釣り方やレベルに合わせて逐一見直す必要もあります。今回は中級者向けのスペックや性能などをまとめているので参考にしてください。

シーバス中級者に求められるリールのスペックとは?

中級者ともなると釣り方が初心者に比べて多様化してきているのでそれに対応するためのスペックが必要となってきます。

例えば…

  • 初心者バイブレーション中心→中級者ドリフト中心
  • 初心者ミノー中心→中級者シンペン中心

こういった感じでルアーそのものが変化したり釣り方が大きく変わったりするのでそれらに対応するようにしましょう。やみくもにハイエンドを購入するのではなく…

  • 釣り方に応じてスペックをじさいに変更できるスキルや知識

これを根本においてリールを選びましょう。

  • 中級者が見るべきスペックとは?
  1. 軽さ
  2. ハンドルの巻きやすさやフィット感
  3. 替えスプール有無など

が基本的に見るべき項目になりますね。

特に性能面釣りを長時間快適にできる軽さは最優先で見たいところです。

他にも…

  1. ギア比を釣り方に応じて変える
  2. ハンドルノブに着目する
  3. レバーブレーキ付きを導入してみる

こういった要素を加味するとより複雑でテクニカルなシーバスゲームを深く楽しめるでしょう。

ギア比を釣り方に応じて使い分ける

シーバスは季節ごとにかなり釣り方が違ってくるので冬のスローにアプローチするパターンでは80cm巻きのハイギア、夏のファストにアプローチするパターンでは1m巻きのエクストラハイギアでやるとルアーのスピードを合わせやすいです。

  • ハイギアがハマりやすいシチュエーション
  1. 冬場のワームやドリフト
  2. 深夜の河口のドリフト、シンペンのただ巻き

などが80cm巻きにハマりやすいシチュエーションです。ごくごく一般的なシーバス釣りは80cm巻きで十分こなせます。

  • ハイギアがハマりやすいシチュエーション
  1. バイブレーション早巻き
  2. サーフや大規模河口のただ巻きなど

などが1m巻きのハイギアにハマりやすいシチュエーションです。デイゲームシーバスでハマりやすいので釣行時間などを考えてみるのも良いでしょう。

ハイギア冬メインスレ対策や小型ルアーメイン
EXハイギア夏メインデイゲームメイン

こういった感じで時期や釣り方に応じてギア比を替えて対応できるようになるとかなり良い感じです。自称上級者でもできてない人は多いので完全に使いこなせていれば上級者ですね。

他にも…

  • リフト&フォールで深場のシーバスを獲る→エクストラハイギア
  • 18cm前後の大型ミノーでランカー攻略→ハイギアないし70cm巻き

こういった感じで特定の釣り方に応じて選ぶのもアリです。

例えばヴァンキッシュはシーバス向けでも使えるハイエンドモデルですが、ローギアの70㎝巻きがあるのでこれを使ってワームのスローリトリーブでフィネスに攻めるなどもできます。

ただ単にシーバス向けのモデルを買うのではなく釣り方に応じてギア比を調整したりするとかなり奥が深い釣りができていると思いますね。

ハンドルの形状にも注目しよう

割とハンドルの形状が快適に釣りをするためには重要です。

おススメは大型で丸いタイプのハンドルですね。これはエクスセンスを使い始めて気が付いたのですが非常に巻きやすいです。大きいために掴みやすいですし、安定感が非常にあります。

巻く時はガッツリつかんだ方が釣れにくいので非常に重宝しています。

シーバスを掛けた時にも安定感がありやり取りしやすくなったのは非常にいいですね。リフト&フォールも良くやりますがフォール中の速く巻いてスラッグを取る時にもやりやすいのでおススメです。

  • 丸型ノブ→安定性あり
  • 縦長ノブ→指掴みやすい
  • ダブルハンドル→ただ巻きがやりやすい

などの特徴があるので購入する時は一度触ってみるのが良いでしょう。

あえて購入するのではなくカスタムパーツでハンドルは変更できるので交換してみるのも面白いです。

特に最近のリールはメンテナンスしなくてもかなり長持ちするので壊れにくく頻繁に購入しにくいのでこういった状態はいいので購入する必要はないが別のリールの雰囲気や使用感を得たい時にはカスタムは有効です。

テクニカル志向ならレバーブレーキ付きも面白い

レバーブレーキがあると・・・

  • レバーブレーキをオン→ラインを逆回転でフリーに出せる
  • レバーブレーキをオフ→スプールをロックできる

という特徴があるのでシーバスがかかった時にオフにしてがっちりとフッキングシーバスが走り出したらオンにしてラインを出しつついなすというやり取りができます。

こちらはレバーブレーキ付きのリールでの釣果ですね。これは親父から貰ったもので以前は良く使用していました。特にやり取りが面白くなるので掛ける楽しみが増えます。他のメリットとして・・・

  • ドリフト時にラインの放出を簡単に行える

があります。

ドリフトは釣法としての意味合いが強いですがラインを放出してライン自体を水に乗せて流すことによりルアーの頭の向きを下流側に向けたり橋脚下に送り込んだりできるのでリトリーブ中の細かい操作に対応しやすいです。

ここら辺はベイトリールともかなり似ているのでうまく使えば他のアングラーが送り込めないポイントなどにもルアーを流したりできます。

さらにラインの放出をオフにできるのでかなり太いラインにしておいて橋脚やストラクチャー周り周りのランカー狙いなどにも使えます。

中級者向けスピニングリールの紹介 エクスセンスシリーズ

こちらは23エクスセンスですね、シーバス用に特化していて逆転クラッチなどの機構を排除して防水性を高めています。

ウェーディングなどでの使用が好ましいですが、非常に軽いのでシーバス釣り全般に特化しています。ノーマルギア78cm巻きもあるのでビッグプラグなども操作しやすいです。

中級者向けリール選びQ&A

  • リールも買い替える予定なんだけどロッドも新調した方がいいですか?

これはアリですね。

特にエントリーモデルのリールを使用しているのであればミドルやハイエンドに交換してもいいですね。

  • 80cm巻きしかリールがないんだけど1m巻き買った方がいいですか?

現状の釣りで満足いく釣果とサイズなら無理して買い替える必要はありません。

が、しかし1m巻きだと1,2倍のスピードで巻けるので速いテンポの釣りなどでは絶対1m巻きの方がいいですね。やはりデイゲームでの速いゲームでは重宝します。逆に深夜の河口やベイエリアだと速さが仇になります。

  • ランカー狙いに挑戦したいんだけどおススメのリールって?

これは大きめの番手を選んでおいた方がいいですね。

ミドルスペックで十分ランカーも狙えるので値段などはお財布と要相談ですが大きめの番手にしておくと太い1,2号や1,5号などのPEがたくさん巻けるのでパワー系のタックルを組みやすいです。

ランカー狙いといっても釣り方が変わるので一概にはいえませんが、一般的な河口でのランカー狙いであれば4000番で80cm程度であればビッグプラグなども使用しやすいのでおススメです。

  • ローギアのスピニングリールってアリですか?

とてもありです。私はベイトタックルでローギア50cm巻きを使っています。

ローギアはかなりナイトゲームのシーバスと相性が良く…

  • ランカー向けの大型プラグを巻きやすい(巻取りトルクが強い)
  • 活性が低い時などにデッドスローリトリーブしやすい
  • ほとんど動かさないようにドリフトさせれる

こういったメリットがあります。最新のスピニングリールでは50cm巻きはないので重宝しています。

けっこう80cmでもゲームスピードが上がりすぎてスレて見切られまくっているということが多いです。こういったことに気が付かない人が結構多いので気になる方は旧式のスピニングリールを探して導入するのも面白いと思います。

まとめ

中級者向けスピニングリールはなるべく釣り方に応じて選ぶようにしよう。安易なハイエンド志向はNG。ギア比で釣り方が大きく変わったりもするので注意が必要。

シーバスラボラトリーオリジナル ハクチャター65

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