【改訂版】シーバス初心者向けのロッド選び方

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今回は初心者向け講座「シーバスロッド選びのコツについて」をお送りします。リール自体はほとんど釣果に影響ありませんが、ロッドはある程度は釣果に影響します。しかしロッド自体は無数にあるので選ぶのは一苦労です。なので今回は迷いにくいように標準的なタックルセッティングや選び方のコツを紹介します。

絶対抑えときたい初心者向けロッドの選ぶポイント

  • ダイワかシマノのエントリーorミドルクラスから選ぶ

基本的にダイワかシマノに絞ってロッド選びを行いましょう。理由は…

  • リールと合わせやすい
  • 流通量が多い

こういったメリットがあります。

マイナーなメイカーだと手に入りにくかったり値段が跳ね上がってしまうので注意が必要。

  • ML(ミディアムレギュラー)が一番使いやすいのでまずはそれだけを狙おう

ロッドには色々なパワーの表記があり迷いますが、ビギナーはまずMLから選んでいきましょう。

MLが標準的な硬さや強さなのでこれをじっくり使い込んでフィールドや自分が好きな釣り方に合わせてロッドパワーを上げてたり下げたりを調整するのが一番お金がかからずにやっていけます。

  • MやMH→ロッドパワーが強いのでビギナーにはパワーを持て余す、バラシの原因になるのでNG
  • ML→標準的で小型ルアーから中型ルアーも十分使えるのでOK
  • LやUL→ロッドパワーが弱いのでラインブレイクや取り込めない原因になるのでNG

上のようにいきなり強いロッドや弱いロッドを選ぶとバラシが激増したりラインブレイクの原因となったりとかなりデメリットが多いです。

  • 8~9フィート前後が一番無難で失敗しにくい

基本的には8~9フィート前後がシーバスで無難に使いやすいレングスです。後述しますがこれを逸脱すると大きなトラブルの原因に繋がるので注意が必要。

現在の流れとしては9フィート前後が主流で8フィートはやや短めのスペックになってきています。

失敗しないためのシーバスロッド選びのポイント

  • 長さが極端なロッドはビギナー時代は絶対に避けよう

例えば11フィート以上のロッドや7フィートのロッドなどは選ばない方がいいでしょう。長いほど飛ぶわけではありません。

さらに長いロッドは基本でかい重いルアーの使用に適していますので使用法が難しく初心者にはおススメではありません。

逆に短すぎる7フィートのロッドではパワーがなさ過ぎてラインブレイクさせられたりしてはいけないので注意してください。

  • ロッドパワーはMLが絶対におススメ

ロッドパワーはけっこう重要で、ビギナーにすすめるのであれば絶対にMLがおススメです。

理由は小型ルアーから中型ルアーを使いやすい、ある程度は食い込みがよくなるのでばらしにくくなる、こういったメリットがあるからです。

シーバス初心者がロッド選びの時にやってはいけないことまとめ

極端に長い11フィート以上のロッドを選ぶ→×

硬いHやMHなどを選ぶ→×

いきなりハイエンドモデルを買う→×

ULや柔らかすぎるライトロッドを選ぶ→×

ショアジギ向けロッドやエギング向けロッドなどを間違って買わないようにしましょう。

結局どういうのを選べばいいの? おススメロッドの紹介

ダイワかシマノの8~9フィート前後のエントリーモデルがおススメです。

いきなりエクスセンスやモアザンなどのハイエンドモデルを使ってもそのロッドの凄さや使い方が分からないと思います。

なのでエントリーモデルでしっかり場慣れしてシーバスとのやり取りを学んだり、得意な釣りを探してミドルクラスやハイエンドモデルに変えていくのがおススメです。一年も使うとかなり欠点や利点も把握できますからおススメです。

そして注意しなければいけないのが正直言いますとよっぽどポイントに恵まれないと簡単にはシーバスは釣れないという事です。

シーバスはかなり釣れる人と釣れない人の差が出ます。

私のホームでも新規のアングラーの方が始めて辞めてを繰り返していますのでかなり釣れるようになるまで時間がかかります。

こういった時期には誰にでもあるのでこの時期にハイエンドモデルを持っていても何の役にも立ちませんからある程度釣果が安定してから鞍替えするのが絶対いいと思います。

もちろんハイエンドモデルの性能は凄まじいですが、それはあくまでロッド、リール、ラインのセッティングとバランス、そしてルアーと使い手の技量が合わさった時に性能がフルに発揮されます。

  • 【ダイワ】シーバスビギナー向け
  • 【シマノ】シーバスビギナー向け

とりあえずシーバスを釣ってみたいな人向けのロッドを解説

ブログや動画などでシーバス釣りを見て「とりあえずシーバスやってみてえな~でも、あんまりお金はかけたくないよ」というライト志向のアングラーにおススメするロッドです。

特に餌釣りの暇つぶしや釣りには本当に暇なときしか行かないなどの方にもおすすめです。こういったパターンだとあまりシーバスタックル自体の出番がないのでお金をなるべくかけないようにした方がいいです。

  • ロッド:「ダイワ:シーバスハンターXシリーズ」が非常におすすめ

シーバスハンターXでの釣果。

解説:週末のみや気分が向いた時に釣りにいく感じで選ぶならエントリーモデルで十分釣る事が可能です。

もちろん釣り方などは考察する必要がありますが、エントリーモデルでもシーバスを掛けて折られるなどの心配は要りません。

田舎や都会にある河口や堤防など広く使えるモデルですね。太刀魚や簡単な投げ釣りや浮き釣りに使用できるのでファミリーフィッシングやお子さん向けにも使えます。

シーバスハンターxが実売一万前後で、クレスト実売4000円前後でも上記の通りシーバスを釣ることは簡単にできます。

田中はディアルーナを愛用! 迷った時の参考に!

一応管理人田中はセミプロでベテランですが、ミドルスペックのディアルーナシリーズを愛用しています。理由は・・・

  • 安い(2万前後)
  • 最低限の機能あり(カーボンモノコックなど)
  • 軽い(130g以下!)

です。なかなかこの性能でこの安さはけっこう驚異的なので初心者の方にはお勧めしたいです。

ディアルーナに関してはシーバスを真剣にしたい方向けです。

シーバスロッド選びの初心者向けQ&A

  • ロッドのメーカーはどこがいいですか?

ロッドはメーカーごとに特徴があります。ダイワは比較的曲がりがよく柔らかい印象、シマノは少し固めでシャキッとした印象です。

他のメーカーのロッドもありますがまずビギナーの頃はダイワかシマノに絞って選んだ方がいいでしょう。もちろんダイワ、シマノはエントリーモデルでもかなりしっかりしていますので安心しましょう。

一応メガバスの空海シリーズやアピアだと風神などがありますが、値段も高く初心者向けではありません。よほどファンなのであれば購入を検討してみてもいいかもしれませんが・・・

あとコスパを重視したいのならメジャクラから選んでもよいでしょう。性能はダイワやシマノにはやや劣りますが、細かい差はあまり初心者では分からないと思いますので、値段の安さで選んでもOKです。

  • 高いロッドを使いたいんですが・・・

もちろん個人の趣味なので使ってもらってOKですが、率直に言わせてもらいますとビギナーには必要ありません。

当然シーバスをたくさんかけて、たくさん釣るなら高級ロッドの方がいいですがビギナー時代は何週間もボウズの方も多いですし、一年で数匹しか釣れなかったなどの話もよく聞きます。

特に昨今はスレが入っているのでいきなりガンガン釣れるポイントはほとんどありません、従って必要ありません。エントリークラスかミドルクラスで十分です。最低1000匹釣ってからハイエンドに変えるぐらいでOKです。

  • 中古のロッドって大丈夫ですか? 安く売ってるけど・・・

中古はおススメではないですね。

ちなみにロッドはだいたい数年ごとにモデルチェンジして性能が少しずつ上がっていきます

なので新規で買う場合は必ず新品で最新版を購入しましょう。ロッドもある程度釣るとカーボンが弱くなってきて感度が悪くなったりロッドのシャキシャキ感も失われてきます。

エントリーやミドルスペックのロッドは2万あれば買えるのでケチらず新品を購入しましょう。ちなみに私は釣り具はほとんどアマゾンで買ってますね。理由は簡単で買いに行く時間がもったいないからです。

  • ロッドは何本持っておくのがよいですか?

シーバスだけ狙うなら後述のロッドを参考に一本あれば十分ですが、海にはシーバス以外にもメバルやカサゴ、イカなどもいますのでそちらも興味ある方はそれ用のロッドを買いそろえておくと良いでしょう。

しかし、後述のMLのロッドならメバリング以外は十分こなせるので五目釣りもこなせます。

チニングなどは引きも強いのでシーバス用ロッドの方がいいですね。

ちなみにバス用のロッドをシーバスに流用するのはやめましょう。ベイエリアでも70以上はうようよいますし、不意にメーター級もくるかもしれません。バス用だと強さにもよりますが折られる危険性もあります。

  • ロッドの良し悪しで釣果とかに差が出ますか?

確かに釣果に差が出ますが、それも腕で十分対応できます。

以前はダイワのエントリーモデルであるシーバスハンターXというロッドで200匹ぐらい釣っています。

さらにシーバスラボラトリーを作る前のタックルはロッドは4000円の名前も分からないようなロッドとリールはワゴン品で高級ロッドを使っているおっさんたちを差し置いて釣りに釣りまくったので私個人の考えでは性能より腕前や経験の方が釣果に絶対影響します。

しかし注意点が一つあり、全ての道具をハイエンドで揃えてキャストすると過去の道具とは比べもにならないほどよく飛距離が出ます。これだけは覚えておきましょう。しかし、飛距離が出てもシーバスがいないところに飛ばしても何の意味もないですが。

これらがよくビギナーの方が悩んでらっしゃるロッドのアレコレですね。要はダイワかシマノのエントリーかミドルスペックを選んでおけば問題ありません

  • ロッドは釣り道具屋で実際に手に取って選んだ方がいいですか?

もちろんいいですが、正直初心者の段階だと手に取って触ってもどこがいいのか、悪いのか判断できないと思いますので別段こだわりがなければAmazonや楽天で購入するのがいいと思います。

特にAmazonプライムなら次の日に届くので非常に便利です。さらにダイワかシマノならかなり厳重に梱包して届くので安心です。私はめんどくさがりなので絶対amazonで買いますね。

  • グリップはコルクかスポンジかどっちがいいですか?

こちらはお好みですね。正直どっちでもいいです。

  • グリップエンドは長い方がいい?短い方がいい?

これは以下の特徴を参考にしてください

グリップエンドが長い→両手で力を込めやすいので飛ばしやすいが細かいアクションや取り回しが悪くなる

グリップエンドが短い→両手で力を込めにくいので飛ばしにくいが細かいアクションはやりやすい

こういった性能の差がありますが、上で紹介しているロッドたちはどれもグリップエンドが標準的な長さので気にしなくてもいいです。

  • NEW! MLでなくMの方を勧められたのですが・・・

シーバスは引きが強いのでMのほうがいいという意見もありますが、Mだと結構硬いので今度は乗らずにばらしまくるということが多いです。慣れるとばらさないことが多いですが初心者からするとありえないぐらいばらす可能性があるのであまりM自体おすすめではありません。

まだ乗ってバラすのならいいですが、初心者の段階だと乗る前にエラ洗いされて外れることが多く硬いロッドだとよりそれがおおくなりますね。

あとMだと大きめのミノーや重めのシンペンなどが使いやすいのですが、それらは慣れてないとボウズ連発になることも多く
よく釣れる小さいルアーが使いにくいというのもおすすめしない理由です。(Mでも小さい全然使えるのですがタックルバランスを考えてないとPEがバックラッシュする可能性があります。)

シーバスタックル初心者向け関連記事

リールやPEラインで悩んでいる方は上を参考にしてください。

上では初心者向けのルアー使い方から釣り方などをまとめています。

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