【改訂版】シーバス若潮長潮の攻め方 

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今回は「シーバスの若潮長潮の攻め方」をお送りします。若潮長潮は一般的に釣りに不向きな潮回りとされていますが攻め方やポイント選びを適切に行えば十分釣る事は可能です。今回は攻め方中心に記述していきます。

若潮長潮時のシーバスの挙動

若潮や長潮時のシーバスの挙動には特徴があります。

これらの潮回りでは潮の動きが非常に弱くなるため、基本的にはシーバスの活性も低下する傾向があります。潮の流れが弱まることでベイトの動きも鈍り、シーバスが積極的に餌を追い回すシーンが少なくなるのです。

  • 若潮長潮 シーバスの挙動まとめ
挙動説明
ルアー索敵範囲が狭くなるルアーが目の前を通らないと反応しない
ベイトを選り好みするサイズや波動が合っていないと無視されやすい
見切りが早い一瞬で見切るためリアクション系の釣りは不利になる
ストラクチャーに張り付く動かず、変化のある場所に留まりやすい
レンジが低くなる表層には浮かず、ボトムか中層に停滞する

こうした動きは、若潮・長潮時だけでなく、人の多い釣り場でプレッシャーがかかった時や、時合が外れている時間帯にも同様に見られます。

また、晴天で風がない時(無風快晴)もシーバスは似たような動きになりがちで、スレやすく反応が極端に渋くなるケースもあります。

若潮長潮時のシーバスの釣り方や釣果アップポイントを解説!

若潮・長潮や無風・快晴といった低活性条件下では、シーバスの反応が極端に鈍くなります。そのような状況下でも釣果に繋げるためのテクニックを、以下の3つの視点で解説します。

  • 正確なキャストで「ピン」を打つ意識を強く持つ

シーバスは長潮で活性が低いと、ルアーに反応する索敵範囲が狭くなります。そのため、「シーバスが居そうな場所」に正確にルアーを通す技術が重要になります。

狙うべきポイント解説
ストラクチャー際シーバスが身を寄せている確率が高い
明暗の境目視覚的にシーバスがベイトを待ち構えやすい
壁際(都市型河川など)ベイトが寄りやすく、見逃せないピンポイント

※特にベイエリアや都市型河川では「壁打ち」「構造物のギリギリ通し」が釣果を大きく左右します。

  •  ドリフトや遅巻きなど「ゆっくりした釣り」を徹底する

低活性時には速いアクションや強い波動のルアーは見切られやすくなります。

基本はドリフト(河川)とスローリトリーブ(港湾部・止水)を意識しましょう。

シチュエーション有効な釣り方
河川エリアドリフトで自然にルアーを流す
港湾・運河などの止水ゆっくり巻く or ストップ&ゴーで食わせの間を演出

ゆっくり見せることで、見切られにくくなり、吸い込みバイトを誘発しやすくなります。

  •  キャスト前に「ベイト状況と食わせポイント」を見極める

活性が高い時は、ある程度雑なアプローチでもバイトが出ますが、活性が低い場合は1〜2回のキャストでルアーがスレることもあります。そのため、事前に以下の確認が重要です。

確認ポイント理由
ベイトの種類・サイズルアーとのマッチングを優先させるため
ベイトが追われている場所ボイルがない場合でも違和感ある動きがヒントになる
風・潮の向きベイトやヨレがどこに溜まりやすいかを読むため

マッチ・ザ・ベイトを最初から意識し、無駄なキャストでスレさせないことが最大のコツです。

若潮・長潮は「気象条件」を味方につけろ!

若潮・長潮のタイミングでは、潮の流れが弱いためシーバスの活性が低くなりやすいです。特に以下のような条件が重なると、さらに釣りが難しくなります。

悪条件解説
ベタ凪水面が静かでプレッシャーがかかりやすい
明るすぎる環境月明かりや常夜灯が強いとルアーが見切られやすい

このような状況では、ルアーが丸見えになり、シーバスの警戒心が高くなってスレやすくなるのです。

  • 対策は「風」と「雨」の力を借りること!

自然の変化を味方につければ、難しいタイミングでもシーバスの反応を引き出せる可能性が高くなります。

条件プラス効果
水が濁りやすく、流量が上がりやすい → 活性UP
水面に波が立ち、ルアーが見切られにくくなる → 食わせやすい

🌬️ 特に「風」はシーバス釣りの味方
巻きの釣りが中心になるシーバスゲームでは、風が水を動かすことでシーバスの警戒心を下げてくれます。

  • 若潮長潮は中層やボトム近辺なども探るのもよい!

シーバスの活性が高い場合はベイト付近にステイしていることが多いので水面直下や水面下30cmラインでのバイトが多いですが、若潮長潮時のように活性が低いとレンジが下がる場合が多いので水面下1mラインやボトム近辺なども探っておくと良いでしょう。

根がきついポイントでボトム近辺を探るのはリスクが高いですが、その場合はシンペンのボトムドリフトやワームのリフト&フォールなどで探ると比較的根がかりを抑える事ができます。

若潮長潮におすすめのルアー選びのポイント!

長潮や若潮は潮の動きが鈍く、シーバスの活性が下がりがち。こうした状況では、「見切られにくく」「ナチュラルな動き」をするルアーを選ぶのがキモになります。

✔ 低活性時に有効なルアータイプと使い方!

ルアータイプ特徴おすすめの使い方
シンキングペンシルナチュラルなS字アクションでスレにくいスローリトリーブ or ドリフトで見せる
ミノー(ローアピール)小さめで動きすぎないタイプが◎明暗部やストラクチャーをゆっくり通す
バチ系ルアー細身・弱波動で活性が低い時に効果大表層を漂わせるようにただ巻き or ドリフト
ワーム(ジグヘッド)柔らかく自然な動きでスレにくいボトム近くをリフト&フォール or スロー巻き

若潮長潮は弱波動のルアーやサイズを下げて見切られにくくするのが釣るコツ!

活性が低い場合はルアーへの見切りが強くなるのでなるべくウォブリングが少ないシンペンやワームなどが有効な場合が多いです。

ルアーサイズも自分が使う平均サイズより1~2cm程度落として使用するのがポイントです。

例えば大潮周りにコモモ125で釣れて長潮時に釣れないとすると、見切りが強くなってスレが入っているのでダウンサイジング版の95fやサスケ95などのスリムタイプに変えるのも非常に有効です。

ベイエリアも通常8cmのミノーでやっているのなら5cmに変えたりといった配慮で大きく釣果が変わるので試してみてください。

カラーもチャートやホロ系ですれている場合もありますからクリアー系やブラック系などのあまり使われないカラーを用意しておくと引き出しが増えると思います。

ベイエリアやオープンエリアで釣りをする際はリーダーの号数を一号程度落としても良いでしょう。シンペンもファットタイプではなくスリムタイプの方が見切られにくいのでそれ中心にローテーションを組むなども有効です。

なるべく長潮若潮時にやらない方がよい釣り方や行動まとめ

  1. ウォブリング系のルアーを多用し乱用する
  2. 何度もしつこく同じルアーで同じルアーをトレースし続ける
  3. 闇雲にランガンしまくる

これらの行動はなるべく控えてください。特に海は繋がっているので移動しても活性が低いことに変わりないのでランガンしまくってもどこのポイントでも釣りづらいです。

しかし、シーバスの大好物であるコノシロ、イワシ、アユなどがいる場合は活性が高いことが多いので大潮時のような高活性向きのルアーや釣り方がハマる場合もあります。

なので釣行前にブログやグーグルなどで情報収集するのも有効なので試してください。

若潮長潮Q&A

  • 若潮時はタックルは変えたほうがいいですか?

そうですね、釣り方にもよりますが全体的に活性が低いのでショートバイトや見切りが強くなります。従ってロッドパワーとワンランク下げる、リーダーをやや細くするなどが有効になってきます。例としては106M→86MLといった感じですね。

上記でも解説していますが、スレ対策と低活性のパターンは似ているので強いタックルよりも弱いタックルの方が全体的にはハマりやすいです。あと若潮で低活性ですれているという地獄のパターンもあり得ます(笑)

  • 若潮長潮だとさっぱり釣れません、なぜですか?

やはり潮の動きや河川の流量が弱くなるので基本的には釣りづらいです。さらにピーカンだったりすとよりきつくなってくるので釣れない原因としては低活性が主な原因となりますね。

活性が低い時は素直にアピール力を下げる、無理に連投しない、小さい波動の弱いルアーを使うという攻略がキモになってきます。

ブラックバス的に言うとフィネス的な釣り方ができないとけっこう厳しいです。なのであまりに釣れない時は素直に退散して次の中潮に備えたほうが無難ではありますね。

  • 若潮、長潮で釣れる場所もあるというは具体的にはどういったポイントですか?

場所によるので一概には言えませんが、例えば干満差が少ないのでウェーディングで立ち入る時間が長い場所やちょうど満潮や干潮などの一般的な地合いが朝まずめや夕まず目と被る地区などは狙い目ではありますね。

あと回遊系のイワシなどは若潮でも普通に回ってくるのでそれらが多い地域や回ってきやすい場所なんかはあまり関係なく釣れたりもします。釣果にもあるようにサーフとかだともちろん活性の高低はありますがベイトさえいれば何とかなりやすいです。

まとめ

若潮長潮でもシーバス自体は居るので色々やれば釣れる可能性は十分ある、潮位の高さを長く維持できる場合もあり一概に釣れないとは言えないので積極的に釣りをすべし。

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