【最新版】シーバスのアタリの種類とフッキングのやり方について
Contents
シーバスのアタリの種類や感覚について
- ガツン! ガキン!
このガツンというアタリはシーバスがルアーを飲み込みそのまま反転している時に感じるアタリです。
こちらはリアクションバイトで釣れた時、ファストリトリーブで釣れた時に多いアタリです。こちらは既にフッキングしているのでアワセは必要なく念の為に軽く合わせるぐらいがよいでしょう。
たまにガッチリ合わせている人がいますが強すぎると高切れしたり身が切れたりするので軽くあわせて行きましょう。
特に釣り方やルアーがマッチしているとよく起こるアタリです。掛かりもよく外れないことが多いです。
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- ブルブル
これはフォール中やドリフトでタダ流している時になどに多いアタリです。これはルアーを水中で咥えていてかつ水中でエラ洗いをしているのでバレやすいです。感じたら即アワセを行うのが鉄則です。
基本的に小さなサイズが多いので無視しても構いません。ブルブルの感覚が大きい場合は大型サイズの可能性もあります。
よくバイブレーションのリフト&フォールしている時に起こるアタリなので注意して観察してみてください。フォール中に食っていてリフトの時に感じる事ができます。
- ズシッ! ドゴン!
一瞬根がかりしたかもと思うようなアタリです。こちらはスローで誘っている時やボトムを巻いている時に多いです。たまに根がかりしている時もあるので軽く聞き合わせを行いましょう。ビシッと合わせると地球をフッキングしてしまう事があるので注意してください。
こちらは大型サイズに多いです。聞き合わせを入れて動き出したら期待大です。他にもルアーを飲んでいるときもこういったズシッっと重い感じのアタリになることが多いです。
- コツン・・・コツン・・・
これは俗にいうショートバイトと呼ばれるものです。こちらは感じても既に吐き出された後なのでアワセを入れても乗ることは希です。
スローな釣りでよくありますが、あまりにも多い場合は違う魚かもしれませんし、何より釣り方が若干合ってなくてスイッチが入り切っていないかもしれません。こういう場合はルアーチェンジするか思い切ってアクションを加えるなど色々試してみるのが大事です。
チヌもこういったコツンコツンとつつくアタリが多いので注意しましょう。ラパラなどのバルサのルアーは丸い小さな跡がルアーにつくので判別しやすいです。
シーバスと確信できるまではスルーしたほうがよいでしょう。たまにコツンときて咥えたままのシーバスがいますので軽く聞き合わせを行いましょう。シーバスはコツンというよりカキンカキンなどの金属的な短音が伝わる場合が多いです。
だいたいこれらがシーバスのアタリになります。ここから少し注意点を紹介します。
バイトがあった時のフッキングのやり方
- 沖でバイトがあった場合 目安として30m以上 かなり強く合わせる
まずは思いっきりアワセを入れましょう。ガツンと感じた時点でアワセを入れておかないとフックアウト率が非常に高くなります。そのあとはシーバスの大きさに合わせてやり取りとするといいですね。
さらに沖でバイトが出て乗らなかった場合も回収するのではなくそのまま巻き続けましょう。ガツンと来た時点で結構活性が高い場合が多いのでそのままリトリーブするとたいてい追い食いしてきます。
- 近くでバイトがあった場合 目安として10m以内 念のため軽く合わせる
アワセは入れずにロッドを寝かしてシーバスに走らせましょう。近くで合わせるとすっぽ抜けしてルアーが飛んで来たり、力の伝達が強すぎて高切れする場合もあります。
手前2~3mでバイトがあった場合は一旦下がってシーバスに姿を見られないようにして10分程度場を休ませて違う角度からキャストするともう一回チャンスが得られることが多いです。
近くでバイトが出る場合はシーバスが岸付近に溜まっている事も考えられるのでチャンスの場合が多いです。特にベイエリアではよく起こるので姿や影を落とさないようにしましょう。岸壁際から1.5m程離れてキャストしたり、座ってキャストしたりするのも有効なテクニックです。
初心者向けのアタリがあった時にやってはいけないこと
- 即合わせや電撃フッキングをやってしまう
シーバスは巻物の釣りなので基本巻き合わせが主流です。
簡単に説明するとガツンと感じた時点でシーバスが反転して自分で勝手にフッキングしているので過度に強いフッキングや電撃フッキングをやってしまうとすっぽ抜けます。
なので、軽くバシッと合わせてフックを貫通させたらあとはファイトに集中してください。
特にPEは伸びがないのでランカーだと魚体が4㎏以上あります。フッキングが強すぎるとその時点で過度に負担が掛かるので最悪ぶちッと切れてしまいます。上のサイズで約4㎏ぐらいです。
- ボラのスレ当たりに注意
初心者によくあるのがボラの魚体にルアーが当たった感触をシーバスと勘違いして合わせて思いっきりボラを釣ってしまうことです。別に釣る分には問題ないですが背中にスレがかりすると思わぬパワーがあり、慣れてないと切れたりするので注意が必要。
さらにシーバスの数が少ない場面でボラをかけて暴れさせるとシーバスが警戒することが多いです。これはファイトでうろうろしてしまって影が映ったり、ライトを照らしてシーバスが警戒してしまうからです。
ボラのスレ当たりは判別するのはかなり慣れが必要ですが・・・イメージ的に殺意がない感じがします。(ゴトゴトする物に当たった感じ)
逆にシーバスは金属的な感じで来るので非常に分かりやすいです。
周りと差が出る前アタリの対処法
前アタリとはシーバスが本気で食ってくる前のアタリで、ショートバイトに近い感じがします。
これを察知できると周りのアングラーと大きく差が出るので対処法を覚えておきましょう。
- 前アタリがあった場所を重点的に攻める
前アタリがある時点でシーバスがいるのがほぼ確定しますから焦らずどういった位置で前アタリがあったのか、どういうルアーで前アタリがあったのかを把握しておいて本気のバイトが出るようにトレースコースやレンジを調整するとドゴンと来ることが非常に多いです。
前アタリのまま乗らない=何かずれているのでルアーのローテーションやカラーチェンジを基本に従って行うとかなり効果的です。
- 前アタリがあった時点でランディングする位置を把握しておく
前アタリがあった後にガツンと乗ってそのあとラインブレイクしたら全く意味がないので、近くに危険な石やテトラポッドがないかなどを確認して大まかでいいのでどこでたも網を出すかなどを考えておきましょう。
特にシーバスはストラクチャー付近や水中での根回りで下から突き上げてくるので下手な位置で掛けるとそのまま根に突っ込むこともあり得ます。なので不安な時は前アタリがあったら徐々に危険物から遠ざかるようにじりじり立ち位置を変えるなども必要です。
- 前アタリのイメージ
前アタリは意外と意識してない人が多いですが、集中していると結構伝わってきます。以下のような感じで本バイトになるので覚えておくと良いでしょう。
カンカン・・・・ドゴン! カンカンの時点で食おうとしているが失敗している
ツンツン・・・ズシ! バチ抜けに多い、多少警戒しているかプレッシャーが高い
ドゴンドゴン・・・ドゴン! ランカーに多い、前アタリがすでにでかい
フォール中にすでにドコンドコンと来ていたので、あえて合わせませんでした。着底度巻き始めるときなりズシッ!ときました。仮にフォール中の前アタリで下手に合わせるとルアーの動きがおかしくなるので注意してください。
前アタリで合わせるとルアーが急発進して水面から飛び出して一気に見切られるので絶対に合わせを入れないようにしてください。
シーバスアタリQ&A
- シーバスのアタリが感じれない・・・どうすれば分かりますか?
これは単に経験不足ですね、タダ巻きするだけでも実は結構巻くという動作に脳みそが集中していて巻くのに意識を取られ過ぎているからです。
なので、急にバシャバシャしだしてシーバスが来た!って感じるわけです。
なので根本的に解決するにはタダ巻きに慣れる、ドリフトに慣れるというのが先決です。仮にハイエンドを使っても分からないと思いますのでまずはしっかり巻いてとりあえず釣りまくりましょう。センスがいい人なら数匹釣れば感覚が分かります。
- タックルは良いものの方が感度はよいですか?
良いのですが・・・上でも書いた通り感度がよくても釣り手の感度が悪いと意味を成しません。
最近は道具の進歩もありエントリーモデルで全て揃えてもかなり感度が良いです。単にPEの伸びがない特性で感度が良くなっているというのが実際ですが・・・
感度はシーバス釣りに関してはアタリを感じるというよりも流れの変化や、ちょっとしたルアーの動きの変化を感じる方に使った方が総合的な釣果は上がると思いますね。(シーバスのアタリは他魚種に比べるとすごい派手です)
上はロッドはエンカウンター96MLで値段が約15000円ぐらいでエントリーモデルです。普通に鮮明にロッドにシーバスのアタリが伝わってきますし、細かい流れの変化やショートバイトも伝わってきます。
こちらは4500円のクレストでの釣果ですね、リールなんかも値段関係なくかなり明瞭にガキンと伝わってきます。
上のセイゴのアタリでも絶対に感じ取れるのでリールやロッドが原因でアタリが分からないというのは100%あり得ないです。
- ついびっくりして強く合わせてしまいます、対処法はありますか?
まずは意識して合わせないようにするのですが、とりあえず何が起こっても巻き続けるのが重要です。巻き続けないと結果的に前アタリで合わせてしまったりして釣れないことが多いです。難しいですがとりあえず巻き続けてください。
- アタリは多いのですが釣れません、どうすればいいですか?
まずはそのアタリがシーバスかどうかという点です。
以前にガイド釣行した時の体験談ですが、やたらアタリがある! コツンコツン来た!ってうるさいのでロッドを借りて巻いてみたところ、蝙蝠がPEに当たっていたのを勘違いしてたという最悪な例があります笑
他にもあたり方が弱すぎる場合は普通にフグの場合もあります。仮にシーバスがいて本気で当たってくると明らかに力が強いので絶対分かるはずです。
仮にアタリが多くてシーバスかどうか分からない(乗らない)というケースは実際シーバスでないことが多いという点に留意しておいてください。
シーバスは反転食いしてくることが非常に多いので40cmぐらいで強く当たってくるケースが多く(その後の引きは凄い弱いです・・・)よほど鈍感で釣りに慣れてないケースでない限りは普通に明瞭に当たりかどうか分かることがほとんどです。
セイゴですが、これでも結構ガンと伝わってくることが多いです。
70アップ以上の鈍いドゴンというアタリではないですが、普通にガンッ!と当たってきます。ちなみにガンッ!と伝わってくる時点で反転食いしています。
初心者が勘違いすることが多いシーバスのアタリ
フグのこずき
小型のチヌ(大きいと明瞭にガツンと来る)
サバ、エソ、カマス、その他雑魚
ボラ、イナッコのスレ当たり
コウモリ(夏場から秋にかけて多い PEを虫だと勘違いしてこずいてくる)
水中のゴミ
海底
実際釣行毎に5~10回も乗らないアタリがあればほぼ100%勘違いです。
仮にシーバスだとしてもスレ当たりになっていて食わせれてない可能性が非常に高いので釣り方が大きく間違っている可能性が高いです。
この75cmぐらいだとアタリが大概ドゴンッ!とロッドに伝わってきます。
ベイトだとラインをかなり太くできるのでフッキングも思いっきりやってそこからゴリ巻きで陸地にドーンって感じです。ロッドとラインが強すぎるので70~80台でも一分弱で決着がつきます。
ベイトタックルだとフッキングの動作がリニアにできるというか素早くできるのでフックを貫通させやすいですね。
あとやり取り自体はごり押しできるのでスピニングタックルでは取り込みづらいカキがびっちりの橋脚とかでも安心感があります。
- フッキング後にバシャバシャとされてばらしてしまいます、対処法はありますか?
これは初心者の方に多いですね。ガキンときてよっしゃー!って合わせてその後バシャバシャでガチャン・・・という黄金バラしパターンですね。
詳細はこちらにありますが、基本的にはフッキングを決めたらスピニングであれば、ドラグを緩めて下に走らせればOKです。ベイトリールだとそのまま無理やり取り込んでもOK。タックルのバランスや釣り方にもよりますが、とりあえず下にさえ走らせたら割と取り込めます。
- ペンシルベイトなどのアタリはどんな感じになりますか?
普通にバシャっと水面爆発という感じですね。シーバスが横からルアーをすくう感じで出てきます。ミスった時はバシャとなってシーン・・・となりますが(笑)
視覚的にはけっこう面白いので興味がある方は使ってみてはどうでしょうか? しかしながら、シーバス始めて間もない場合とかだと使い方が難しくあまりお勧めではないですが・・・
もし手っ取り早く体感したい場合はコノシロ系のボートシーバスに乗船してみるのをお勧めします。多分その日にランカーを釣ることができるはずです。
まとめ
シーバスのアタリは派手。すぐにわかる。