シーバス ボラパターン攻略やおススメのルアー
今回は「シーバス ボラパターン攻略」をお送りします。ボラは通年河口にいて回遊しています。ボラは30cm程度なら捕食されるのでボラの動きが分かればシーバスの位置が分かる場合があります。
ボラの動きや位置でシーバスの着く場所が分かる
ボラは30cm程度なら十分シーバスの捕食対象になりますし、通年河口にいる、水面に浮いている事が多く見つけやすいのでボラの動きに注目するとシーバスの動きが分かりやすいです。
- ボラは決まった位置を通る事が多い
- シーバスが近くにいると明らかに嫌がる
- 上げ潮で上流に上がって下げ潮で下がる
この3つがボラの主な性質になります。
イナッコはよく捕食されるのでボイルが出たりして完全にシーバスの動きが分かりやすいですがイナッコの姿が見えずシーバスの活性が低い時などにボラの挙動が有効打になります。
特にシーバスの位置がはっきりわからない時の目安になります。
イナッコはかなり捕食しれますが、ボラはシーバスのサイズが最低70アップ以上でないと食えないのでランカー狙いにも最適なパターンです。
ボラパターンの実戦例
- ボラがたくさんいるのにボラが居ないゾーンがある
川全体にボラがいるのにボラが明らかにいない時はそこにシーバスが居る可能性が高いです。これは捕食されてしまうので上をなるべく通らないようにするためです。
ボラがいないゾーンの場合はボラ自体が食われている場合があるのでビッグベイトや大型のミノーでローテーションするのがおススメです。この場合は非常に位置が分かりやすくルアーがボラに当たっているのに急に当たらなくなったゾーンを丁寧に探ると良いでしょう。
- ボラの回遊ルートがずれているパターン
これは下げ潮で潮位が下がっている時によくみられるパターンですね。
下げ潮で上流の水位が下がってくるとボラが落ちてくるのですが、その回遊ルートは流れの筋にそって降りてくることが多いです。
ボラの通っているルートが明らかにずれている場合はその下にシーバスがいる事が多いです。
こちらも上を通ってしまえば食われてしまのでシーバスを避けて通っています。
シーバス自体もある程度のサイズを超えれば定位して近くを通ったボラなどのベイトを捕食するのでこういった状態になる事が多いです。
この回遊ルートを逸れる場合はアップクロスにキャストしてドリフトさせれば比較的反応が良いのがポイントです。
- ボラが落ちて行かないパターン
川と海との境目でよくみられるパターンですね。
ボラは水位が下がると川から海に落ちて回遊しますが、図のようにシーバスが待ち構えているので降りるに降りれないパターンです。こうなるとボラが降りれないのでぎゅうぎゅうにつまって行くので分かりやすいです。
このパターンではボラの切れ目をダウンで通すとガツンとバイトしてきます。
しかし、流速が速いとダウンでリップレスミノーやシンペンを流すと動きすぎたりボトムに突き刺さってしまう場合があるのでビッグベイトを流れに乗せて扇状に探るとバイトしてくることが多いです。
- ボラパターンが有効なシチュエーション
時間をかけて探る時に有効です。このパターンはよく観察しないとボラの動きが分からないので時間がかかってしまう時が多いです。
なのでウェーディングで反応が悪く、待ちつつシーバスの位置を細かく探りたい時やポイントに入るのが遅く高活性なシーバスはあらかた釣られてしまっている時などが有効です。
特に大型のシーバスは滅多にボイルしたり浮いたりしないので型狙いの時などにも有効です。
ボラパターンに有効なルアー
- マッチザベイトを意識したい時はビッグベイト
秋~真冬の河口はランカーが多いのでマッチザベイトを意識してランカーを狙いたい時はビッグベイトが非常に有効です。サイズは15~25cmからお好きなサイズを選べば大丈夫です。ビッグベイトは飛距離が出ないのでランカーとボラがセットで近い位置にいるのが釣るための条件になります。
こちらはジョイクロ178での釣果ですね。岸壁からボラとコノシロが確認できたのでぶっ放すとドーンとバイト。ボラとコノシロが同時にいた場合ほぼコノシロが狙われますが・・・まあどっちも近くを通れば捕食してしまいます。
こちらは春ごろの釣果ですね。ボラパターンはコノシロやイワシに比べて年がら年中いるので安定感があります。釣れるか釣れないかという問題ではなくていつも狙えるパターンとして覚えておくとかなり獲れるシーバスのサイズは上がると思いますね。
- 大型ミノー全般
大型ミノーは海が荒れている時や強風時に非常に有効です。ビッグベイトよりはるかに飛距離が出るので40m先以上を狙う際は大型ミノーの出番です。サイズは14~18cmを基準に選ぶといいでしょう。リップ付きリップレスどちらもよいですがやや深めのゾーンはリップ付き、浅めのゾーンはリップレスがよいでしょう。
- やや大型のシンペン
ハイアピールなリップレスミノーやビッグベイトを流しすぎるとせっかくシーバスの位置が分かってもプレッシャーがかかりすぎて食わない時があります。
シンペンなら流れがある程度あればかなりの回数を通してもプレッシャーがかかりにくいのでおススメです。さらに沈めてレンジを探れるのでボラのいる縦の層を探ったりもできます。
- まだまだあるぞ、巨大ルアー!
最近はかなり大型のルアーが多く発売されいるので上の3カテゴリー以外を使いたい時は以下を参考にしてください。
- DAIWA モンスターヒッター 156S シーバスルアーデータベース
- ポジドライブガレージ スウィングウォブラー145S シーバスルアーデータベース
- ロンジン フランキー シーバスルアーデータベース
- ダイワ(DAIWA) ルアー モアザン バーストアッパー 140F シーバスルアーデータベース
- Megabass MEGADOG シーバスルアーデータベース
ボラパターンQ&A
- ボラが多すぎるんだけど・・・どうすりゃいいですか?
まずはとにかくルアーを目立たせたいのでビッグベイトが有効ですね。ミノーのジャークとかで散らすのもよいでしょう。
しかし、ルアーを速く動かすとボラがスレがかりしてやりにくいのでビッグベイトをぶち込んでアピールするのが手っ取り早いです。
- ボラがいない! どうすりゃいいですか?
このパターンでは別のベイトがいるかもしれないので探すのがいいですね。他のベイトだとイワシやコノシロなんかが該当します。
- デイゲームのボラパターンって釣れますか?
やや厳しいですね。ボラに着いたシーバスは非常に大きいのでデイゲームだと超高確率で見切ってくるのでピーカンだと居ても釣れないですね。なので捨ててもアリでしょう。
- ボラパターンのカラーって?
これは以下のリンクを参考にしてください。ボラカラーだから釣れるとかはないので安心してください。
カラーよりもアクションなどの方が重要です。
- 全くボラパターンで釣れないです。どうしたらいいですか?
かなり難しいパターンなので自信がない時やそもそもビッグベイトやそれ用のタックルがない場合は無理に狙わない方がいいです。
厄介なのがボラのスレがかりでそういったのをかわすテクニックや手早く処理できるスキルがないとスレがかりで一気に場荒れしてランカーが散ったりします。なので決して初心者向けではないですね。
まとめ
ボラの回遊や居る位置は規則性があるのでそれが崩れた場合シーバスが近くにいる可能性がある。