デイゲームのシーバスの釣り方とルアー選びについて
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シーバス デイゲームのメリット&デメリット
- デイゲームのメリット
デイゲームはアングラー側も見えるので視覚的に面白いというのが特徴的です。
なのでシーバスの動きやベイトの動きなどを観察できるのでこれがまずは一番のメリットになります。
ナイトゲームは慣れていないとルアーの動きさえも分からないことがあり、初心者にはまずはいろいろ視覚的に見えて実感しやすいのも大きいです。
- シーバスとベイトの動きが分かる
- ルアーのアクションやロッドアクションでのルアーの動きが分かる
- ちょっとした岸壁の変化や潮目などが分かる
さらにベイトの動きや潮目の動きが分かると夜間でもそれを生かして釣りことができるのでメリットになります。ナイトゲームでも潮目やベイトの位置は昼間と大きく違うわけではないです。
- デイゲームのデメリット
ドリフト関連の釣りができない、しにくいのがデメリットですね。デイゲームは基本見切られないようにするためにルアーを早く動かす必要があります。
しかし、ドリフトはその真逆でなるべくルアーを巻きすぎないようにして川にルアーを流すイメージで釣っていきます。このデイゲームとドリフトは相性が非常に悪いので夜間に釣れるドリフトを習得しずらいのが大きなデメリットになります。他にも・・・
- サイズが伸びにくい
- シーバスが浮いてこないことも多い(活性が低すぎる時も多い)
などがデメリットになります。
基本速い動きはシーバスがある程度上を意識して活性が高いとほとんど釣れないのですが、気象条件が悪いと完全に沈んでしまって全く釣れない時も多いです。
デイゲームのルアー選び(初心者向け)
- バイブレーション
絶対必須です。
これがないと広くポイントを探ったり、遠目のベイトを狙い撃ちできないので大幅に釣果が下がってしまいます。選び方のポイントはウェイトのバリエーションを多く持っておくのが重要です。
とりあえず・・
- 28g程度(鉄板でも可能)
- 20g程度
- 14g程度
こういった感じで3段階で持っておくのが重要です。カラーはホロ系のみでいいので揃えやすいと思います。
あとVJやビッグバッカーのようなバイブレーションワームも最近はかなり流行っています。こちらのタイプも非常に使いやすいので余裕がある場合は揃えておきましょう。
細かい使い方は上を参考にしてください。
- スピンテール
絶対必須です。デイゲームではかなり爆発力があり使い方も非常に簡単なのでただ巻きだけで釣れます。ブレードの色などもありますが、とりあえずシルバーを使えばまず問題ありません。こちらも・・・
- 28g程度
- 20g程度
こういった感じで重めとやや標準をそろえておけばOKです。しかし、性質上速く巻けないので水深によっては根がかりしてしまいます。浅いポイントが多い場合は20g以下をそろえておくといいでしょう。
- ワーム
絶対必須です。バイブレーションやスピンテールで出なかった時の保険のために持っておきましょう。かなり種類が多いのですがストレートかシャッドタイプを持っておけばOKです。ジグヘッドのウェイトは・・・
- 14g
- 10g
- 7g
と軽めのタイプをそろえておくといいでしょう。ハウルのような重いジグヘッドもよいですがどちらかというとサーフよりのルアーなので沈降が速すぎて使いにくいかもしれません。
細かい使い方は上を参考にしてください。
- ミノーやシンペンは?
いらないです。ミノーは普通に釣れますが、やはりアクションを入れたりしないと厳しいところが多いのでもっていかなくても十分釣れます。もちろん用意しておいた方がいいのですがなんだかんだで使わないというのがものすごく多いので結果的に要らないです。
シンペンはデイゲームと恐ろしく相性が悪いので完全に使わなくても釣れます。初心者だとシンペンはナイトゲーム専用と覚えておきましょう。
シーバス デイゲームのポイント選びのコツ
- 河口かベイエリアの好きな方を選ぼう
シーバスは河口とベイエリアには絶対いますのでどちらかお好きな方を選んでいけばOKです。しかし、やや注意点があり・・・
- 雨や雨後なら河口がおススメ
シーバスは性質的に雨後の河川の増水で流されたベイトを襲うので特に雨後で濁りが入った場合だとデイゲームでも非常に釣りやすくなります。なので雨後ならベイエリアよりも河口を優先して釣行しましょう。
雨の時も河口の方がよいですが、雨だとベイエリアでも浮いてくることがあるのでこの場合はどちらでも構いません。
- デイゲームは天気を見て釣りに行くか行かないか決めよう
デイゲームでは天気選びが釣るために重要になってきます。
一般的に天気が良い方が釣りはしやすいのですが潮の透明度が上がったり、高気圧で水面が押されるのでベイトを含む魚全体が低活性気味になります。
もちろん例外もありますが、やはり釣行を通してみると反応が悪いのがほとんどなので注意。したがって・・・
- ピーカンで無風→釣りに行かない
- 曇り→釣りに行くけど粘りはしない
- 雨→釣りに行く
- 曇りとやや風あり→絶対釣りに行く
- 雨後増水→絶対釣りに行く
こういった感じでとりあえずピーカンは外していきましょう。
特に連続してピーカンの場合は逆にアングラーが多くなっていてスレも入っていることが多いので練習や下見などの別な目的がない限りは捨てて次回のチャンスを待った方が賢明です。
現在シーバスラボラトリーでは週末の天気予報を基に釣り方を指南する配信を行っています。
デイゲームの釣り方(かなり初心者向け)
- 偏光グラスでベイトを探してルアーを打つだけ!
偏光グラスが重要で目の保護という目的もあるのですが、つけてみると水面の照り返しとぎらつきがなくなるのでイワシやサバなどの水面付近を泳ぐベイトが非常に目視しやすくなります。こういった回遊系のベイトを中心に探してルアーを打つだけです。
別にイワシやサバなどでもなくてイナッコやよくわからない小魚なんかもシーバスはよく捕食しているのでそういったベイトを探してガンガン打っていきましょう。
- こまめにローテーションを心がけよう
上のような釣り方で釣れるシーバスはそこまでジャッジが厳しくないのでいれば即バイトになりやすいですが、潮周りやプレッシャーによってはついてくるけどバイトはしないこともあります。
こういった場合は即ルアーローテーションをやっていくのが重要です。夜よりかなり見切られやすくなっているので数投で完全に見切られてしまいます。
ここで重要なのがウェイトを軽くしていくのが重要です。重くすると異物感がより増すのでさらに見切られてしまいます。あと重いと飛びすぎて無駄なトレースも増えるので注意。
- ベイトがいない場合はどうする?
ランガンしましょう。しかし、利根川のような大規模河川などには絶対ベイトの群れが入っているので上にさかのぼったり、下にさがっていったりする必要があります。
ベイエリアなら思い切って隣町の岸壁に移動するなどの広い移動が重要になってくるので車や原付でないと厳しいです。
意外とベイトフィッシュも高速で移動したりして探すのが難しい場合もあります。こういった場合見落としている可能性が高いので上を参考にしてください。
- シーバスのデイゲームはタダ巻きのみで十分釣れる
最近はかなりルアーが良くできているのでタダ巻きのみで十分釣ることができます。
しかし、等速で丁寧に巻かないと特に止水域ではかなり見切られるので注意しましょう。詳しいタダ巻きのやり方は以下を参考にしてください。巻くスピードは以下を参考にしてください。
- 河口などの流水域→普通からちょい遅めでも可
- 止水域→速いからやや速い
- ボイル打ちやナブラ打ち→高速
こういう感じで使い分けて行きましょう。良くありがちなのがナイトゲームのように遅く巻いてしまって見切られるパターンです。ワーム以外はやや速めで統一しても十分釣れますので注意しましょう。
あとストップ&ゴーのようなリトリーブアクションも有効なので練習しておきましょう。
デイゲームでの釣果
少々分かりにくいですが、コアマンVJ16を丸吞みですね。こちらはサーフでの釣果になります。分かりやすくボイルしていたので狙って打っただけです。
こちらは真冬のサーフでの釣果ですね、時間帯は朝マズメ~午前9時ごろです。
イワシみたいなシーバスの好物がいると大釣りなることがあります。
こちらは沖堤防での釣果ですね。
沖堤防は渡船屋と連絡しないといけないですが、プレッシャーが少ないので非常に釣りやすいフィールドです。
こちらは磯での釣果ですね、これはヒラスズキなので一般的なマルとは違いますが普通にデイゲームでも釣れます。磯は全く持って初心者向けではないので行かないようにしましょう。
あとヤズやカンパチなどもいれば釣れます。
こちらは河口での釣果ですね、バイブレーションは昼間はかなり効くのでロッドを立てて超高速で巻いていきましょう。
メインはバイブレーションでOKです。
河口だとシーバス以外にもチヌが非常によく釣れます。
こちらもシーバス同様そこそこ引いて面白いのでよく釣れるポイントなら狙ってもいいと思います。
意味わからないぐらい長いダツですね、潮通しがよいサーフでは青物や南方系の魚が釣れる場合があります。
ものすごく引くのでかなり面白いです。
こちらは真冬のサーフでの釣果ですね、朝マズメから1時間ほど経っていたのでデイゲームといってもいいです。
ちょっと難しいですが表層を捨てて中層~ボトムを探れば大型が出る可能性が上がります。
こちらは昼3時ごろの釣果ですね、総菜を買いに行くついでにパーッと釣りました。
アングラーが多かったりするとワームのタダ巻きがハマりやすくなるので覚えておくと良いかもしれません。
こちらはシーバスラボオリジナルルアーのバレットペンシル140ですね。
初心者向けではないですが、最近は大型トップで無理やりリアクションバイトを狙う手法もあります。
こちらはメガドッグの釣果ですね。こちらも上と同様の釣り方ですね。真昼間でもいきなりバイトしてくるので面白いです。
シーバスデイゲームQ&A
- デイゲームだとさっぱり釣れない
まずはポイントを見直してください、ありがちなミスでよく岸壁でルアーをキャストしてしてしまうのですが、何もない透明度の高い岸壁だと絶対釣れないといっても過言ではありません、なので最低川幅が40m程度ある河口や河川に絞って移動しましょう。
あともう一個注意なのが、ルアーを飛ばしすぎないことです。
特にバイブレーションは飛距離が出るのでついロングキャストしてしまいますが、上の釣果はほとんど30m圏内で釣っています。飛ばせば飛ばすほど逆に効率が悪くなるので注意してください。
- デイゲームの潮周りって?
ポイントや状況にもよりますが、基本は中潮大潮に絞っていけばOKです。
どうしても小潮や若潮は潮の流れが緩いのでやや厳しい時があります。なので捨ててもOKです。
- デイゲームとナイトゲームはどちらが釣れる?
個人的にはやはり絶対にナイトゲームの方が釣れますね、理由としては個人的にドリフトが得意だからですが・・・
しかし、以前に比べるとデイゲームのノウハウは充実しておりデイゲーム向けのルアーも多いです。(コアマンのVJなどや鉄板バイブレーションやスピンテール) なのでデイゲームもおススメです。
- デイゲームだと満潮か干潮どちらが釣れる?
一概にどちらがとはフィールドによって大きく異なるので言えませんが、岸壁や水道のような潮流が激しいポイントは満潮時の方が流れがきついので釣りやすいかなとは思いますね。河口はおそらくどちらでも十分釣れます。(河口にシーバスがいない方が珍しいから)
- デイゲームのお勧めの時期って?
やはり秋がおススメです。秋だと回遊が良いのでイワシやコノシロに当たると爆発する可能性も十分あります。
時点では夏ですね、夏は夜間は夜光虫が沸いてやりにくいポイントも昼なら濁っているので普通にシーバスが浮いていることもあります。あと冬はきついのであまりおススメではありません。
- デイゲームのタックルって?
これは結構重要で上のようなバイブレーションとスピンテールを多用する釣りなら絶対にロングロッドとハイギアリールがおススメです。
迷った場合は以下を参考にしてください。
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- サブスク会員限定 上流側からの橋脚のトレースコース例について
- サブスク会員限定 橋脚下流側のトレースコース例
- 質問コーナー ルアーの頭を下向きにしたまま橋脚に送り込むドリフトについて