【最新版】ミニエント57sのインプレや使い方
基本ステータス
サイズ:57mm |
ウェイト:11,5g |
- ミニエントの特徴
小型でやや幅のあるバイブレーションです。
小型バイブレーションの中では強めのウォブリングが特徴的でスローリトリーブでも強めのウォブリングで巻けるのでレンジキープする時や、荒れていてじっくりシーバスにアピールする時に便利です。
飛距離はそこそこでPE1号で通常のシーバスロッドなら30m~50mほどは飛ばせると思います。
沈降速度は50~70cm/1sほどなので着水後数秒フォールさせると2~3mほどからリトリーブを開始することができます。
沈降は遅めなので流量が強く、水深がやや深い2mほどの河口ならスロリトリーブでも根がかりせず流すこともできます。
しかし、それ以下の水深だと簡単に根がかりしてしまうのでロッドを立てて使用するなどの工夫が必要です。
- ミニエントがハマるシチュエーション
ある程度の飛距離とそこそこのアピール力があるのでベイエリア、小規模~中規模河口のパイロットルアーに最適な作りとなっています。
川幅が100m以上あるような大規模な河口では完全にアピール不足なのでピンポイント打ちや岸壁狙いで使用するといいでしょう。ベイエリアでは常夜灯周りや岸壁際、ストラクチャー際などを攻めるとよいでしょう。
しかし、完全にスレ切った状態だと無反応なので状況に応じてワームと使い分ける必要があります。河口では表層に浮いたシーバスを早巻きなどで探るのに適しています。
小型バイブレーションなので濁りが入ったデイゲームなどでもハマると思います。
ベイトは小型で小魚系の時に使用するのがよいでしょう。
イナッコやイワシのサイズが10cmを超えると反応しなくなってくるので大きめのバイブレーションかミノーに変更するのがいいですね。
他にもシーバスの活性が高い時のマイクロベイトパターン攻略に最適ですね。
やや荒れ目の天候でシーバスが浮いていて5cm程度のハクや小魚を表層で追い回している時などにもハマります。
こういったシチュエーションは主に春に良くみられる状況なので実戦投入してみましょう。
- 春秋の数狙いに最適
小型でウォブリングもきつく飛ぶので活性の高い浮いたシーバスに効きますね。
セイゴ~フッコ辺りの群れにあたると入れ食いもあり得ますね。
しかし、プレッシャーが高いとただ巻きだとすぐに警戒されるのでロッドを立ててゆっくり巻く(たまにウォブリングが感じる程度)、リフト&フォールの縦で攻めるなどのただ巻き以外のテクニックも使用して他のアングラーと差別化したいですね。
- ミニエントの使い方
使い方は非常に簡単です。ベーシックなバイブレーションの使い方をマスターしていれば十分釣れるスペックとなっています。
- 足場が高い時やレンジ深めを探る→ロッドを下向きに固定
- 足場が低い時やレンジ浅めを探る→ロッドを上向きに固定
これを意識して等速で巻くだけでOKです。
ある程度低速でもしっかりウォブリングが出るのでレンジを深く探る時はリトリーブが遅くする、活性が高い時やシャローを探る時は速めにリトリーブを意識すると良いでしょう。
- リトリーブ中はショートトゥイッチなども有効
バイブレーションの中ではアクションに対する追従性が良いのでトゥイッチやジャークなどで左右に飛ばすことができます。
なのでリトリーブ中にロッドを数回軽くしゃくって左右に飛ばしてアピールするなども非常に有効です。
こういったロッドアクションを入れる場合はただ巻きで乗らない時やシーバスの位置がはっきりわかってるときに有効でうまくハマるとより掛かりが深くなるのでバラシ対策にもなります。
- セイゴやフッコが多く釣れるので注意
小型のバイブレーションはサイズが小さくハイアピールなのでセイゴやフッコの釣果がどうしても激増してしまいます。
なのである程度型が期待できる河口で多用するとセイゴやフッコばかりが釣れてしまい本命の70UP以上が警戒してしまい沈む場合もあるので注意しましょう。
さらにサイズが小さすぎるのででかいシーバスを狙うにはアピール力が足りない場合も多いので型が期待できる晩秋や真冬の河口では使用しない方がいいかもしれません。
- ミニエント向けのタックル
ミニエントは11gですが飛距離は出ます。しかし、河口用のロングロッドやMクラスロッドではロッドが曲がらないために飛距離が減衰してしまいます。
あとスラッキングやリフフォなどのアクションも織り交ぜながら使いたいので完全に使いこなすなら8~9フィート前後のMLないし、Lあたりのロッドがおススメです。
ダイワであればラテオかシーバスハンターX辺りなら十分性能を引き出すことができます。現状はシーバスハンターX90Lをメインで使用しています。あとはリールはお好みでPEは08あたりの細ラインの方が飛距離が出ます。
ミニエントの釣果
ベイエリアでの釣果です。ホームのベイエリアはかなりプレッシャーが高いのである程度荒れていないと反応が悪いですが波風があると十分釣る事ができます。
こちらは河口での釣果ですね。流れの緩いシャローでマイクロベイトを追い回していたフッコですね。シャローではロッドを立てて早巻きするといいでしょう。
セイゴはよく釣れますね。サイズが小さくなりすぎるようでしたら別の70mm以上のバイブレーションに変えると多少防げると思います。
57mmなのでチヌも普通にバイトしてきますね。でもちょっと高価なのでボトムに接地させすぎるのは気が引けますが・・・笑
9月の釣果ですね。9月は釣り人が多いのでプレッシャーが高いです。なのでキャスト後1m程沈めてウォブリングするかしないかで巻くと入れ食いになったりします。ライトタックルでの釣果なので30cm程度でも良く引いてまあまあ面白いですね。
かなり久しぶりに使いましたが、やはり釣れますね。雨後で濁りありで風ありとミニエントで釣ってくれと言わんばかりのシチュエーションでした。壁打ちでスラッキングするとガキンとバイト。
こちらは橋脚に沿わせてフォールするとバイトですね。ミニエントはシミーフォールに近くスーッと沈むのでバイト率はけっこう高いです。ちなみにタダ巻きとかに比べるとフォールやスラッキングでバイトさせるシーバスの型は大きくなります。
※釣果は随時記載します。
ミニエントQ&A
- サーフでミニエントは使用できますか?
できますが、さすがに飛距離の面ではサーフ系ルアーには敵わないのでマイクロベイトが比較的近くでナブラが出ている時や、ショートバイトが多くてイマイチといった時のフォローとして使うのが良いでしょう。
大場所であればリアルスティールやリアルスピンなどもあります。
- ミニエントのスラッキングはどうやってやるのですか?
スラッキングはロッドを上に立てながらジャーキングをして左右にダートさせればOKです。コツはラインスラッグを少し出す感じでリズムよくやるイメージですね。
スラッキングは壁打ちやストラクチャー打ちで使うのがポイントです、遠投してスラッキングしてもバイトしないことが多いです。
NEW! ミニエント70
デザインはそのままで57→70にサイズアップしたミニエント70が発売されています。ウェイトが20gになっているので飛距離もさらに確保することができます。
バイブレーションの70mmなのでバーサタイル用としても非常に汎用性が高いので57と70でローテーションを繰り返すのもアリです。
おススメ度☆×4
非常に使いやすく、ミニエントを起点としていろいろ釣りを組み立てる事ができるのでおすすめです。特にややプレッシャーが高い場合ぐらいだと十分釣る事ができるので初心者の方におススメです。
表層のタダ巻きだけでもサイズ感が小さいのでプレッシャーには強いです。
まとめ
小型バイブレーションは最近の主流なので一本は入れときたいルアーですね。