【最新版】ベイト フロロ直結の使用感や飛距離について
今回は「シーバスベイトタックル フロロ直結の使用感や飛距離について」をお送りします。シーバスから入った人はリーダーのイメージが強いですが、バスから入った人は道糸のイメージが強いかもしれません。今回はあまりなじみのないフロロ直結のメリットデメリットを紹介します。
Contents
フロロラインの特徴
- ラインの比重が水より重いので沈む
PEラインとナイロンラインは水面に浮きますがフロロは沈みます。
そのかわり沈んでくれるのでラインが必要以上に流されず実質トレースラインがイメージトレースラインよりずれにくいです。
ベイエリアや運河などの流れがない場所だと水に沈む性質は関係はありません。
むしろ沈むのでシンペンやバイブレーション、ワームはレンジがキープしやすくなります。
- 感度はPEとナイロンの真ん中ぐらい
PEの伸びはほぼ0、ナイロンの伸びは40%程度、フロロの伸びは20%程度なので感度は感度はPEとナイロンの真ん中ぐらいです。
シーバスのガツンバイトなどは明瞭に分かりますので問題はないですね。
コツンコツンと当たるようなショートバイトは分かりにくいですがベイトは巻き感度がいいのでリールに伝わってくる場合もあります。
バイブレーションのブルブル感は普通に分かるぐらいのイメージでOKです。
まずはこの二点ですね。慣れの問題ですがPEからいきなりフロロ直結にするとやはり混乱はします。
フロロ直結のメリット
- リーダーを結ばなくても良い、高切れしない
PEを巻くと絶対リーダーをつけないと絡まったりして釣りになりません。
しかしフロロ直結はいきなりスナップ直結でいいので釣りの準備や、現場で傷ついたラインのカットなど準備が楽になります。
個人的に非常に好ましいメリットですね。あと切れないのでバックラッシュしてルアーが飛んで行ったりというのがほぼないというのも良いですね。
- ある程度の太さがあれば絶対に切れない
リーダーで使われているぐらいですからやはり根ズレに強く伸びもあるので4号以上にすれば絶対に通常のファイトなら切れることはないですね。
4号を使ってベイトタックルでシーバスとファイトしたらもう完全に力押しでごり巻きできます。
アワセもかなり思いっきり入れても全然大丈夫ですからとにかく安心感があります。
もちろん何度もバックラッシュしてキンクしたまま使うと切れるかもしれないですがそれはラインより使用者のライン管理に問題があります。
シーバスで使える号数やセッティング例など
- 河口でミノーやバイブレーションを使用する場合→3号、3,5号
- 河口でビッグベイトを主に使用する場合→4号、5号
- 岸壁ジギング→3号、3,5号
- ベイエリアでベイトフィネスで使用する場合→2号、2,5号
これらの使い分けで十分使用できると思います。3号でも十分強いので号数の管理が面倒な場合はビッグベイトを除くすべてのタックルで3号を使用すればまず問題はありません。
- 高価なフロロラインがあるがどうなの?
バス用にはかなり高いフロロラインもありますが上のような廉価版でも十分使用できます。こだわりたいのならそちらでもOKです。
釣行回数が少なくビッグベイトを使用する際は高価な方が安心です。
フロロ直結の使用感や飛距離など
- 人によってはPEより飛ぶかもしれない
ベイトタックルはラインのセット、アングラーのキャストフォームなどで大きく飛距離が変化します。
PEラインでどうしてもひどくバックラッシュするとラインが切れることが多いので恐怖感が生まれてしまいます。
しかしフロロ直結ならほぼ高切れしませんからある程度力を入れてキャストできるので飛距離が伸びるかもしれません。
特にシーバスで使うようなベイトロッドは長いのでしっかりテイクバックからロッドを曲げるまでに力が入ります。
しかし、どうしてもバックラッシュしてしまう恐怖感があったら振り込めないのでPEで飛距離が落ちる方はそれらが原因になっているかもしれません。
- フロロのルアー操作や使用感について
通常のPEと同じような操作ができますね。しかしやはり沈むので慣れるまではドリフトでのルアーコースが少し変わったりもするので注意です。
ロッドアクション面だとジャーキングやトゥイッチなどもできますから操作面での不便さはPEと比べてもほとんどありません。
しかしリフト&フォールなどは少し伸びるのでやりにくい場合もあります。
- ミノーやシンペンのドリフト→〇(ややレンジが深くなる)
- バイブレーションの早巻き→◎
- バイブレーションのリフト&フォール→△(一オンスだと伸びてやりづらい)
- ビッグベイトのドリフト→◎
- 岸壁ジギング→◎
- ワームのスローリトリーブ→〇
使用感的にはPEライン使用時と変わりないといった感じです。
ナイロンよりは感度がいいのでナイロン特有のビヨーンとした感じが苦手ならフロロに変えた方がストレスフリーにシーバスベイトタックルを使用できると思います。
フロロは性能上ラインメンディングを頻繁に行わなくともフロロラインが沈み込むのでトレースコースがずれにくいというのメリットになります。
沈み込むという性質上風に強いです。横風でもライン自体は水中に入るのでPEのように横に膨らむことは少なくなります。
フロロ直結を使用する時の巻き方
いきなりスプールに0から巻くと無駄ラインが増えます。(フロロはかなり重いのでゼロから巻くとスプール重量が重くなりすぎてキャストフィールが悪くなります)
なので一旦あまりのPEなどの巻いてそこから80mほど巻いて運用すれば節約できます。
さらにフロロは重いのですべてフロロラインを巻くよりPEを下巻きすればかなりスプール重量が軽くなり投げやすくなります。
フロロはある程度使うとラインがスプールから浮き上がりやすくなるので釣りの途中でキャストして指でつまんでしっかりテンションを掛けて巻いておくとトラブルが少なくなります。
- フロロは固いので釣行1~2日前から巻いておく
- 糸癖がすぐにつくので1~2回の使用で交換する
これらを意識してセッティングすればより盤石ですね。
太ければまず切られることはありませんが根がかりを外した後や、シーバスとのファイト後はキンクがないかどうか確認して適時カットして結束をすればより強度を高いまま使用できると思います。
- スピニングでフロロ直結はどうなのか?
これは必要ありませんね。フロロはすぐに糸癖がつくのでスピニングでフロロを巻くとバックラッシュしまくります。
さらに太ければ太いほどバックラッシュするので結果的に細いフロロを使用する羽目になってしまいます。
それならPE08で十分飛んで、使用期間も長い、感度もフロロより良いという事でPEに軍配が上がります。従ってフロロはベイトタックル専用と捉えてもらって結構です。
フロロラインの釣果
こちらは河口での釣果ですね。ロッドがシマノのディアルーナMLなのでジョイクロ148を使用しました。ジョイクロ以外にも14gのバイブレーションや20g程度のシンペンも使うのでフロロ3号がちょうどよい太さとなります。
こちらも同様のタックルセッティングですね。ランカーサイズでしたが普通に余裕で取り込めました。呑み込まれるとキンクするのでカットしての結束は必須になります。
ジョイクロ178や他の2オンスクラスのビッグベイトを使用する時は3号より4号の方が安心です。他にもナイロン5号という選択肢もあります。
こちらもフロロ3号での釣果ですね。80アップでも余裕です。ベイトでフロロでスイムベイトとなるとバスっぽい釣り方ですがそこそこ面白いですね。フロロは沈むのでドリフトさせやすいのもメリットです。
こちらはスタッガリングスイマーでの釣果ですね、カルコン101にフロロ4号を巻いています。重めのアサシン160とか2オンスクラスのビッグベイトも使うので4号にしています。
カルコンは性能的には非常にフロロと合いますね。バスで使っている方も多いリールです。
こちらはスコーピオンMDでの釣果ですね。MDだとフロロ5号でも100m以上入ります。これは4号ですね。約80mほど巻いています。
かなり太いフロロも巻けるのでジャイアントベイトなども使えるリールになっています。
こちらはフロロ4号での釣果ですね。そこそこのサイズのヒラメですが全く切れる要素0でぐいぐい寄せれます。あとフロロはバイブレーションやスピンテールと相性がいいですね。レンジキープしやすく飛距離も出しやすいです。
まとめ
ベイトとフロロの相性は良い強度はかなりのものなのでパワーファイトやビッグベイトにもおすすめ。多少トレースコースなどが変化するので吟味すべし。
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