シーバス ベイエリアのランガンのやり方
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Contents
ベイエリアをランガンする時に意識したい3つのポイント
- 気象条件や活性に応じてフィネスかリアクションを使いわける
基本的に天候が荒れたりシーバスの活性が高い場合は速い釣り、ベタ凪や活性が低い時は遅い釣りを意識しないと釣り方がズレたままポイントを回るので釣果が激減します。
さらにポイントに人的プレッシャーがかかると遅い釣りが有効になるのでそこも注意点です。基本的に年間釣りをしていると荒れてシーバスの活性が高いという条件は少なく3対7ぐらいで遅い釣りの方がハマります。
さらに時期に応じて速いか遅いかを選ぶ必要もあります。
例えばシーバスの活性が高い夏秋は速い、活性が低い冬は遅いなどですね、まずこの速い遅いかを選ぶ段階でミスってしまうと釣れないので非常に重要です。
- シーバスが「釣れる」ポイントを回る
例えば今までシーバスを釣ったことがないようなポイントを回っても釣り方やどこにシーバスが着くのか分からないのでランガンというよりポイント開発の範疇に入ってしまいます。
なので今までシーバスを釣った、見た、釣られているのを見たポイントを回るor開発しておく必要があり、さらにそのポイントのどこにシーバスが着きやすいかを知っておく必要があります。
- レンジ攻略の概念が必要
シーバス日ごとや業況ごとに食ってくるレンジが違うのでレンジ攻略をして食うレンジを探す必要があります。
シーバスの活性が高い場合は浮いている事が多くシーバスが勝手にルアーを見つけて食ってくるのでシビアに考えずとも釣れますが遅い釣りはルアーのアピール度を下げてシーバスの近くに送り込まないと釣れないのでレンジを刻む必要があります。
なので気象的に活性的にも遅い釣りだと判断してもただ表層を探っているだけでは食わず・・・といった感じになってしまいます。
特に遅い釣りは全体的に難しく、少しでもレンジがズレたりすると食わなかったりピンポイントを通さないと釣れない事が多くかなり難易度自体が高いです。にもかかわらず遅い釣りでないと食わない状況が多いです。
ランガンのやり方&実戦例
- 気象条件から速いor遅い釣りかどうか決めておく
まずは上の通り気象条件に応じて釣りのやり方を決めておきます。
気象条件+人の多さやレベルに応じて攻め方をより細かく決めておくと良しです。例えば気象的に荒れていて速い釣りがベストだが人が多いのでシンペンで探るといった感じですね。
上はゴールデンウイーク明けの釣果ですね。ゴールデンウイークともなるとかなり連日プレッシャーを受けているのでミノーよりもシンペンやワームの方が絶対有利です。
- ベイトの大きさや数などを確認しルアーを打つ
現場に着いてベイトの有無や数でルアーをチョイスして打っていきます。ポイントは足元やストラクチャーも念入りに探っておくことです。ベイトが多い場合はベイト近辺もしっかり探っておきましょう。
- シーバスの挙動で粘るか移動するかを決める
すぐにバシッと釣れた場合は良いですが、ショートバイトがあったりシーバスがいるけど食わない場合はレンジ攻略をして食わせに入るかなどを考慮して粘るか移動するかを考えていきましょう。食わせに入る場合は難易度が跳ね上がるので手持ちのルアーやレベルに応じて移動すると良いでしょう。
基本的にこの①~③の動作でポイントを回っていくのが基本的なランガンのやり方です。やはりシーバスが実際居た場合に食わせに入るか移動するかの判断が重要であまりにスレている場合は粘ってやっても時間が無駄になりますし少し食わないからといって移動ばかりしていると釣れないまま終わったりもします。
ベイエリアランガンの実戦例
この日は条件的に遅い釣りの方が有利でしたが、ポイントに到着してある程度ストラクチャーを打って行っても反応がなく、ベイトも薄かったので目視でベイトを探してジャーキングで食わせました。2~3時間も探すのにかかりましたが価値ある一匹でしたね。
こちらは風速が9m近くある時のシーバスです。ベタ凪で無風だとハマらないバイブレーションや重いシンペンも荒れていれば十分釣る事ができます。9mだとうねりも入って危険なので5m付近を基準に狙っていくといいでしょう。
荒れている場合はシーバスがいれば活性が高い場合が多いので(真冬を除く)リトリーブスピードやジャーキングなどを織り交ぜて速いテンポでランガンするとトータル釣果がが上がります。
ベイエリアの魚影が薄い場合はシーバスを探すのにウェイトをおく
魚影が濃くシーバスの活性が高い場合は釣るという事にウェイトを割いてルアーチェンジしたり釣り方を変えて行けばよいのですが魚影が薄く状況的に厳しい場合はシーバスを探すことに意識を集中しないとバイトさえない事があります。
そして、シーバスを探すのに、ルアーでシーバスを探そうとしない事が重要です。
これはどういうことかというと例えば飛距離が出るミノーやバイブレーションで探って行くと一回のトレースコースが長くなりワンキャストにかかる時間が増えます。それでうまくベイトの群れに当たりシーバスが釣れればよいですが魚影自体が薄いとベイトは居てもシーバスが居ない事が多くまず釣れません。
特に沖の潮目などを狙いだすとかなり時間がかかりますので結果的にボウズとなってしまいます。
なので常夜灯周りで目で探してルアーを直撃させていくのが一番効率が良いです。
夜間で常夜灯のある典型的なベイエリアなら周りに人の気配がなくなってくるとシーバスが浮いて捕食行動をしていたり、ボイルしているのを見たり聞いたりできます。魚影が薄くともシーバスも捕食するために常夜灯に居着いていることが多いですからそういったサカナを確認して食わせるというのが魚影が薄い場合有効です。
しかし、注意点があり人の気配を悟らせないのがポイントで、シーバスは警戒心が強く隠れてベイトを襲う傾向があるので明暗付近やストラクチャーに張り付いています。
こういったサカナを見つけて打つのですが探す時に影を落としたりのぞき込んでしまうと逃げるかレンジを下げてしまい釣る事自体の難易度が跳ね上がります。なので探す場合は距離を離して遠目から見たり、人が居る場合は休ませてやるようにしましょう。
ベイエリアでの釣果ですが、これを釣る前にアングラーが一人いてウロチョロしながらやっていたので一旦待ってその方が帰った後に30分ほど時間を置いてはた目から常夜灯周りを見ていたらギラッと反転しながらマイクロベイトを食っていたのを確認できたので通すとガツンとバイトでした。
人の釣りに口を出すようでアレですが実際その人はさっぱり釣れてなかったですし、その人が立っていた岸壁の足元付近で釣ったので立ち位置もまずかったのではと思います。目で探してプレッシャーをかけないように打てば大型でもある程度簡単に釣る事は可能です。
- ベイトの不自然な跳ね
- 水面のもじり
- ギラッする反転
- 鳥がいる
などはシーバスの位置に直結する重要な要素なので見落とさないようにしたいですね。
シーバスが単発で居る場合競争原理が働かないので派手にボイルして活性が高くなることが少ないです、なので捕食する場合も水面下辺りで軽く吸い込むように反転食いしていることが多いので注意してください。
目で探せるようになるとセイゴは全て無視してやや大きい60cm台だけに照準を絞って狙う事も可能です。
- キャスト精度やロッドアクションの正確さが重要
活性が高くシーバスの量も多い場合はかなり適当でも釣れてしまうので問題ないですがやはり周りが釣れていない時や気象水温などでかなり活性が低く厳しい状況は多くあります。
このような場合にミスキャストしてトレースコースがずれてシーバスは追ってきたものの見切られた、掛かりが浅くなってバレたとなるともう食いません。そうなるとのちのポイントを回っても釣れない場合も十分あります。
ロッドアクションも闇雲にジャーキングするのはなくシーバスの位置の近くや明暗部付近でなど事前にアクションを入れる場所や強弱、もしくは入れないのかなどを判断してキャストできるようになるとより一撃性が高くなります。
セイゴやフッコなどは活性が低い場合でミスっても食ってきますが60cm以上の個体は警戒心が強くミスると完全に食わなくなることも多いです。
ベイエリアでランガンではワームでネチネチは必須
昨今はプレッシャーも高くウォブリング系のルアーではどうしても釣れない場合があります。
そういった時はやはりワームでネチネチレンジを刻んで食うまで粘るのも重要です。ワーム自体は素材のバリエーションやジグヘッドの重さなどでルアーチェンジを細かく変えることができ非常に食わせ能力に長けています。
食わせ能力に長けている分スローリトリーブメインで使う事になり、さらにレンジやカラーなどを細かく変える必要があるので尋常でなく手返しが悪いです。なのでシーバスがいる場面で確実に釣るといった使い方が有効です。
ネチネチする場合はジグヘッドの重さが重要で基本5g程度で反応見つつ4g→3gと落としてそれに伴ってワームもサイズを変更していくといった感じですね。
しかし、ワームでネチネチは常道でやる人が多く実際やってみたらやられた後だったので反応一切なしの場合もあります。そこら辺は前任者の腕前で判断したいところですね。
実際ウォブリング系しか使わないような人の後だとワームやシンペンで少し丁寧にやると一撃で食う場合が多いです。
こちらはホバストでの釣果ですね。最近研究中ですが、すっぽ抜けさえクリアーすればベイエリアのランガンではかなり有効な選択肢になりますね。
まとめ
ベイエリアのランガンはある程度ルールにそって回るようにしよう。