シーバス用ワームの使い方マニュアル|釣果アップの秘訣とは?

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シーバス釣りでワームを使う時のコツを解説!

シーバス釣りでは「ワーム」の使いどころを見誤ると釣果に大きな差が出ます。ミノーやバイブレーションとの使い分けや、効果的なポイント・レンジの考え方などを理解しておくことで、スレたシーバスに口を使わせることができます。

この記事では、ワームの使いどころ・適したシチュエーション・注意点を表や図解を交えて詳しく解説します。

  • ワームと他ルアーの違いを理解しよう

まずは、ミノーやバイブレーションなど他ルアーとの特徴の違いを見ておきましょう。

ルアータイプ特徴適した状況アピール力沈降速度
ミノー浮力がありナチュラルな泳ぎ活性が高く広範囲に散っている時高い
バイブレーション高速リトリーブ・ボトム攻略向き広く探りたい時、風が強い時非常に高い速い
シンキングペンシルフォールゆっくり・表層引きやすい表層に浮いた個体を狙う時中程度遅い
ワーム(ジグヘッド)柔らかくナチュラル・スローアプローチスレたポイント、ベタ凪、常夜灯周り低め非常に速い
  • ワームがシーバスに効果的な状況とは?

ワームは基本的にアピール力が弱いため、スレたポイントやピンスポット狙いに向いています以下のような状況では、ワームが他のルアーより圧倒的に有利です。

  • ベタ凪・風が弱い日

  • 潮の流れがゆるやかな小規模河川や中規模河口

  • 常夜灯周辺の明暗の境目

  • プレッシャーが高くミノーに反応しない場面

ワームは性能上、スレ対策や活性が低い時に使用するのがポイント

  • ワームでのボトム攻めは避けよう

「沈みが早い=ボトム狙いにも良さそう」と思われがちですが、実はワームでのボトム攻めは効率が悪く、根がかりのリスクが高いため、あまりおすすめできません。

なぜワームでボトムを狙うのがダメなのか?

  • ✔ スローにしか引けないため、時間がかかる

  • ✔ 水深のあるベイエリアでは非効率

  • ✔ ジグヘッドが根がかりしやすい構造(フロントヘビー)

  • ✔ カサゴなど外道の反応が増える

もちろん、「ベイトが明確にボトムにいる」「シーバスが底にべったり張り付いている」といった確信がある場合は別。そういう時は、重めのジグヘッド+リアクションバイト狙いの早巻きなどで攻めましょう。

スレ対策やマイクロベイトパターンには5gの軽量ジグヘッドが効果的

スレたシーバスやマイクロベイトパターンへの対策として、ジグヘッドは5g前後の軽量タイプが非常におすすめです。

軽量ジグヘッドを選ぶ理由は以下の通り:

  • 重すぎるとワームサイズが大きくなり、見切られやすくなる

  • スローリトリーブ時にレンジが下がりすぎてしまう

  • 軽いジグヘッドであれば、浅いレンジを丁寧にトレースしやすい

  • 根がかりリスクも軽減される

ワームで釣れない人はジグヘッドが重すぎるケースが多いので注意。

  • ジグヘッドの重さ別・使い分け早見表
重量主な使用状況メリット注意点
3〜5gスレ対策・マイクロベイト時軽くて自然、浅いレンジを狙いやすい飛距離は短め
7g中間レンジ攻略飛距離と操作性のバランスが良いスレ個体にはやや警戒されることも
10g前後風がある・やや深場を狙いたい時飛距離・レンジ対応力があるワームサイズが大きくなりやすく、見切られリスクあり
10g以上基本的に非推奨(シーバスには不向き)遠投性能向上ワームが大型化し見切られる。根がかりのリスク大

補足 初心者は7gを基準に調整しよう!

  • トレブルフック装着型ジグヘッドも選択肢に

ジグヘッドは一般的に上向きのシングルフックですが、シーバスの捕食スタイル(下からの食い上げ)や、スローな状況でのショートバイトにはフックポイントの少なさがネックになることがあります。

そこでおすすめなのが、トレブルフック装着型のジグヘッドです。

  • ✔ フックポイントが多く、フッキング率が向上

  • ✔ バイトが浅くても掛かる可能性が高い

  • ✔ ドリフトアックスなどが代表例

※ただし、ヘッドシェイクによるバラしリスクは上がるため、しっかりとフッキングを決め、取り込み時に水面に出しすぎないのがコツです。

  • シーバス狙いはジグヘッドリグだけで十分

バス釣りでは多種多様なリグがありますが、シーバスをターゲットにする場合はジグヘッドリグだけで十分です。

他リグが向いていない理由

  • ノーシンカー:飛距離が出ない

  • ワッキー・ちょんがけ:飛距離がさらに落ち、巻きの釣りには不向き

  • 沈降系リグ:横方向のリトリーブが基本のシーバス釣りには扱いにくい

特にスピニングタックルでの使用を前提とした場合、PEラインが水面に浮いてしまうためアタリが取りづらいというデメリットもあります。

釣れるシーバス用ワームの使い方!レンジ調整とリトリーブが勝負を分ける!

  • 【基本】キャスト後はロッドを立ててスローリトリーブ!

ワームを使う際の基本アクションは非常にシンプルです。

  1. キャストする

  2. 糸ふけをとる

  3. 任意のレンジまで沈める

  4. ロッドを立てたままスローリトリーブ

ここで最も重要なのは「ロッドの角度」です。基本はロッドを2時の方向に構えて巻きます。

ロッドを下げすぎるとラインテンションが強くなりすぎてショートバイト(吸い込みきれないバイト)になりやすく、ヒット率が下がります。

  • 【チェックリスト】釣れるためのワーム操作の基本ポイント

ダイワ(DAIWA) モアザン シーバスロデム ミニ 10g

✅ キャスト後、糸ふけを確実に取る
✅ ロッドは常に2時の方向にキープ
✅ スローリトリーブでナチュラルな動きを意識
✅ 表層〜1m〜3mのレンジをしっかりトレース
✅ リールを巻く速度を一定に保つ
✅ 違和感があれば即フッキング

  • 【注意】ウォブリングしないからこそ、我慢が必要!

ワームはミノーやバイブレーションのようにアクション(ウォブリング)があるわけではありません。シンペンのように「何も感じない感覚」で操作することになります。

そのため、最初の一匹が釣れるまでは「本当にこれで合ってるの?」と不安になるルアーですが、我慢して続けることが非常に大切です。シンペンの釣りに慣れている方はすぐに感覚が掴めるはずです。

  • 【ワームで釣るコツ!】レンジ調整は釣果のカギ!

ワームで釣果を上げるには、「どのレンジにシーバスがいるか?」を見極めるのが最大のポイントです。

状況推奨レンジワームの使い方
曇天 or 朝マヅメor雨後表層〜1mロッドを立てて浅めをトレース
快晴・無風1m〜2.5mロッドをやや下げて深めのレンジへ
ベイトがボトム近く2m〜3m以上ワームよりもバイブレーションがおすすめ

ワームにはバイブレーションのようにシーバスを引っ張る力がないのでレンジを見極めて通すのが釣るうえでの絶対条件になります。

ワームでの釣果(多すぎるので抜粋)

ミニカリとドリフトアックス4gでの釣果ですね。

マイクロベイトに着いているシーバスは小型のワームに弱いので30~40ぐらいのサイズなら即バイトも珍しくありません。カラーは多少気をつける必要がありますが主張しすぎなければ大丈夫です。

こちらはコアマンアルカリシャッドの釣果ですね。ジグヘッド重量は4gだったかな? ベイエリアではこのサイズがワームだとわりとバイトしてきます。じっくりとした釣りなので岸壁際でウロウロしないようにしてください。

こちらはアルカリの釣果ですね、常夜灯周りをランガンで使うと効果的です。基本は少し沈めてゆっくり巻くだけなので簡単ですね。

こちらはデカカリシャッドでの釣果ですね。アルカリやミニカリと比べてアピール力が高いのでシーバスの活性やゲームスピードに応じて使い分けましょう、ジグヘッドは10g辺りがおススメです。

こちらはデイゲームでの釣果ですね、アルカリはデイゲームでも釣れるので使いやすいです。

VJと組み合わせて使うと凶悪なのでセット運用がおすすめです。

マイクロベイトを偏食をしているシーバスにも有効です。

常夜灯周りだと見切られる場合もあるので暗部にいれたりトゥイッチしたりして食わせるイメージで使うと良いでしょう。

ワームはうまくハマるとシーバスの口の三角形上の部分付近にかかるのでバラシが少なくなるというメリットもあります。乗りが悪い時は何かしらが悪い場合があるのでがっちりフッキングを狙ってローテーションはこまめに行いましょう。

河口でのウェーディングでの釣果ですね。条件的には悪くないですが、夜間に大人数で叩かれまくっていたので、いるにはいるがミノーやバイブレーションには反応がなくシンペンでもやや面倒な状況だったので使ってみました。いるけど食わない時に使うと簡単に釣れますね笑

こちらも河口での釣果ですね。バイブレーションとかでも釣れるシチュエーションでしたが安牌でワームという事で・・・笑

ベイエリアでの釣果ですね。デッドスローで壁打ちしているとガツンとバイト。

5gの静ヘッドがなんだかんだ釣れますね。7gは河口専用でもいいかも。

こちらはブラックバスのホバスト用ワームの釣果ですね。最近はシーバス用でなくホバスト、ミドストのワームでやることがほとんどです。

こちら方がシルエットが細く反射板なども入っているのでよりナチュラルにアピールできます。

シーバス ワームのQ&A

Q: ワームで遠投(ロングキャスト)して広く探るのは効果的ですか?

A: あまりおすすめではありません。飛距離がそれほど伸びず、アピール力もないため、効率が悪くなります。ベイエリアや都市型河川では、壁打ちや常夜灯周りなどの近距離戦で使用するようにしましょう。

コアマンのVJは飛距離が出て早巻きで釣れるのでデイゲームではかなりおすすめです。

バイブレーションに近い感覚で広く打って使うことができます。

Q:ワームで全く釣れません、理由はなんですか?

詳細は下記を参考にしてください。

ジグヘッドが重かったりするとてんで食わなくなるので注意!

こちらもついでに。形状やシルエットも重要なのでバリエーションは多く持っておきましょう。

Q: サイトでワームを使うと釣れますか?

A普通に釣れると思います。が・・・、ぼーっとしているシーバスは厳しいのでボイル打ちなどで使うといいでしょう。

Q: ワームを入れるケースは、普通のルアーと別にした方がいいですか?

A: 別の入れ物がおすすめです。普通のルアーとワームを一緒に入れると、トレブルフックがワームに刺さって痛むことが多いです。ケースは、100均のもので十分です。

Q: ワームに浮きやフローター的なものを装着するのは効果的ですか?

A: 付けても釣れるとは思いますが、基本的にはジグヘッドのみで十分釣れますので、必要ありません。

Q: ワームだとフッコやセイゴばかり釣れるのですが・・・

A: ワームは大物狙いのルアーではないので、注意が必要です。スレた賢いフッコやスズキなどがいるときに使用するのがベストです。

活性が低く、スレている場合などの悪い条件のときに、ワームを使用しましょう。ランカーも釣れますが、やや厳しいので、フィールドに合わせた使い方が必要です。

Q:5g程度の軽いジグヘッドを使う時のタックルを教えてください。

A:現状だと23ディアルーナ86MLと20エクスセンスBBでPEは1号から08の間でお好みで使うことが多いですね。

86あたりのレングスならMLで十分軽いジグヘッドを使えますね。詳細はこちら。

【コツまとめ】ワームでシーバスを釣るために意識すべきこと

  • シーバスにワームを見せに行く意識で、ピンポイントを狙う

  • ロッドを立ててラインテンションをキープ、ショートバイトを防ぐ

  • レンジが合っていないと見向きもされない。状況に応じてこまめに調整

  • スローリトリーブで食わせの間を作る

  • 一匹釣れるまで信じて続けることが重要

ハク棒60

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