【改訂版】シーバスを釣るのは難しいのか? 初心者が簡単にシーバスを釣る方法
今回は「シーバスを釣るのは難しいのか?」をお送りします。シーバスは一般的に見ると結構難しい部類のルアー釣りに該当します。今回はどういった点が難しいのかや上達するコツをお送ります。
シーバスを釣るのは難しい?
率直に言いますと簡単な時と難しい時の差が非常に激しいと思います。
まず仮に沖から入ってきたルアーを見たことないシーバスがうじゃうじゃいる場合はびっくりするぐらい簡単に釣ることができますが・・・ある程度ルアーに耐性がついてきた場合釣る難易度が非常に高くなります。
シーバスは非常に学習能力と警戒心が強いのでスレてきてしまうと安易に釣るのは難しくなってしまいます。
さらに海は繋がっているので回遊されてしまうとミクロな視点で見るといない場合も多いのが厄介です。
- ビギナー時代はシーバスを見つけることに全力を注ごう
シーバスを釣るまでのプロセスを簡単に説明すると・・・
- シーバスを見つける
- パターンを読む
- 釣れない場合は色々調整する
- 釣れる(ばらさないように取り込む)
という流れを踏むことになります。しかし、ここで難しいのが自分が今立っているポイントにシーバスがいるかどうかという点です。
雑誌やブログ、攻略サイトを見てみると「釣れるルアー紹介」「スーパーテクニック集」などなど食わせる事に重点を置いた記事が多いです。
確かにそれらも非常に重要なのですがシーバスがいないところにキャストしてしまってもプールで釣りをしているのと同じなので釣れません。
なのでシーバスを見つけるという事に全力を注いでください。
例えば、釣り道具屋に書いてある「~川 シーバス好調」のような見出しを見たとしても・・・
- 川の上流、下流?
- シャローに入っている?
- 橋脚の周り?
- ベイトの近く?
などのようにポイントを絞り込んで調べるのが重要です。そしてポイントごとに適切な攻め方や釣れる条件があるので調べて釣果が伴うと初心者脱却です。
釣るのが簡単だった実釣例と難しかった実釣例
- 釣るのが簡単だった実釣例
小規模河川での釣果です。80cmのランカーですが非常に簡単に釣る事ができました。なぜ簡単だったかを皆さんも考えてみましょう。
- 前日も同じポイントで同じ釣り方で釣れた
- 気象条件が良かった(風、濁り、ベイトあり)
- 事前にシーバスがいるのが分かっていた(常夜灯周りなのでじっくり観察すると姿が見える)
これらが複合していたから簡単に釣る事が出来ました。ランカーシーバスは一般的にみると非常に価値がありますが、ランカーでも条件さえ揃えば誰でも釣る事ができます。(いつでもどんな状況でも安定して釣るのは非常に難しいです)
- 上のシーバスを釣るまでにかかった工程
- ポイント到着
- 水面を観察してシーバスを探す(前日と同じなので簡単)
- ルアーを選ぶ(前日と状況が同じなので同系統でOK)
- ジャークしてガツン
簡単に書くと4工程で釣っています。非常にイージーですね。
こういった条件がよく前日と同じフィールドでシーバスの活性が高いとルアーもよほどズレたモノでない限りは簡単に釣る事が出来ます。(釣る上でのルアーの要素が少なくなる) 水面の観察や準備などには時間がかかりましたが、キャスト自体は数キャストで釣れました。
- 釣るのが難しかった実釣例
こちらはかなり釣るまでに難しかった実釣例ですね。なぜ難しかったのかみなさんも考えてみましょう。
- 真冬だった
- 気象条件的に良くない
- ベイトの数が非常に少なくシーバスの位置が全く特定できない
これらが複合していたからかなり釣るまでの難易度が跳ね上がってしまいました。この一匹を釣るまでに色々微調整して2時間ほどかかってしまいました。
- 上のシーバスを釣るまでにかかった工程
- ポイント到着
- ベイトいないので探す
- 少しだけベイトがいるゾーン見つけたので探る
- 全く反応がないのでルアーローテーションとレンジを調整する
- ようやく少しだけコツンとショートバイトがあったのでレンジを少しずつ調整して流す角度やアクションなどを微調整してみる
- 食わないので少しポイント休ませる
- 休憩後調整しているとガツンとバイト
と簡単に書いても7工程もかかっています。実際は真冬で寒くウェーディングなので移動もしにくいとなかなかにやりづらいです。さらにこれでバラしてしまうと結果的に釣れていないので・・・となると非常に難しい釣りになっています。
なぜ難易度が上がってしまったかという理由にシーバスの位置が絞り込めなかったというのがあります。
真冬でもシーバスの位置さえ分かればシンペンで丁寧に探れば比較的容易に大型も取る事ができますが、小魚系のベイトがいないとそれを餌にしているシーバスがいるかどうか分からなくなってしまいます。
さらにこういった状況ではシーバスが仮にいてもどの層にどれぐらいの密度でいるかというのが分からないためレンジを刻んでじっくり探る必要があります。
- 条件が悪い時に安定して釣れないと意味がないので注意
実釣例のランカーの方が一般的に見るとすごいと思われますが、実際は下の方が価値が非常に高いです。
例えば上のランカーなどは私と釣りをしたことがない人を連れて行って簡単にルアーの動かし方をレクチャーしてキャストを私がしてレクチャー通りにやれば釣る事十分に可能です。(取り込めるかどうかは別として)
しかし、下の例だとレクチャーしてもその場で調整しないと食わない要素が多すぎるので釣りをしたことがない人は非常に釣るのが困難となるでしょう。
このように条件が悪い時や周りが釣れていない時に安定して釣れないと他の人と差別化できていないので釣りのうまさや趣味のレベルの高さという点では意味が少なくなってしまいます。
もちろん、だだ純粋に釣って楽しむだけエンジョイ釣行に主軸を置くのを否定はしませんが、やはりある程度お金をかけていますし、釣果やテクニックで周りと比較もできるのでより意味のあるものにしていくというのは重要な考えだと思います。
なので年間で安定してどんな状況でも釣るというのは非常に重要です。
何でも良いからとにかく釣ってくれ! ボートがおすすめ
- とにかく数を釣らないと上達しない
釣りがうまくなるためには釣らないといけないのですがどうしてもシーバスは最初の一匹に非常に手こずってしまいます。
さらにたまたま回遊しているシーバスを釣っても次の釣行にいるかどうか分かりませんから釣れる保証はありません。
しかし釣らないとうまくならないという矛盾もあり・・・初心者の頃はボートシーバスを非常におススメします。
ボートシーバスだとシーバスを見つけるという段階がなくなるので(釣れるところに連れて行ってくれる)釣る事に集中できます。動画を見ると分かりますが釣れないとこまめに移動してくれるので見つける手間が省けます。
この動画ではプロ+美人アシスタントですが実際だとおっさん3~4人と船頭がいます。
釣れてないとメガフォンで「ルアーは~~がいい、水深~~mにシーバスの魚影あり、~m先にナブラあり」などを全て言ってくれるのであとは周りの真似をしつつ、分からなければ隣の人に聞くというスタイルでいけばOKです。
始めたその日に10匹ぐらい釣る事も可能です。
ボートシーバス | おかっぱりシーバス |
・シーバスを見つける必要なし | ・シーバスを見つけないと釣れない |
・スレた個体が少ない | ・大概スレている |
・やり取りの練習もできる | ・釣れないとやり取りができない |
・色々教えてくれる | ・基本一人 |
図のように非常に釣りやすい環境が整っているのである程度釣れるまではボートで経験を積んだ方が良いでしょう。
特に教えてもらえるというのは非常にメリットです。一人でやっていると悩んだ時に解決できない場合が多いですし、釣れないとあきらめる場合も多いです。
探せば田舎でもけっこうあるので「お住いの地域 ボートシーバス」で検索してみると良いでしょう。料金はだいたい3000円~5000円程度なのでお財布と相談して通ってみると良いでしょう。
人口が10万人以下の田舎でも工業都市ならやっている所が多いです。営業してなかったらある程度近場の都市部に行く必要があります。
しかし、注意点がありボートでは通常河口で使うようなロングロッドが使用できません。
なのでボートシーバス用ショートロッドを使う必要があります。さらにライフジャケットが絶対に必須なので事前にタックルと、ライフジャケットは揃えるようにしましょう。ルアーは事前に船頭に聞けばある程度教えてくれます。
色々揃えると一式で5万程度かかってしまいますが、よほど良いポイントが揃ってない限りは一人で始めても釣れなさ過ぎて完全に挫折する人が非常に多いのでボートで練習して難しいおかっぱりに挑戦するのが一番無難です。
シーバス釣るの難しいQ&A
- ボートシーバスだとマジで初心者でも釣れますか?
はい、相当簡単に釣れますね。理屈としては簡単で沖のスレてないシーバスに直撃させるので当然反応もよく釣りやすいです。
しかしながら、バース打ちなどはキャストスキルも必要なので場所にはよりますがおかっぱりよりは簡単です。
途中バコバコにボイルしてますが、こういった状況はおかっぱりだとよほど良くないとなかなかお目にかかれませんね。コノシロのランカー狙い専用のボートもあるのでおススメです。※簡単にといいいますが動画内はガチプロなので当然かなり上手いです。あとどうしても自然相手なのでやりにくい状況もあります。
- おかっぱりから簡単に釣る方法はありますか?
一応現状一番簡単だなと思うのは…
- 朝マズメに河口に行ってとりあえずバイブレーション高速表層巻き
ですね。多分一番簡単なシーバスの釣り方だと思います。
ロジック的には朝マズメで活性が高くなったシーバスを表層高速巻きでリアクションバイトさせるという感じですね。めっちゃ簡単ですが割とかみ合った釣り方なのでどうしても簡単に釣りたい場合はお勧めします。
しかしながら、私個人の意見としては全く面白さもやりがいないので記事作成上釣りましたが正直二度とやりたくはないですね‥‥(笑) このように簡単だけど面白くはないというデメリットもあります。
なのでとりあえずこの釣り方を中心にやってみてある程度慣れたらやってみたい釣りや、別のルアーに手を出してみるというのもおススメですね。
- シーバス釣りの勉強ってした方がいいですか?
そうですね、下に動画を作ってあるのでみてください。(チャンネル登録お願いします(笑)1000人目指してます!)
個人的には真剣にやった方がいいとは思いますね、釣り方のアプローチとかルアーの基本に則った使い方などはよほどセンスがない限りは最初から器用にこなせるとはちょっと思えないですね。あと釣りのバックボーンとかも重要で餌釣りからシーバスに入った人はけっこう苦戦しているイメージがあります。
逆にブラックバス釣りから入った人は割とすんなり安定して技術を習得して釣っている印象です。でも遅い釣りで挫折している感じもあります(笑)
一応シーラボのようなウェブサイトとかその他のYouTubeなどもあるので勉強はしやすい環境ですが、プロとかでも割と雑に釣っている人もけっこういるので誰を基準にして学びたいかなどは事前に決めたほうがいいと思います。
ちなみに私は我流で20年以上やってます。もうYouTubeとか雑誌とかはほとんど見てないですね。
あと動画でも言ってますが、まじでタックルの追求というか勉強はしないほうがいいです、ハイエンドモデル一式でも釣れてない人はたくさんいます。お金をかけだすときりがない趣味なので安物で十分です。というか安物でも安定して年がら年中釣ってます。