【改訂版】ジョイクロのインプレと使い方
基本ステータス
128 | 21g | |
148 | 33g | 35g |
178 | 56g | 62g |
- ジョイクロの特徴
アクションはビッグベイト元来のS字アクションです。タイプはフローティングとシンキングがあります。ダイワのコラボモデルはカラーがシーバス用にチューンされてるのが特徴です。
ウェイトやアクションはノーマルと大きな差はありません。ジョイクロはビッグベイトの走りの典型的なタイプになります。
- ジョイクロのアクション
基本的にはS字アクションです。このアクションはリトリーブスピードに応じて動きが変化するのが特徴で…
- スローリトリーブ→よたよたしつつゆっくりとしたS字アクション
- ファストリトリーブ→きびきびとしたS字アクション
こういった感じで別物というぐらい変わるので状況や活性に応じて使い分けるのがポイントです。
しかしながら、基本はスローリトリーブの方がバイト率は高いのでスローリトリーブで攻めるようにしましょう。
- ジョイクロがハマるシチュエーション
基本的に20~30mほどしか飛ばないので近距離のドリフトをメインと考えると河口でのウェーディングがおススメですね。
河口のおかっぱりだと足場が高く飛距離が必要な場所だと使いにくいので注意。
- ベイエリア→△
- 小規模河口、河川→〇
- ウェーディング→〇
- サーフ、磯→×
フィールドごとの使いやすさは上の表のようになります。
大規模河口でもシーバスの位置さえ近くにいれば使う事ができるので要は20~30m以内にさえでかいシーバスがいれば釣れると思います。
おすすめはウェーディングですね。
多少浸かって距離を詰めないと飛距離的に厳しいので注意ですね。ベイエリアの壁打ちなら使用できると思いますが不意のミスキャストで岸壁にぶつけると壊れてしまうので使用は控えた方がいいかもしれません。
- ジョイクロ128、148に合うタックル
スピニングだと9~10フィートのMLでPE1号程度がおススメです。
ベイトなら8~9フィートのMLでナイロン、フロロの3~4号直結がおススメです。
スピニングで使用する際は近距離戦でかつシーバスのサイズが良くなるのでパワータックルを使用してください。特に橋脚や根周りだとドラグを締めこんでやり取りしないとすぐにPEが擦れてブレイクしてしまいます。
なのでごり押しファイトが得意なベイトの方がトータル的に絶対おすすめです。ベイトタックルは汎用性を重視したタックルセッティングで使用できるので良いですね。
例えば178やマグナムなどをメインで使用するロッドは総じて短く硬いので小型ルアーを使用しずらくなるデメリットがありますが148が使えるようなMLのロッドだとシンペンやバイブレーションも普通に使えるので対応力が広くなります。
- ジョイクロ178に合うタックル
178ともなるとかなり重いのでできればベイトタックル専用にした方がよいですね。
理由として他の種類のビッグベイトも使いやすくなる、キャスト精度が上がるのでピンスポットのランカー狙いがやりやすくなるといったメリットがあります。
ベイトタックルならバス用なども含めればかなり種類がありますし、ジョイクロマグナムなども使えるロッドもあります。
なのでのちのちを考えるとベイトタックルがいいですね。
- ジョイクロの使い方1 シンペンのような巻きつつのドリフトがおススメ
河口ではシンペンのようにやや巻きつつ流れに乗せてドリフトさせるのがおススメです。
リトリーブスピードは河川の流量と相談しながらになりますが、キャスト距離が短いのでややゆっくりか、デッドスロー辺りの遅めのリトリーブで巻くのが良いでしょう。
ややハイピッチのS字アクションなのでシーバスの活性が高い場合はロッドを立てて普通巻きもアリですね。しかし、そういった使い方は他にも良い選択肢が多くあるので腐りやすいです。(使わない事が多い)
- ジョイクロの使い方2 ジャークを入れた時のフラッシングでバイトを誘う
ホロ系のカラー限定ですが、数回ジャークを強く速く入れると水中でかなりギラッと平打ちアクションを起こします。
その光りっぷりはすさまじく泥濁りしていても分かるほどです。
なのでこの強烈なフラッシングをシーバスのいるポイントの近くやベイトの近くで入れて食わせを入れるとよりバイト率が高まるでしょう。特に橋脚やベイエリアのストラクチャー打ちで使いたいテクニックです。
ジョイクロの釣果
河口での釣果ですね、アップからのドリフトで水面爆発でした。ベイトは10cm程度のイナッコですね。上流から流れてきたのでそれに同調させるように流すとバイト。ベイトの位置と流れる位置が分かれば比較的釣りやすいルアーではありますね。
丸吞みですね。上と同様のパターンでジャークを入れるとバイト。丸吞みなのでまずばらしません。80超えると178でも余裕で丸吞みしてきます。
この時のタックルはディアルーナB806MLとエクスセンスDCとフロロ3号直結でした。
このタックルセッティングだとシンペンの18gとか、バイブレーションの20gとかは普通にキャストできて40mぐらい飛ぶのでもしジョイクロで釣れなくても他のルアーでも釣れます。ジョイクロは切り札的な使い方でもいいかもしれません。
久々のジョイクロフィーッシュですね。148は比較的速いスピードが求められる場面で活躍しますね。178と比べてアクションが少ないので表層を速く巻いてもしっかりアクションしてくれます。なので朝まずめやベイトについて活性が高い時にガーッと巻くっていう使い方がいいですね。
こちらはジョイクロ178での釣果ですね。岸壁からボラとコノシロがいるゾーンを探っているとガツンとバイトでした。
ようやくバラシ地獄から抜け出せました。178を使う時は基本全てビッグベイトを使うのでディアルーナB76MHという専用タックルにしています。詳しくは以下を参考にしてください。
こちらはジョイクロ128の釣果ですね、128は20gぐらいなのでスピニングでも十分使えます。その代わり178やマグナムのような集魚力はないのでシンペンの派生として使うのがおススメです。
こちらはベイエリアの釣果ですね、ベイトの178で探ってチェイスがあればスピニングの128でフォローするという使い方がけっこうおすすめ。ベイトで足場がそこそこ高いベイエリアだとほぼばらすんでスピニングのMLでしっかり食わせた方が取り込み率は高いです。
コチラは春の河口での釣果ですね、マイクロベイトもいましたが割と大型ミノーにも反応があったんで反応があった地点でジャークを入れて流すとガツン。
ジョイクロはハマるとがっちりかかる可能性が高いですね。ちなみにロッドはスコーピオンを使っています。
こちらはジョイクロ178の釣果ですね、ベイエリアでコノシロがいたので中層タダ巻きでガツンでした。
トレブルフックだとばらしやすいのでショアジギ用のアシストフックにしてみましたがけっこう効果的だと思います。
こちらはストラクチャー打ちでの釣果ですね、ビッグベイト全般は特に飛距離が出なくてアピール力が高いのでストラクチャー打ちで引っ張り出すというのに強いです。
こちらはジョイクロ128での釣果ですね。春頃は128がけっこうはまります。サイズバリエーションが多いのでベイトの大きさに応じて使い分けていきたいですね。
ロッドはディアルーナ86Mです。使用感は良好です。
※釣果は随時記載します
ジョイクロQ&A
- ジョイクロのおススメのカラーは?
夜間釣行のみの方はチャート系で朝夕や深夜でも明るいポイントが多い方はホロ系がおススメですね。
ドリフトメインで使用したいならチャート系、ドリフトさせつつジャークなどで攻めたい方はホロ系も良いでしょう。
ジョイクロは色々なカラーが出回っているのでなるべく無難な方がいいですね。エイムズソルト用のカラーも多くあるのでそちらの購入をお勧めします。
- ソルトカスタムってありますが違いは何ですか?
特にノーマルと大きな違いはなくアクションも同じです。カラーがシーバス向けのコノシロカラーやチャートなどがあるだけです。なのでノーマルとかでも全然釣れます。
- ジョイクロの塗装がすぐに剥がれます…対処法は?
ウレタンコーティングするのがおススメです。特にシーバスはアタリも強く掛けてから暴れるので新品でも一匹釣ればボロボロになります。
上のジョイクロは全て薄くウレタンしています。
- 上手く泳ぎません、理由はなんですか?
基本的にかなり無理のある改造を施しても動くのでアクションしない場合はジョイント部分が壊れているかテールが変形しているなどに原因があります。
- ジョイクロのカスタマイズやチューニングは必要ですか?
基本何も手を加えない方が良いでしょう。
下手につついてバランスがおかしくなってもいけませんしシンキングになってしまうと根がかりしてしまうかもしれません。なのでいじらない方向がおススメです。
しかし、テールは良く外れるらしいので接着剤で止めておくと良いでしょう。
ビッグベイトはバラしやすいのでフックはこまめに交換しておきましょう。
- ジョイント部分の突起は削った方がいいですか?
これは好みによりますが、ジョイント部分の突起を削るとS字の幅がワイルドにより激しく左右に動きます。
しかし、かなり激しく動くようになるのでダウンクロスの流れが速すぎると動きが破たんする場合もあるので注意が必要です。
自己責任なので注意して加工しましょう。
- フェザーフックの装着等はした方がいいですか?
必要ありません。
フェザーをつけるとその分水の噛みが良くなるので使用感は多少異なりますがまあ誤差の程度ですし海水で使用するとフェザー部分が非常に錆びやすくなる(良く洗えばいいが面倒)のであまりおススメではないですね。
特にフックが甘くなっているのにきずかずにランカーを掛けてしまってバラしてしまうと目も当てられないので注意。
- 20SSとか15SSとかあるけど何ですか?
これは20℃の水温でスローシンキングになるという意味ですね。15も同様です。しかし、海水は浮力が高いので20℃でもスローフローティングになります。
要はあまり気にしなくていい項目です。河川の上流部で釣りをする場合はスローシンキングになったりするので一度確認して使わないと根がかりしてしまうかもしれないので注意。
- 全く釣れません、理由はなんですか?
様々な要因があるので一概には言えませんが、最近ビッグベイトは使用者が多く、アピール力も高いのでけっこう場荒れしやすいです。
さらにジョイクロは最近のビッグベイトに比べると飛距離が出にくく、時代遅れ感は多少あります(笑)
なのでジョイクロシフトやラチェットなどの新商品に替えてみるのも一種の手かもしれないですね。
私も最近は128は使いますがアーマジョイントなどの飛ぶタイプをよく使っています。でも128はけっこう使いやすいのでかなりおすすめです。
おススメ度☆×3
ビッグベイト自体が汎用性がないのでおすすめではないですね。特に始めたばかりの人や釣果が安定しない人は購入を控えた方がいいかもしれません。
おすすめはウェーディングしていて切り札的なルアーが欲しい方ですね。あとはテンプレみたいなルアーばかりでマンネリしてきた人にもおススメです。
ダイワコラボモデルは非常に品薄になっています。シーバス向けカラーが欲しい時はソルトカスタムを非常におススメします。
まとめ
メインで使うルアーではないですが要所ではけっこう活躍するので一本は入れておきたいですね。釣れる時はある程度サイズが期待できます。