【改訂版】サイレントアサシンのインプレと使い方
サイレントアサシンのインプレと使い方
公式HP サイレントアサシンジェットブースト | 製品情報 | SHIMANO シマノ
- サイレントアサシンの特徴
普通に飛ぶルアーは最近は非常に多く発売されていますが、アサシンは…
- 強風時でも安定して飛んで非常にキャストフィールがよい
安定性も立ち上がりもよいのでロングキャスト時の立ち上がりの良さやジャークやトゥイッチなどに対しても非常に追従性が良いです。総じて使いやすいミノーですね。
- サイレントアサシンはパイロットルアーに最適
アサシンは飛ぶ、アピール力があるという性質上、パイロットルアーとして活躍させることができます。
アサシンにバイトしてくるタイプのシーバスは基本活性が高く回遊系が多いのでアサシンを打って広く探って出れば継続、出なければ移動orルアーローテーションという風な使い方です。
特に活性が高いシーバスが多いフィールドであればサイレントアサシンで即バイトというのは珍しくありません。
- サイレントアサシンのアクション
基本的にはウォブリングが強めの比較的分かりやすいアクションですが、サイズごとに割と癖があるので以下を参考にしてください。
- 80、129、120、99S、99SP→強ウォブリング
- 140、160→ローリング強めのウォブリング
129以下は割と強めのウォブリングで140以上はローリング成分が強くなるのでおとなしめのウォブリングになります。低速域でも十分アクションするのでドリフトでの使用も可能です。
- サイレントアサシンがハマるシチュエーション
飛んでしっかりアピールできるので規模が広いポイントでの使用がハマります。
80mm | 10g | ベイエリア 河口 河川 ウェーディング チニング |
99mm | 14g 17g | ベイエリア 河口 河川 ウェーディング |
120mm | 19g | 河口、河川、サーフ ウェーディング |
129mm | 22g 24g | 河口、サーフ、磯、沖堤防 |
140mm | 23g 26g | 河口、サーフ、磯、沖堤防、ショアジギ |
160mm | 32g | 河口、サーフ、磯、沖堤防、ショアジギ、ランカー狙い |
飛びすぎが逆にあだとなってしまい50m程の川幅の河口では軽く振っても対岸に届いてしまうので注意してください。同様に小規模河口やベイエリアも飛びすぎて逆に扱いづらい場合があるのでぶつけて破損させないようにしましょう。
- サイレントアサシンのサイズごとのベイトパターン
強風時はルアー操作と飛距離に難が出るのでアサシンはそれらを見事に解決してくれるルアーだと思います。
- マイクロベイト→80
- イナッコ、イワシなど→99、120、129
- ボラ、コノシロ→140、160
こういう使い分けで十分です。サイズバリエーションが多いのは特徴的ですね。
- フローティングとシンキングはどちらがいいのか?
アサシンはどのシリーズも結構潜るのでフローティングだけでほぼ対応できます。
129や99は足場が3m程あってもしっかり足元までリトリーブさせれるので湾頭などのベイエリアや河口の海側の岸壁エリアでも十分使用可能です。
注意点がありサイレントアサシンはかなり潜るのでウェーディングやシャローで使用する時は根がかりに注意してください。
1mを切るようなシャローだと確実にボトムを掻くことになるので根がかりしてしまいます。シンキングは基本的に出番がないですが、かなり海が荒れていてうねりがついている時などに沈めてアピールするなどの使い方がベストでしょう。
- サイレントアサシンの使い方
飛ばして巻くが一番釣れます笑
やはり飛距離と安定性が売りなので遠くの流心や潮目についたベイトなどを打っていくスタイルが良いですね。
- シーバスの活性が高い時はファストからミディアムリトリーブ
- 河口でのドリフト中心の使い方をするのであれば流れに乗せたスローリトリーブ
基本的にタダ巻きのみで釣ることができますが、129~80までのサイズはアクションに対する追従性もいいのでジャーキングやトゥイッチなどで積極的に攻めていくのも十分アリです。
特に潮目打ちなどの単調な釣りでは有効になるので試してみましょう。
飛ばしてずっとただ巻きすると多少飽きてきてしまうので水面の変化や明暗があればただ巻き+数回のトゥイッチで食わせを入れるなどの変化をつけても良いでしょう。
- サイレントアサシンのカラー
サイレントアサシンはカラーのバリエーションがフラッシュブーストを含めると非常に多いです。しかし、種類がありすぎると迷うので・・・
- ナイトゲームで使う場合はチャート系
- デイゲームやベイトに着いたシーバスを狙う場合はホロ系
こちらの使い分けでよいでしょう。
カラーについては詳しくはリンクを参考にしてください。
- アサシンのサイズローテーションのコツ
アサシンはサイズのバリエーションが多くどれをまず使ったらいいのか悩む場合があります。こういう時は129を基準に使っていくのがおススメです。
- 129で広く探ってベイトが小さいようならサイズダウン99~80
- 129で広く探ってベイトが大きいようならサイズアップ140~160
まずはこれを意識していきましょう。
いきなり140や160で攻めるとフィールドによくいる40~50のシーバスのバイトがない場合が多いので129でシーバスの反応を見て乗らない時はサイズダウンなども有効です。
逆に40~50程度のシーバスのバイトはいらない場合は129中心に攻めるのがおススメです。
- アサシンはスレには全く強くないので注意!
普通のウォブリングのルアーですのでスレには全く強くありません。
なのでベタ凪で目立ったボイルやベイトの挙動がない時、潮の動きが少なすぎる時、アングラーが多くプレッシャーが高い時は無力です。
こういった時は素直に使用を控え、最初からシンペンでドリフトさせるのがおススメです。
- ダイブアサシンやスリムアサシンとの使い分けについて
現在派生でダイブ、スリムが発売されています。簡単な使い分けとしては・・・
- ダイブ→ボートシーバスや足場が極端に高いポイント
- スリム→サヨリパターンや通常のアサシンでスレてきた時
こちらで使用すると比較的スムーズにローテーションできると思います。ダイブとスリムはけっこう癖があるので先発ではなく通常のアサシンを使用した後に使うとよいでしょう。
アサシンでの釣果(多すぎるので目立ったもののみ抜粋)
こちらはアサシン80での釣果ですね。メインとして使うことが多いです。小粒ながら飛距離も出るので小規模河口~中規模河口だと使いやすいですね。
サイズが小ぶりなのでマイクロベイトパターン~スレ対策メインでは相当強い選択肢ですね。ちなみにですが80での釣果が一番多いです。
こちらはアサシン99での釣果ですね。99はやや特別でフローティングとシンキングとサスペンドがあります。特にサスペンドはドリフトとの相性がいいのでけっこうおすすめ。
シャローアサシンと用途が被るのであまり使いませんが、ポイントによってはメインサイズになりえるサイズですね。
こちらはアサシン129での釣果ですね。ベーシックなタイプなので飛ばしてただ巻きなり、ドリフトなりという使い方がベストですね。
やや特徴がないサイズ感なので、自分のプレイするスタイルに合わせて取捨選択していきたいです。
こちらはサイレント140での釣果ですね。140はタックルバランスがよいとかなりキャストフィールが良いです。70m前後飛ぶのでショアジギや飛距離が必要なコノシロパターンで活躍しますね。
あと飛距離とアピール力から考えるとデイゲームでも使いやすいです。この場合はFBがメインになります。
こちらはアサシン160での釣果ですね。くれば大きいので、河川や河口のボラパターンで使用することが多いです。あと飛距離が出るのでヘビーベイトタックルでビッグベイトゲームのパイロットルアーとして使用することが多いです。
けっこう使用頻度が高く秋から冬ごろにかけては多用しますね。
※釣果が多すぎるので抜粋しています。
サイレントアサシンQ&A
- アサシンで全然釣れない、なぜですか?
疑いたいのが狙っているポイントのシーバスが「スレている」かどうかという点ですね。強アピールのミノーなので普通にただ巻きしてしまうと見切られてしまいます。
特に他のアングラーの後に入る場合や、連日目立ったシーバスの回遊がない時、天候がベタ凪だとシンペンを使った方が釣れます。詳細は上リンクを参考にしてください。
- 全然アサシン飛ばない・・・なぜ?
これはロッドとアサシンのバランスが取れてないかもしれませんね。
エンカウンター96ML、アサシン140とPE1号で70mはカッとんでいくので50m以下の飛距離の場合はアサシンとロッドパワーのバランスがとれていないかもしれません。
- アサシンのチューニングや改造ってどうですか?
あんまりしない方がいいですね。
新品だと結構高いので下手にいじくってシンキングになったりして根がかりするとかは避けたいですね。フック交換もアマゾンの商品ページやシマノのHPを見て規定のサイズにしておきましょう。
- フラットフィッシュにアサシンって有効ですか?
これは非常に有効です。
飛びますしサーフのような足場が0なポイントだと1m以上潜りますので深めのサーフでは非常に活躍させれるスペックです。むしろシーバスよりも向いている魚種だと思いますね。
- シャローやウェーディングでよく根がかりしてしまいます、対処法は?
アサシンは足場が低いとかなり潜ります。
なので流心は普通に流せるけど手前のシャローで引っかかってしまう場合があるのでロッドを限界まで立てて回収しましょう。
あと水深があまりに浅い場合はシャローアサシンやゴリアテhiなどに交換してしまうのもアリです。
シャローアサシンやゴリアテだとアサシンがきつい50cm程度の水深でもロッドを立てればほぼ根がかりなくトレースできるのでポイントの水深は確認して使い分けましょう。
- FBバージョンもありますが、買い替えた方がいいのでしょうか?
フラッシュブーストバージョンとアクションの違いはそこまでないのでノーマルバージョンで釣果が出ている場合は必要ないですね。
しかし、FB自体の効果は非常に高いので…
- ショアジギやフラットフィッシュでアサシンを使用する
この場合はデイゲームメインでFBの効果も非常に高いのでかなりおススメ。
- ジェットブーストって何ですか?
以前はar-cでしたが、名称をジェットブーストに替えただけです。なのでそこまで気にしなくてもOKです。
買い替える時にJBにすればいいので無理にすべてJBに変える必要はないです。
- どのサイズが一番釣れますか?
ポイントや釣り方で大きく変わるので一概には…ですが、私の場合はやはり80が一番ですね。スレ対策で使ったりジャーキングなどで速く誘ったりと汎用性が高く釣り方と相性がいいので80が一番釣れますね。
- コノシロパターンなどでアサシンは有効ですか?
有効です、上記もコノシロで釣った個体もあります。140か160を主軸にしてビッグベイトなどと組み合わせて使用するとよいでしょう。
シマノであればアーマジョイント190も有効でシャローに入ったコノシロやボラを狙うシーバスに効きます。
基本的にはアサシン160などと組み合わせて使っています。
あとコノシロペンシルも有効でベイトタックルでもアサシン160なら飛距離は出るのでコノシロペンシルと組み合わせつつ狙うというのもアリです。やはりアサシンは組み合わせて使うのが一番釣りやすいです。
おススメ度☆×5
一本は欲しいですね。やはり荒天時でも安定して使用できるというのは非常に強い武器なので大きめのサイズを潜ませておいた方がよいと思います。
使用するタックルに合わせてサイズは逐一調整するようにしてください。