【改訂版】シーバス釣れない原因 パイロットルアー持って行きすぎ

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パイロットルアー向けのシーバスルアー多すぎ

シーバスはデイゲームやナイトゲームに関わらずある程度飛んでアピールして表層系というパイロットルアーが非常に多いです。

別にパイロットルアー自体に害はないのですが、タックルボックスにパイロットルアーばかり入れて持って行ってしまうケースが多いのが問題です。

用は手持ちのルアーのパイロットルアーの比率が高すぎることが大問題というわけですね。

  • なぜパイロットルアーが多いとだめなのか

パイロットルアー自体は飛距離も出て使いやすいのですが大きな欠点があり・・・

  • 中層やボトムにシーバスが沈んだ場合
  • 先にパイロットルアーでガーッと釣れられるとよほどうまくやらないと釣れない

この2点が問題です。

特に通年見ると別段活性が高くない時の方が多いですからパイロットルアーで反応しないケースが多いのも問題です。

釣り場のタイムラインから見るパイロットルアーの問題

ごく一般的な河口で、ごく一般的な腕前の人が多いよくある河口のタイムライン

  • 17:00~19:00 仕事終わりのおっさんなどが夕マズメ狙う
  • 19:00~23:00 特に夜用事がないアングラーが狙う
  • 23:00~3:00 仕事が休みのアングラーが狙う
  • 5:00~7:00 朝マズメを狙うアングラーや餌釣りのじじいが狙う

シーバスは未成年よりも圧倒的におっさんが多いですから仕事の都合や用事で区分ごとに来るケースがほとんどです。

それで問題があり・・・ 17:00から19:00前後で夕マズメで活性が高いシーバスをガーッと釣られるとその時点でパイロットルアーで後の時間をやってもそこまで効果的でないことが多いです。

しかし、パイロットルアーの比率が多いとその後使わざるを得なくなって結果的に釣れないということになります。

もちろん時期や潮位による時合いなども絡んでくるので一概に言えないところもありますが・・・要はパイロットルアーを使って釣られた後にきた場合は別の手段を用いてやらないと厳しいのは間違いです。

ごくごく一般的な規模の河口の場合は深夜にいきなり大挙してシーバスの群れが入ってくることは稀ですし、いても5匹前後の小規模な群れの場合も多いので、仮に釣られなかったとしてもボンボンとルアーを投げ込まれればスレて警戒して食わないです。

あと100mm前後のミノーやシンペンはどの時間帯でも99.9999%使われてますから当然あとでキャストしても効果薄となります。

まとめ

基本的によく使われるシーバスのパイロットルアーはすでに使用されて釣られたあと、ないし釣られなかったとしてスレて食わない後。

しかし、パイロットルアーの比率が多いとその後パイロットルアーで釣りをせねばならず結果的に釣れない。

パイロットルアーの比率を落としてルアー選定しよう

パイロットルアーの比率を落としてルアー選定してから現場でローテーションするのがポイントです。

例えば・・・

  • 中途半端な90~120mmのリップレスミノーやミノーを数本前後にする
  • 深夜であればバイブレーションなどは持ってかない

こういった感じで信頼感の高いパイロットルアーだけに絞って後はシンペンやワームなどのカラーバリエーションを増やしたりすればOKです。

ドリフトペンシルはかなりボディが太くアクションも大きいのでウェーディングなどはミノーの代わりとしても使えます。ファット系のシンペンなら何でも大丈夫です。

スライドアサシンは100でけっこう太くアクションもワイドスラロームなのでパイロットルアーとしても使えます。100のミノーよりかは断然飛ぶのでその点も有利ですね。

こちらはメガバスのゲンマ110での釣果ですね。110だと逆にゲンマ110がパイロットルアーで面倒なシーバスはゾンクシンペンやゲンマ85に合わせるというのもアリです。

タックルや狙いたいシーバスのサイズにもよりますがシンペンも100㎜を超えるとパイロットルアーとして登用したほうが飛距離面なども加味するとよいですね。

こちらはガルバでの釣果ですね。全体的に活性が低い時や居着き狙いに絞ってやる時なども注意が必要でよくあるパイロットルアーにすれて反応しない時もあります。

選択肢を寄せすぎると状況が複雑な時に対応できないのである程度散らして信頼できるルアーをもっていかないといけません。

  • フォローベイトのシンペンやミノーを用意しておかないときついぞ!

上の釣果はシンペンで釣ってますが、こちらはパイロットルアー(表層系ミノー)で食ってこなかった後にシンペンで止めを刺すという感じです。

これはいわゆるフォローベイトという考え方でシーバスではあまり一般的な概念ではないですがブラックバスなどでは常識です。

パイロットルアーが多すぎるとフォローベイトがないので実際普通に釣りをするとパイロットルアーが全部見切られてジエンドすることが多いです。

こちらはフィード128での釣果ですね。フィード128はパイロットルアー向けですが実はこの釣果はボラパターンなのでビッグベイトやペンシルが出なかった後にフォローベイトとしてフィード128を打って釣っています。

このようにフォローベイト自体はけっこう複雑なので要注意です。ベイトのサイズ感によっては14㎝のミノーが食わせのフォローベイトになったりします。

シンペンやワームに抵抗がある場合はスリムタイプや固定重心小さめのシンキングミノーなどを投入すべし!

シンペンはシーラボのかいもあると思いますがかなり普及しています、しかし、どうしてもあの何もない感が苦手な人が多いです。

その何もない感が釣果に結びつくのですが、慣れてないとより悪化してしまうことも多いです。このようにシンペンやワームが苦手な時は・・・

  • 100mm前後のスリムタイプミノー
  • Rapalaなどの固定重心ミノー
  • アサシン80などの小型シンキングミノー

こちらの数を増やせば良いでしょう、上のタイプのミノーはベーシックなパイロットルアーに比べると・・・

  • 消音性が高い
  • 細いので見切られにくい

などの特徴があります。その分多少飛距離が落ちたりサイズが伸びなかったりする場合もありますが、釣れないよりはましなので増やしておくといいでしょう。

アサシン80は非常におススメで小粒でも飛ぶ、分かりやすいウォブリングと非常に初心者向けです。ロッドを立てればシャローもいけるのでウェーディングでも使用しています。

しかし、アサシンのサイズを上げると上の繰り返しになるので注意が必要です。

こちらはバーディス80の釣果ですが、上のアサシン80と使用感や性能が非常に似ています。サイズも同じなので見切られにくいルアーの一つです。

パイロットルアー多すぎQ&A

  • なぜパイロットルアーばかり発売されるのですか?

以前よりはかなり減りましたが未だに多いですね、まあシーバスはどっちか言うと遠投してドリフトするなりタダ巻きするなりの広く浅くの釣りが多いのでそれ用となるとパイロットルアー向けの性能になってしまいますね。

あと全体的にベーシックなタイプの方が好まれる傾向は他の釣りに比べると強いです。個人的には奇をてらったバスルアーの方が使ってて楽しいと思うんですが・・・

こちらはガンタレルですね、ギル系でウェイトを積むホールなどもありギミックが面白いです。

飛距離もある程度なら出ますし、シーバスも釣れますが、仮に発売されても売れない感じがしますね…(笑)

  • パイロットルアーは持って行かなくてもいいのですか?

そういうわけではないのですが、やはり比率が重要で全体的な傾向ですが、やや釣果に問題がある場合は比率自体が高すぎることが多いです。

あとパイロットルアー系のアクションは大概一緒で差別化しにくく特定の状況に強いというわけではないのでいいかせばハマるかどうか分かりにくいというのがありますね。※もちろん細かい違いはあります

こちらはボラパターンでの釣果ですが、この時に仮に人気の大型ミノーのブローウィン160とかを持って行っても水深20㎝のシャローなので使えないですし、あとベイトの体高のサイズや全長を考えるとマッチザベイトできてないので食ってこなかった可能性が高いですね。

このようにミノーなどのパイロットルアーはある種の使いづらさもあります。

特に超大型のベイトを捕食している時や激浅シャローだとそもそも食わない、根がかりするので使えないなど制約が出る場合もあります。(一応上記の状況ならストリームデーモンやカゲロウ155だと補えますがそもそもそれらは一般的なミノーのパイロットルアーではないので結局はくくりとしてはビッグベイトに準ずる特化系になります)

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  • ということはパイロットルアーは釣れないというわけですか?

こちらもそういうわけじゃないですが、どうしても狭い河口や、特定の位置にアングラーが密集しやすいポイント、立地がよく人気ポイントほどではないがコンスタントにアングラーがくるポイントなどではスレやすくかつ浮いたシーバスは釣られやすいのでパイロットルアーでは通用しにくいわけです。

大河川とかのシーバスが多く群れの規模も大きいポイントであれば今でも全然通用します。

現に2020はいつもと違う人気の大河川に行きましたが、シンペンやワームを使わずともパイロットルアー(よくある人気の100㎜前後各種フローティングミノー)で十分釣りが成り立っていました。

しかし、ホームのどぶ川だとそれでやるとけっこうきついのでといった感じです。どぶ川で過去にどうしてもミノーで釣れなくてシンペンを使いだしたというのも経緯としてありますね。

こちらは河口のボラパターンでの釣果ですね。パイロットルアーはアサシン160に設定しています。基本的に適当に遠投してボラの位置を絞りつつあとはジョイント系ビッグベイトでとどめを刺す流れですが、さきにヒラメが釣れてしまったのでキープするために納釣という感じですね。

こういった感じでいきなりパイロットルアーでガツンというのはあります。アサシン160だとサイズ的にシーバスもランカーの確率が高いです。

なのでパイロットルアーで釣れないことは全くありません。むしろ状況がよければパイロットルアーで即というのは普通にあります。

  • サーフシーバスやショアジギなどもパイロットルアーは少ない方がいいのですか?

こちらは別に多くても大丈夫ですが、いわゆる飛ぶ系のルアーは特徴がなく正直どのメーカーも似たり寄ったりなので多くてもそこまで効果はないかもしれません。

サーフシーバスやショアジギではルアーどうこうよりもターゲットがその場にいるかどうかや回遊しているタイミングや時期にちゃんと釣り場にいるかどうかの方が重要ですのでまあお好みで大丈夫です。

メタルジグやバイブレーションなどがちょっと・・・って時はぶっ飛び君系のヘビーシンキングシンペンを用意して多めにしておくとかでいいのではないでしょうか。

こちらはショアジギの釣果ですが、この日は特に目立った特殊なルアーは持って行かずにサルベージブレードやPBなどの自分が好きなルアーだけ5個ほど持って行ってましたね。

こちらはショアジギの釣果ですね。直近の傾向として逆にジグとかミノーとかだと飛びすぎてめんどくさいのでシーバス用マグナムペンシルをパイロットルアーにした方がいんじゃないかと思っています。

マグナムペンシルの方が決着が早く、いれば即バイトになることが多いので楽ですね。

あと来たらでかいですし、タックル自体も超強靭なのでやはり全体的に楽です(笑) 私の場合は飛距離よりも決着の速さや使用の全体的な楽さなどを重視する傾向があります。※青物の魚影が薄すぎるポイントが多いのでジグだと苦痛(笑)

こちらも青物狙いですね。こちらもジグや青物用のバイブレーションなどは持って行かずにコノシラスシャッドとスイマーのみしか持って行ってなかったですね。一応シーバスの方が釣れる算段で臨みましたが10分もせずにガツン。

やはり、むりにパイロットルアーにジグを設定するのではなく大型のビッグベイトなどをパイロットルアーにした方がいいかもしれません。というかタックル的にも楽ですね。

まとめ

パイロットルアー持っていきすぎNG。