【改訂版】スピニングタックルとベイトタックルの使い分け方
Contents
シーバス スピニングとベイトの使い分け方について
- スピニングとベイトのメリットを把握しよう
スピニングのメリット
- 圧倒的飛距離
- 軽いor小さいルアーを遠投できる
- 風に強い(タックルとルアーによる)
ベイトのメリット
- ビッグベイトを使用できる
- 中距離までならアキュラシーが高い
- 手返しがよい
だいたいこれらがスピニングとベイトのメリットです。要はこれらに適応するように使用すれば問題ないです。
ポイント別のスピニングorベイト適合表
- ポイント別 スピニングorベイト適合表
スピニング | ベイト | |
河口河川おかっぱり | ◎ | ◎ |
河口河川ウェーディング | ◎ | ◎ |
ベイエリア | 〇 | 〇(ベイトフィネス) |
サーフ | ◎ | × |
磯 | ◎ | × |
オープンエリア | 〇 | △ |
基本的にシーバスのメインフィールドである河口や河川は非常にベイトタックルでも快適に釣りができます。逆に広いと風との兼ね合いもあり飛距離的にベイトタックルだときつくなります。
- 釣り方 スピニングorベイト適合表
スピニング | ベイト | |
ドリフト全般 | ◎ | ◎ |
軽量ルアー全般 | ◎ | △(ベイトフィネスなら◎) |
バイブ、スピンテール | ◎ | ◎ |
ビッグベイト | △ | ◎ |
ジャークなどのアクション | 〇 | ◎ |
ベイトは操作性が高いので実質はスピニングよりも快適にこなせます。特にドリフト関係は非常におススメです。
- ベイトタックルはシーバスルアー全般と相性がよい
ベイトタックルはイメージ的にはブラックバスですが、非常にシーバスルアーと相性が良いのが特徴的です。
シーバスルアーは全体的に飛距離が出るように設計されているので飛距離が壁になりやすいベイトリールと相性がよく飛距離が出やすいです。
さらに14~30g前後の重さが多く重心移動システムがあるものが多いのでスコーンと飛んでいきます。
特にシマノAR-CやメガバスLBOなどの円柱状重心移動システムと相性が良いです。
今後ベイトが主流になるかも知れない
今はだいたい8割ぐらいのアングラーがスピニングタックルですがベイトも以前よりかなり多くなってきています。
- タックルの進歩により飛距離が上がっている
こちらが大きな理由でよく使われる100mm ミノーや20gのシンペンではさすがにスピニングには劣りますがそれでも50m前後の飛距離の確保は難しくない問題です。バックラッシュうんぬんは初心者過ぎるのでスルーしますが笑
あとルアーの操作性はベイトタックルは非常によくキャスト精度と操作面から考えるとスピニングよりもはるかに良いですね。
他にもシーバス自体のパワーがベイトのパワーとちょうどよく時間をかけてやりとりもできますし、危険であれば一分程度で一気に取り込むのも可能です。
こういった理由で慣れてしまえばスピニングよりもはるかに快適なので愛用者が増える理由も頷けます。
いわゆる初心者向けのエントリーからミドルスペックあたりのベイトリールでもある程度スキルがあれば50メーター前後の飛距離は確保できます。(平均的な飛距離で・・・)
しかし、大きな欠点があり…
- 海水に弱いのでメンテナンスがかなり面倒
という点ですね。
内部に海水が入りやすすぎるので塩分濃度が濃いとすぐに水が飛んで塩分がガリガリになってしまいます。これはカルコンなどの特殊な機種を除きベイトの宿命なので改善を期待したいところです。
しかし、メンテナンス自体は簡単でさらにシーバスがよく釣れる河川や河口の汽水域ではそれほど潮の固着自体は気になりません。
河口ではとりあえず風で使いけるのがベストかも
ベイトタックルは風に弱いので風向きや風量と相談して使い分けるのが手っ取り早くてよいと思います。
こちらはハチマルマグナムでの釣果ですね、ハチマルマグナム自体は別にスピニングでもベイトでも快適に使えるルアーですが風速が10m近くありましたのでベイトタックルは諦めて普通にスピニングで…という流れでした。
こちらはハチマルマグナムでの釣果ですが、風向き自体は無風なのでベイトタックルで・・・といった感じですね。
ウェーディングも含めてベイトタックルと河川のシーバスフィッシングは特に相性がいいので風が強くないかどうかという点のみで使い分けても十分釣ることは可能です。
- 田中は狙うシーバスのサイズで替えていることが多い
一応風もよく見てますが、なんだかんだで狙うシーバスのサイズで変えます。
スピニングタックルはスレ対策のフィネス用なので平均サイズが50㎝前後でベイトだとパワーフィネスなので平均サイズ70以上と完全に釣り分けるスキルがあるので以下のように・・・
同じペンシルでも上がアマペンで75ぐらいで、下がTDペンシルで50㎝ぐらいとという感じですね。釣り方は思いっきりリアクションですが、ルアーの重さが全然違うので両者ともにそもそも投げれないです(笑)
これはバラシ対策も兼ねており上だと超パワーで1分かからず取り込みますが、もし上のスコーピオンで50をかけるとばらしやすいという感じですね。逆に50㎝だとディアルーナ86でちょうどぐいっと曲がるのでばらしにくいという感じです。
実釣記事(最近のはサブスク会員限定で見れます)を見てもらうと分かりやすいですが、フッコはスピニングタックルでランカーはベイトという風になってますから完全に使い分けれてますね。
シーバス スピニングorベイト使い分けQ&A
- ベイトフィネスと通常のベイトタックルはどう使い分ければいいのですか?
これは簡単でベイトフィネスタックルで快適に扱える範囲のルアーウェイトから逸脱しないように使い分ければOKです。
ベイトタックルで厄介な点がルアーのウェイトがかなり限定されるという点でごく一般的なスピニングタックルであれば7g程度のルアーなら普通に使用できますがベイトタックルだと厳しいことが多いというか使えないのでより軽いルアーに対応するためにはベイトフィネスタックルを導入する必要があるという点です。
フィネス関連についてはスピニングの方が相性がいいので小型ルアーに関してはまたスピニングの方がメリットは多いかなと思っています。
- ベイトタックルとスピニングタックルを使い分けて釣果は伸びますか?
こちらはベイトタックル自体のメリットを生かす釣りをしないと釣果に影響しない=全部スピニングタックルでいいじゃんという結果になってしまいます。
例えばベイトタックルのキャスト精度を生かして連続で橋脚際にキャストして柱を全面的に探るとかクラッチを切って流してより橋脚奥に流すとかです。
こういったテクニックを駆使しないと実際ベイトタックルを導入しても意味ないケースもあります。そもそもキャスト精度自体は本人の力量によるところが大きいところも難しい点です。
- どういった感じで持ち運んでいますか?
私の場合だと普通に車のトランクに入れてみたいな感じですね。ロッドキャリーなんかはたまに見かけますね。
- デイゲームが中心なんですが、ベイトタックルは必要ですか?
スタイルにもよりますが、別段なくても支障ないと思いますね。
- イワシパターン
- 鉄板バイブなどを遠投する
などの釣り方がメインの場合はスピニングの方が飛距離が出るのでお勧めです。
河口や岸壁でコノシロを探して打つみたいなスタイルだとベイトタックルの方が使いやすいですね。
こちらはショアジギでの釣果ですね。マグナムペンシルやビッグプラグはベイトタックルでないと扱いづらいです。
直近の傾向的にはデイゲームでのコノシロパターンではスピニングよりもベイトの方が多いですし、私も使いますがベイトの方がメリットがおおいですね。
まとめ
風で使い分けろ!