【改訂版】シーバスの活性が低い時の見極め方と対処法について
今回は「シーバスの活性が低い時の見分け方とポイント移動のコツ」をお送りします。シーバスは活性の高低でポイント移動したり粘ったりといった移動の効率を上げることができるので重要な項目になります。
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シーバスの活性が下がる条件についておさらい!
まずはシーバスの活性が下がる要因を覚えておきましょう。
- 流れが弱い (潮が小潮や若潮、長潮)
- 風がない
- 月明かりが出ている
- 極度に水温が低い、ないし極度に高い
- 澄潮
これらの条件が複合すればするほど活性は低くなります。逆の条件が複合すればするほど活性は上がります。
年間通してみると釣りやすい条件3割、釣りにくい条件が7割程度になる事が多いので覚えておくと良いでしょう。
小潮~若潮にかけても潮の流れがなく活性が低くなる場合があります。上の条件+潮の流れが悪いと余計に活性が低くなってしまうので注意してください。
シーバスの活性が低い時の見極め方を伝授!
- キャストする前に活性を見極めろ!
キャスト前から活性の高低を判断してもいいでしょう。
- 天気が晴れ無風
- 水質がクリアー
上記のこの2つが揃うと活性が低いことが多いので事前に確認して無理に粘らない、ランガンする先を考えておくなどの工夫が必要です。
特に無風で月明かりがある大潮の夜などはけっこう活性が下がる傾向があります。水面が鏡のようになってるとシーバスがいる感じがしない状態になりやすいので注意。
- パイロットルアーで表層を手早く探って活性を判断しろ!
シーバスはナイトゲームであれば、浮いてることが多いので、表層をパイロットルアーで探って活性を判断するのが手っ取り早い手法です。
こちらはブルーブルーエグイドでの釣果ですね。表層に絞ることよってレンジ攻略の手間を省いて探りましょう。レギュラーサイズ以下のシーバスがいれば即バイトも珍しくありません。
100~80前後のミノーを使って、広くキャストして様子を見ると快適に活性を判断できます。
ある程度活性の感じが分かればそこから粘って食わせるか、ランガンして別の活性の高いシーバスを狙うかの2択になります。
私の場合はウェーディングであれば粘る、おかっぱりであれば即ランガンするようにしています。
シーバス低活性チェックリストを活用してくれ!
とはいえ慣れていないとなかなかシーバスの活性の高低を判断するのは難しいです。
なので、下記のチェックリストを使ってシーバスの活性を判断してみるのもよいです。
- 低活性チェックリスト
- 流れなし(小潮若潮長潮)
- 風がない
- 明るい(月明かり)
- 水温が極端に高い低い
- 澄潮
- アングラーが多い
これらの項目が複合すれば確実に活性が低いので、以下を目安にランガンするかを判断してみましょう。
- リストに5項目以上→即移動
- リストに3個ほど該当→ワームやシンペンなどで粘ってみる
- リストに1個ほど該当→普通に釣りをしてみる
こういった感じで判断すればスムーズかなと思いますね。ごくまれにですが、真冬だとすべて条件がそろいます(笑)こうなるとどうやっても釣れないので注意しましょう。
ベイトの有無からシーバスの活性を考えてみるのもアリ!
自分が今いるフィールドのベイトを考えて活性の高低を考えるとよいでしょう。例えば全くベイトがいない場合はシーバス自体もいない可能性があるので上の表で高低を考える必要はありません。
なのでまずはベイトのチェックから行って活性の高低を考えるといいでしょう。
- どういうベイトがいるのか?
- ベイトが逃げたりしていないか?
- ボイルしているかどうか?
などは見極めておきたいです。
ベイトと活性の高いシーバスがいると何かしらベイトに反応があるので、手っ取り早く活性を判断できます。
シーンとしていると基本的にシーバス自体も捕食活動をあまり行っていない活性の低い状態になります。
- ベイトの気配がないとどうなってるのか?
こちらはdeeperで撮影した画像ですが、こうなるとシーバスの活性が低いという問題よりもシーバスそのものがいないのでどうやっても釣ることは不可能になります。
狭い範囲で見るとシーバスはおろか、ベイトそのものがいない状況もあるので注意しましょう。
シーバスの活性が低い時の対処法やルアーセレクトについて
- 低活性時の手っ取り早い対処法はランガン!
無理に活性が低いときにルアーを通しても余計にスレて反応しなくなるだけなので手っ取り早い対処法としてはランガンが挙げられます。
ランガンする際も活性が低いエリアを回るのではなく別河川に移動するなどの移動距離をとったランガンが有効です。
大規模河川や河口なら同じエリアでも上流や下流に下ったりするだけでも効果があるので試してみましょう。
ベイエリアでは、一気に移動して湾頭から堤防に移動したりするのがポイント。中途半端に移動するとそのエリアも水温などの影響で活性が低い場合があります。
- ワームやシンペンを多用してみる
ワームはシンペンはアクションがおとなしく、スローリトリーブや遅いドリフトにも対応できるので低活性のパターンでは多用してもOKです。
特に、水温変化での活性低下に強く冬場では非常に重宝します。
最近ではロデムやVJのようなワーム一体型で対処するのもアリかなと思いますね。
やはりアクション自体はおとなしいので活性が低くてミノーやバイブレーションには出ないけど・・・という時にはつよい選択肢だと思いますね。
あとシンペンはドリフトと組み合わせれば活性の低い棚落ちシーバスも中層のドリフトやボトムドリフトなどで狙うこともできます。
私の場合はシンペンを多用するスタイルで狙っています。シンペンは飛距離がでるのと、ドリフトと相性がいいので河川の活性が低いパターンでは強い選択肢になります。
こちらはシーバスラボオリジナルルアーのセコシンペン125での釣果ですね。バチ抜け以外でも活性が低い時はスリムタイプのシンペンの方がハマりやすくなります。
ルアーのサイズが大きくて太いのは活性が高い時にハマりやすいので、違いを理解してルアーを選ぶのがポイントです。
- テンションフォールなどの下方向の動きを使ってみるのもアリ
活性が低いと全体的にベーシックな等速直線運動に反応しにくい傾向があります。
特にキャストしてただ巻きというの誰でも使うのでスレという意味でもあえて下方向の動きのフォールを使ってみるのもアリです。
低活性の場合はジグや鉄板バイブのリフト&フォールでなくてワームや小型のバイブレーションの軽いものの遅いフォールが有効打になる場合は多いです。
フォールで釣るためのポイントは上リンクにありますが、イメージとしては鈍いシーバスの鼻っ面にかすめるように落とすのがポイント。速すぎると活性が低い時だと食ってこない場合も多いので注意が必要。
シーバス低活性Q&A
- 低活性の時は何をやったらいいのか?
基本的にルアー釣りでは活性が低い時は遅い釣りをやれば問題ないです。例えばドリフトやただ巻きのスローリトリーブなどです。
逆に中途半端に早く巻いたり、活性が高い時用のルアーを使うと火に油なので注意。
- 活性が低くてルアーを見切ってくるのか、スレてルアーを見切ってくるのか?
両方あると思いますね、例えば人気ポイントなどで何かしらシーバスの活性が低い条件が重なると当然シーバスはいてもすれていて活性が低くてルアーに反応しないというケースもあります。
何が原因で見切ってくるのかは不明ですが、活性の要素も大きいと思いますね。あと活性について補足ですが、一般的な尺度では低いor高いで判断していることが多いですが、実際活性が普通の時もあると個人的に思っています。
興味がある方は上記リンクも参考にしてください。
- 低活性に強いミノーはありますか?
基本的にシーバス向けのミノーはウォブンロールなので、ある程度のスピードまで落とせばアクションがかなりおとなしくなり、低活性のシーバスにも対応しやすくなります。
逆にハチマルやラパラなどの強ウォブリングでは低活性に対応するのが難しくなってくるので、ジャーキングのダートや早巻きでスイッチを入れるほうがいいでしょう。
- 水質などでシーバスの活性は下がりますか?
さがりますね、しかしながら、シーバスはチヌ、ボラと同様に水質汚濁には相当強く激どぶ川でも釣れるのでそこまで意識しなくても釣ることは可能です。
しかし、赤潮や青潮となると話は別で全く釣れなくなってしまうので夏場などは海のコンディションをチェックしながら釣りをする必要があります。
あとシーバスは水質汚濁や異常水温に強いのですが、肝心にベイトフィッシュがそれらに非常に弱いです。特に最近は異常気象で水温もおかしいので、以前回遊してきたベイトがいなくてシーバスもいないなんてこともあるので注意。
まとめ
シーバスの活性が低い時の条件を照らし合わせながら移動するか粘るかを考える。速い釣りで釣れるシーバスは釣られている事が多いのでローコン時にプレッシャーがかかっている場合は遅い釣りや中層ボトム付近などの選択肢で探っておくとよい。
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- サブスク会員限定 上流側からの橋脚のトレースコース例について
- サブスク会員限定 橋脚下流側のトレースコース例
- 質問コーナー ルアーの頭を下向きにしたまま橋脚に送り込むドリフトについて