シーバス 場荒れ対策のやり方とスレ対策との違いについて 

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スレ対策と場荒れは似て非になるもの

最近はスレに対する考えも浸透しており、スレ対策を意識しているアングラーが増えましたが、未だに多いのが・・・

  • スレと場荒れを混同している

これが多いですね。両者ともにシーバスのルアーに対する反応が悪くなるので混同しがちですが対処法が全く違うので注意が必要です。

スレた時のシーバスの反応

ルアーに対して反応自体は悪いがきっちりやれば釣れることが多く、慣れていれば釣ること自体は難しくない。

ルアーチェンジやカラーチェンジなどテクニック的な面で解決することが多い。

 

場荒れした時のシーバスの反応

ルアーに対して反応しないというか沖に逃げるか、完全に警戒して食う可能性がほぼ0となる。(イメージとしては野良猫を驚かすと逃げて完全に出てこなくなる感じ)

ルアーチェンジや各種テクニックを使用してもほぼ効果がなく何やってもダメ状態になりやすい。というか根本的な解決は移動しかない。

  • 場荒れした際は移動するか数時間ポイントを休ませるほかない点に注意

スレ対策は慣れていれば割と簡単に効果が出て釣ること自体は難しくないですが・・・場荒れは厄介でシーバス自体が警戒しているので捕食行動自体をやめて逃げることが多く釣るのが実質不可能になってしまいます。

場荒れさせている時の実釣例

こちらはバチ抜け時の釣果ですが、この釣果自体は別に場荒れやスレ対策自体は関係ないのですが対岸が場荒れしまくりだったので場荒れが起こる例を紹介します。

  1. 対岸でアングラーがバチ抜けしているかどうか調べるために川全体をライトで照らしだす(この時点でかなり警戒度は上がる)
  2. 当然照らしまくったのでシーバスの反応は悪いので釣れない→移動
  3. 別のアングラーがくるがライトで照らしまくっていたのは知らないので釣りを続けるが釣れない→移動
  4. 他のアングラーが同様に・・・

こんな感じで対岸はまあまあひどく場荒れしていました。

2時間ぐらいの実釣でしたが4~5人ぐらいは同様に来ては移動だったのでこうなるとスレを通り越して場荒れしているので如何にうまくやっても釣るのは難しいですね。

というか最初のライト照射で劇的に難易度は上がってます。(多分ですがライト照射時点である程度賢い大型のシーバスは確実に釣れなくなると思われます)

でそのあとこっちのデジカメのライトを見ていた最初のライト照射アングラーがこっち側にきましたが、この頃だとこっち側は私がある程度釣ってたのでスレていて当然釣れない…みたいな感じですね。

こんな感じで入れ替わり立ち代わりで場荒れしているポイントが非常に多いので現状がスレているのか、場荒れしているのかを把握してないとルアーチェンジやドリフトなどをやっても意味ないケースが多くあるのでスレたのか?場荒れしたのか?をはっきりさせておく必要があります

非常に場荒れしやすいマクロなポイント

  • 橋脚 
  • 足場がよい堤防とくに壁打ち
  • 常夜灯 影が映りやすいので
  • デイゲームの壁打ち こちらも日光からの影が映りやすい
  • シャロー (ウェーディングも含む)

こういった場所ですね、やはり足場がよい場所やウロウロしやすい場所が場荒れしやすいので注意が必要です。

あと地味に注意したいのがウェーディングですね、深夜で河川でシャローだと大型が入っていても全然おかしくないので入る時はじゃぶじゃぶやらない先にキャストして探ってから入るなどをした方がいいでしょう

あと注意が必要なのがライト照射マンでどこの釣り場にも必ず出没しますからいたら素直に移動したほうがいいでしょう(笑)

※ランディング時や足場が悪いところでライトを照らすのは安全維持で良いのですが自分が投げる場所や意味もなく水面を照らしてやたらベイトを調べようとする人が問題です。ひどいとヘッドライトつけっぱなしの人も・・・

場荒れした時の移動以外の対処法

  • キャスト精度で差をつける

これはシンプルかつ有効なテクニックですね、ようは場荒れしてないところに放り込めばよいだけなのでキャスト精度で橋脚の奥に入れ込むとか、ドリフトで流し込んで橋脚の側面を這わすように流すとかですね。

実際かなり有効で場荒れしてない=スレてないことがほとんどなのでうまく通せれば普通に釣れます。

ここで注意して欲しいのが沖=場荒れしないので沖に飛ばすという発想ですね。これは確かに有効なのですがそれはベイトがいてシーバスもいる、過去に飛ばして何度も釣ったことがあるというのが前提です。

特にナイトゲームだと浮いていて近くにいることがほとんどなのでやたら遠投しても意味ないポイントも多いので注意が必要ですね。川幅50mとかだと普通に突き抜けて飛ぶので飛ばすのにも限界があります。

こちらはジョイント系のビッグベイトでの釣果ですね、ジョイント系だと飛んで30mぐらいなので飛距離が自体が出せません。なので橋脚に送り込んでラインを放出して流すとか、橋脚に沿うように着水させるとかが重要です。荒業だとダウンで70mぐらいラインを放出して超長距離をドリフトさせたりもできます(笑)

場荒れQ&A

  • バイブレーションは場荒れすると聞いたのですが・・・

しますね、厳密にいうと場荒れというかプレッシャー与えすぎるというかんじですね。なのでシーバスラボラトリーでは朝マズメやデイゲームを除けばあまり推奨してないです。

もちろんナイトゲームでも十分バイブレーションで釣ることは可能ですが、スレ対策がしにくいのとドリフトができない(これも軽いのであれば十分可能)のであまり推奨はしてないです。

あと他にも・・・

  • トップウォーター全般
  • ミノーをぐりぐり巻く
  • ビッグベイト全般

なども非常に場荒れしやすいのでごり押ししないようにしましょう。

やはりシンペンか過度に動きすぎないミノーのドリフトが年がら年中釣れてスレ対策もしやすいのでおススメです。安定感もありますしね。

  • 場荒れしにくいサーフや磯はどうでしょうか?

場荒れしてない場所が多いので正解ですが・・・次はマジでシーバスがいない場合があるのでこんどはそっちが問題になりますね。

サーフだとまだ移動できますが渡船を利用した沖の磯などは磯替えもできるっちゃできますが・・・まあ実質移動できないのでいないと完全に釣るのは不可能です。

こちらはヒラスズキの釣果ですが、これもいたので釣れただけの話であっていなきゃ釣れないです。あとデータを十分とれば高確率でいるいないなどは分かりますが、危険度や費用面を考えると磯ヒラ自体がおススメではないですね。

  • 沖堤防は場荒れしてますか?

時期と時間帯によりますが・・・最近はショアジギの流行やコロナの影響もあって都会の人気な沖堤防などは場荒れしてると思いますね。

沖堤防もベイエリアや河口と同じように年がら年中釣るのは可能だと思いますのであまりに人が多くてヤダって時は利用するのもアリかなとは思いますが、別に無理に渡船でいかなくても普通に釣れますし、まあ行きたきゃいくでよいのではないでしょうか?

  • 人が多すぎて場荒れして嫌なのですが・・・対処法はありますか?

まあしょうがない部分ではありますが、自分が場荒れしないようにやってても前に入った人がめちゃくちゃだとこっちが気をつけててても釣れないですからね。

上の記事でも書きましたが、人気ポイント=釣れるわけではないのでそのポイントに固執しすぎないようにするのがいいかもしれませんね。

あと人が多いタイミングに無理に行く必要はないのでそこを避ければよいと思います。例えば・・・

  • SNS拡散などでぶわーッと来たら行くのをやめる
  • 大潮満潮時を避ける
  • 土日金曜祝日を避ける

今は以前よく行っていたどぶ川やベイエリアをほとんど行ってなくてYouTubeや取材などでよくとり挙げられている超有名人気都市型河川でやってますが、上のようなタイミングを避ければそこまで人はいないですし、場荒れも多少してますがまあその分シーバスのストックも多いのでポイント開発をよくやった分人がいれば素直に移動しますしで特に困ってないですね。

  • 場荒れしたらどれぐらいポイントを休ませたらよいですか?

だいたい1~2時間ぐらいほっておけば復活?することが多いですね、しかし、昨今コロナの影響でアングラーが激増しているので休ませている時に入ってこられて無理にゴリゴリやられるとまた元に戻ってしまいます。

2020から都市型河川でやることが多いのですが、理由があって広いので密集しなくてすむ、場荒れしてもポイント開発しているのですぐに移動できるなどで以前はよくやっていたベイエリアや地元のどぶ川はほとんど行ってないですね。

特にショアジギなどの延長で深夜にベイエリアが混み過ぎているときもありほとんど行ってないです。普通に足元を狙ったら60や70も割と簡単に釣れることも多いですがさすがに大人数で横一直線に並んで遠投しまくるみたいなやり方で足元が荒れると全く釣れなくなってしまいます。

実際ショアジギの方も話をよく聞いてみたら釣れるのは釣れるらしいんですがコノシロやイワシがいないと1ヶ月に一回も釣れないことも多くあるようです。そもそも無理して遠投するようなポイントではないのですが・・・

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