【最新版】初心者向けの河口や河川のレンジ攻略のやり方
今回は「シーバス 河口のレンジ攻略について」をお送りします。河口はベイエリアに比べ浅いのでレンジ攻略はシンプルで済みますがその分ベイトと絡めて狙わないといけないので難しい部分もあります。かなり重要な項目なので参考にしてみてください。
Contents
河口や河川でシーバスを釣るためには表層の細かなレンジが重要!
河口はベイトに着いたシーバスを狙う事がほとんどなので表層付近を細かく刻む必要性があります。
水深が浅い分シーバスに追い詰められてベイトが上に上がりやすいのが原因です。特にイナッコやイワシがベイトの場合はほぼ上のレンジを攻める事が多くなります。
さらに流れがあるのでドリフトでどれぐらいのスピードがハマるのかを確認しながらレンジを刻む必要があるのでベイエリアよりやや難しくなる傾向があります。
特に70UP以上の大型シーバスは細かくルアーのレンジや流すスピードを当てて行かないと食わないので難しいです。逆に50以下のフッコなどはベイトに着いているので活性が高くあまり気にしなくても釣れる事が多いです。
レンジ攻略がうまくいっていてもやはりドリフトのやり方が微妙だとあまり釣れないのでまずはドリフトがしっかりできてうまく流せるようになってからレンジ攻略を行うようにしましょう。
ベイトが確認できる場合のみレンジ攻略しよう
河口はベイトが一番重要なので目で確認して水面にベイトの挙動があるかどうかを見つつレンジ攻略をすれば格段に釣れる率が上がります。
したがってベイトの影がない場合はポイントを移動するかレンジ下げてみてベイトにルアーが当たる感覚を探す必要があります。
シーバスだけでなくベイトにも活性の概念があり水温や時期で泳ぐ層が変動します。冬になると水面下1m以下に群れていたりする場合も多くあります。(※上記の画像はディーパーで撮影したものです)
こういった変化ははた目から分かりにくいのでしっかり丁寧に探せば大型シーバスが着いている事が多いので逆にチャンスにもつながります。
このように河川や河口では時期やタイミングによっては何も映らない=何もいないという感じになることがあります。
こういったタイミングでレンジ攻略してもそもそもシーバスがいないので釣れるわけがないという感じです。
- ベイトがたくさんいる
- ざわざわしている
- 逃げている
特にビギナーの方は気配がないタイミングで粘ったりしてしまう時があるので、最低限ベイトの姿が見えるという状態でレンジ攻略していきましょう。
ルアーサイズをマッチザベイトさせてからレンジ攻略!
河口や河川でレンジ攻略はベイトにサイズを合わせてレンジ攻略をした方が断然確率が高くなります。
こちらはシーバスラボオリジナルルアーの沈下式イナ棒160での釣果ですね。イナッコやボラにシルエットや表層のレンジを合わせた大型シーバス向けのシンペンです。
上記の通りある程度ベイトに寄せてからレンジ攻略しないとそもそもバイトがない場合も多いです。
特に大型シーバスは特定のベイトを執拗に狙う傾向があるので注意が必要です。
- バチ抜け→ばちっぽいシンペン
- イナッコパターン→8~10㎝前後のミノー
こういった感じであらかたのベイトに合わせておいてレンジ攻略すると格段にバイト率が上がるので覚えておきましょう。
あともう少し補足するとマッチザベイトできてない状態でドリフトをしつつレンジ攻略すると劇的に時間効率が悪くなってしまう場合もあります。
河川のシャローはレンジ攻略はしなくてよいので注意!
水深が50cmを切るようなシャローでレンジを刻むと根がかりしてしまうので攻略はほとんどしなくてもよいです。
50cmを切るとリップレスミノーでも少し巻いてしまうと底に突き刺さってしまうからです。
こういったシャローは水面+やや水面下のみを探るのがおススメです。
こちらはシャローエリアでの釣果ですね。アーマジョイントは表層系のフローティングのビッグベイトです。無理に浅いエリアでレンジ攻略すると根がかりを何度も繰り返してしまう恐れがあるので要注意。
特に50㎝を切るエリアでは上記の通り水面下と水面だけで十分釣れます。
こちらはアマゾンペンシルでの釣果ですね。
トップ系は沈まないのでそもそもレンジ攻略できない=根掛などのトラブルがないとも取れます。シーバスの活性が上がるタイミングではトップ系でシャロー攻略するのも有効です。
河口のレンジ攻略のポイント ベイトの上か下かが重要
基本的に河口はシーバスはベイトの下にいるか、ベイトが流されてきて簡単に食えるような場所にいることが多いです。なのでレンジ攻略する時はベイトの近くを通してシーバスが反応するラインを打つ必要があります。
- ベイトの上側からアプローチするパターンについて
ルアーを目立つカラーか波動が強めのルアーにチェンジしてベイトの上側か紛れ込ませるように流します。
- ベイトの下側からアプローチするパターンについて
シーバスがやや消極的になっている場合はベイトの下側を通すようしましょう。こういった場合はボイルなどがほとんど起こらないのでシーバスがいるかどうかも重要な要素になります。
スタンダードに攻める場合はシンキングのリップ付きミノーやリップレスミノーでやや巻きつつ水を噛ませて流すと良いでしょう。
少し沈めたり浮かせたりの微調整が重要なのでそういった操作が容易なシンペンやワームが有効なレンジです。
長くなってきたのでまとめると・・・
かなり長くなってきたのでまとめると・・・
- 表層ないし水面のレンジ攻略に徹底
- ベイトの位置を予め絞り込む
- マッチザベイトさせてからレンジ攻略
- ベイトの上か下かで食うまでレンジ攻略
こういった感じでやるとかなりヒット率は高くなります。以前のとりあえず表層という古いやり方よりも格段にヒット率はあがるので是非とも試してみてください。
河口のレンジ攻略Q&A
- 中層やボトムはレンジ攻略しなくて大丈夫ですか?
はい、基本的には表層のみで通年釣れて大型シーバスも十分釣ることができるので無理に中層やボトムを探る必要はありません。
こちらでも書きましたが、シーバスそのものは下にして上を通るベイトを襲うので特に水深が全体的に浅い河口や河川ではよりその傾向が強くなります。
一応シンペンを使えばボトムドリフトで大型シーバス狙いもできますが、難易度が高いのであまりおすすめではありません。
状況が良いと普通の表層のドリフトのみで釣ることができるので要注意です。
こちらはブルーブルーエグイド90での釣果ですね。エグイドのようなシャロー系のミノーもできればロッドを立ててドリフトさせるとよいでしょう。こちらも変にぐりぐり巻いて中層を探ると根掛してしまいます。
- 水面とありますが、これはトップ系で攻略するのでしょうか?
いいえ、トップ系はシーバスには有効なのですが、近年ではデイゲームのコノシロパターンや朝まずめの極度に活性が高い状態で使うことが多いです。
なので、あくまで通常の状態で水面を攻略する場合はウェイク系ミノーなどを使って攻略するようにしましょう。
クロスウェイクやウェイキーなどサザンカなどが該当します。
他にもマニックのような水面系のシンペンも非常に有効で、バチ抜けやベイトが水面を泳いでいる時に好反応でシーバスの活性が低い時にも使いやすいので私はそちらをメインで使用しています。
ちなみにマニックなどはI字形と呼ばれています。
- レンジ攻略する際はすべてドリフトするのですか?
そうです。マッチザベイトさせてドリフトさせてレンジ攻略という流れにしないとルアーの移動スピードや移動する位置の関係上かなり見切られやすくなります。
特にレンジ攻略のみに意識を割かれすぎてミノーを速く巻いてしまったりすると大変で全く釣れない、釣れても次回は全くという感じになります。
特にナイトゲームでは絶対ドリフトするようにしましょう。あと流れがほとんどないような河川ではスローリトリーブでゆっくり巻いていくのがポイントです。
- 何㎝前後で刻むのですか?
私の場合であれば、30㎝前後を基準に水面下、水面下30㎝前後、水面下60㎝・・・という感じでベイト付近をじっくり刻むことが多いです。
難しいようであればベイトにゴツゴツ当たる感じをキープしつつ巻けばとりあえずはOKなのでやってみてください。
一応補足すると細かく刻んだ方が当たった時に係りが深くなる傾向があります。
シンペンをよく使うのは刻みやすいからという理由で使っているのもありますね。うまくいくと上記のようにフロントにがっつりかかる感じになります。
- シンキングミノーでレンジ攻略するのはアリですか?
やや微妙です。シンペンに比べるとやりやすい分リップの潜航深度の関係上レンジが固定されやすいというデメリットもあります。
足場が高いようなら使ってみてシャローや水深が2mないような場所なら根がかりするかもしれないので使わないようにしましょう。
こちらはハチマルマグナム+1での釣果ですね。プラスワンはDDなのでドリフトで使えば足場にもよりますが2m前後の深いラインを探れます。
しかしながら、上記釣果も特殊な状況で使ったのでメインは表層です。下手に中層やボトムをつつくとろくなことがないので要注意です。
まとめ
ルアーをマッチザベイトさせてドリフトさせながらレンジ攻略する。ベイトが居ないとシーバスが居ない可能性も非常に高くなるので事前のリサーチや目で探すなどの工夫が必要。特にドリフトがうまくできていないとレンジが合っていても釣れない場合が多いので注意。